右手の形とタッチについて
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右手の形とタッチについて
こんにちは。
皆さんにお聞きしたいのですが、右手の形はどうやって決めていますか?
教則本などは、弦に直角に向けると書いてあるのもあれば、やや斜めにするというのもありますし、一定していません。
もちろん、個人個人の手の大きさや形にも違いがあるので一概には言えないのでしょうが、僕の場合右手の形が固まらない為、
当然タッチも固まらず、非常に苦労しています。
皆さんの中で、こういう試行錯誤の上、こういう形に行き着いたとか、こういう方法で自分の右手の特性が分かると言った方がいらっしゃいましたら、是非教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
皆さんにお聞きしたいのですが、右手の形はどうやって決めていますか?
教則本などは、弦に直角に向けると書いてあるのもあれば、やや斜めにするというのもありますし、一定していません。
もちろん、個人個人の手の大きさや形にも違いがあるので一概には言えないのでしょうが、僕の場合右手の形が固まらない為、
当然タッチも固まらず、非常に苦労しています。
皆さんの中で、こういう試行錯誤の上、こういう形に行き着いたとか、こういう方法で自分の右手の特性が分かると言った方がいらっしゃいましたら、是非教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
dekapi- 投稿数 : 15
Registration date : 2010/01/22
Re: 右手の形とタッチについて
これには色々な考え方があります。
かつては弦に手のひらを直行させ、弦に直角方向に弾弦する奏法でした。
これにも弦に対して斜めに指を寝かしたりする弾き方(セゴビアが代表例)があります。
利点としては指の力が最小限で弾弦できる事ですが、音質の点で難点がある他、手首を不自然に曲げる必要があります。
最近は弦に対して手のひらを斜め方向に構える奏法が主流だと思います。
これの利点はまろやかな音質を得られやすいこと。
また手首を不自然に曲げることが少ないので、
負担の軽減とともに親指を基点としたポジショニングをしやすい事。
これにも弦に対して斜めに指を寝かすタッチがあります。
私は、後者でかつ指を少し寝かすようなタッチにしています(当然爪の削り方も対応した物です)。
ですので弾弦方向は弦に直角にはならないです(a指は別)。
ピアノを弾くときに基本姿勢を習います。
両手の平の中に卵をひとつ包んだ感じで力を抜いた自然な形というもので
これはギターも同じだと思っています。
如何に無駄な力を入れずに、指の自由度を確保して弾弦できるかを考えると当然この形になります。
尚、これは左手にもいえることです。
私は左手に慢性疾患を抱えていますので、長年の間負担の少ない奏法というものを探していました。
その中で自分の納得できる音質が得られるフォームとタッチが現在のものです。
ただし、芯のある太い音を出すにはそれなりのエネルギー(指の力)が必要となります。
ですので当初は右指にそれまでにない負担がかかり
指の関節に痛みが出たり、右腕や肩が痛かったりと半年ほど悩みましたが
続けて行くうちに解消しました。
これは年齢とブランクによる弱体化も影響していたと思います。
以上ご参考まで
かつては弦に手のひらを直行させ、弦に直角方向に弾弦する奏法でした。
これにも弦に対して斜めに指を寝かしたりする弾き方(セゴビアが代表例)があります。
利点としては指の力が最小限で弾弦できる事ですが、音質の点で難点がある他、手首を不自然に曲げる必要があります。
最近は弦に対して手のひらを斜め方向に構える奏法が主流だと思います。
これの利点はまろやかな音質を得られやすいこと。
また手首を不自然に曲げることが少ないので、
負担の軽減とともに親指を基点としたポジショニングをしやすい事。
これにも弦に対して斜めに指を寝かすタッチがあります。
私は、後者でかつ指を少し寝かすようなタッチにしています(当然爪の削り方も対応した物です)。
ですので弾弦方向は弦に直角にはならないです(a指は別)。
ピアノを弾くときに基本姿勢を習います。
両手の平の中に卵をひとつ包んだ感じで力を抜いた自然な形というもので
これはギターも同じだと思っています。
如何に無駄な力を入れずに、指の自由度を確保して弾弦できるかを考えると当然この形になります。
尚、これは左手にもいえることです。
私は左手に慢性疾患を抱えていますので、長年の間負担の少ない奏法というものを探していました。
その中で自分の納得できる音質が得られるフォームとタッチが現在のものです。
ただし、芯のある太い音を出すにはそれなりのエネルギー(指の力)が必要となります。
ですので当初は右指にそれまでにない負担がかかり
指の関節に痛みが出たり、右腕や肩が痛かったりと半年ほど悩みましたが
続けて行くうちに解消しました。
これは年齢とブランクによる弱体化も影響していたと思います。
以上ご参考まで
remains- 投稿数 : 813
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13
Re: 右手の形とタッチについて
remains様。
返信を頂きながら、お礼が遅くなり申し訳ありません。
おっしゃることは、1つ1つ”なるほど”と納得させられます。
右手の形が固まらなければタッチが固まらず、タッチが固まらなければ爪の形も固まらないといった悪循環に陥っているので、
非常に為になるご意見でした。
やはり基本は弾いていて楽な形。指が自由に動きやすい形って事ですよね。
ご意見を参考にしながら、もう少し模索してみます。
ありがとうございました。
返信を頂きながら、お礼が遅くなり申し訳ありません。
おっしゃることは、1つ1つ”なるほど”と納得させられます。
右手の形が固まらなければタッチが固まらず、タッチが固まらなければ爪の形も固まらないといった悪循環に陥っているので、
非常に為になるご意見でした。
やはり基本は弾いていて楽な形。指が自由に動きやすい形って事ですよね。
ご意見を参考にしながら、もう少し模索してみます。
ありがとうございました。
dekapi- 投稿数 : 15
Registration date : 2010/01/22
セゴビア(タレガ〉スタイルです。
>弦に対して斜めに指を寝かしたりする弾き方(セゴビアが代表例)があります。
利点としては指の力が最小限で弾弦できる事ですが、音質の点で難点がある他、手首を不自然に曲げる必要があります。
音質の点の難点とは、よくわかりません。
手首は不自由にならない程度で良いとおもいますよ。
指をバタバタと動かすことは無いし、指の力で弾くわけではないですよ。
利点としては指の力が最小限で弾弦できる事ですが、音質の点で難点がある他、手首を不自然に曲げる必要があります。
音質の点の難点とは、よくわかりません。
手首は不自由にならない程度で良いとおもいますよ。
指をバタバタと動かすことは無いし、指の力で弾くわけではないですよ。
Re: 右手の形とタッチについて
ここは、dekapiさんのスレッドですが
参考になると思いますのであえてkimi-hauser644さんにお答えいたします。
まず、弦に対して垂直(直角方向)に弾弦することは弾弦時の力を最小に出来る事は理解できると思います。
それとは別に、爪の当て方(指先)やリリース(爪の上を弦を滑らせ、離弦する)の仕方が音質を決定して行きます。
そして、弦に直角に指が動くことを保障する為かつては、手首を曲げて弦に直角になるようにしていました。
しかし弦に直角にすることは爪と弦が平行になりがちで、良い音は出にくいタッチになりやすいのです。
良い音を出し、音質を自在にコントロールするには、接弦は指の親指よりの端側(肉の部分)から徐々に爪に触れ
爪の先端を弦が滑って行き、リリースされるのがいいと思っています。
ですが弦に対し手を直角にしていると、たとえ、指を斜めに寝かし気味にしても、このような發弦動作が困難になります。
(以上は個人的な指や爪の形態の差異があることは言うまでもありません)
ですので最近は「手首は不自由にならない程度」である、手首をあまり曲げない(弦に対し斜め)スタイルが主流です。
このスタイルでも、ima各指はそれぞれが並行に動くわけではないので
例えばa指を直角にあたるように調整しても他の指は弦に対して斜めに弾弦することになります。
ということは現代では、直交弾弦にあまりこだわっていないということがいえます。
又音質の点では斜めにすることで、爪からの雑音を減らし、かつまろやかな音だしが容易になり
ちょっとした角度で爪だけで弾くことも、指だけで弾くなどのコントロールがしやすくなります。
それと弾弦には指の力(何を以って指の力と言っているのかは不明ですが)が必要です。
参考になると思いますのであえてkimi-hauser644さんにお答えいたします。
まず、弦に対して垂直(直角方向)に弾弦することは弾弦時の力を最小に出来る事は理解できると思います。
それとは別に、爪の当て方(指先)やリリース(爪の上を弦を滑らせ、離弦する)の仕方が音質を決定して行きます。
そして、弦に直角に指が動くことを保障する為かつては、手首を曲げて弦に直角になるようにしていました。
しかし弦に直角にすることは爪と弦が平行になりがちで、良い音は出にくいタッチになりやすいのです。
良い音を出し、音質を自在にコントロールするには、接弦は指の親指よりの端側(肉の部分)から徐々に爪に触れ
爪の先端を弦が滑って行き、リリースされるのがいいと思っています。
ですが弦に対し手を直角にしていると、たとえ、指を斜めに寝かし気味にしても、このような發弦動作が困難になります。
(以上は個人的な指や爪の形態の差異があることは言うまでもありません)
ですので最近は「手首は不自由にならない程度」である、手首をあまり曲げない(弦に対し斜め)スタイルが主流です。
このスタイルでも、ima各指はそれぞれが並行に動くわけではないので
例えばa指を直角にあたるように調整しても他の指は弦に対して斜めに弾弦することになります。
ということは現代では、直交弾弦にあまりこだわっていないということがいえます。
又音質の点では斜めにすることで、爪からの雑音を減らし、かつまろやかな音だしが容易になり
ちょっとした角度で爪だけで弾くことも、指だけで弾くなどのコントロールがしやすくなります。
それと弾弦には指の力(何を以って指の力と言っているのかは不明ですが)が必要です。
最終編集者 remains [ 2011-05-09, 6:47 am ], 編集回数 1 回
remains- 投稿数 : 813
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13
Re: 右手の形とタッチについて
私は最近右手をやや斜めにした形にしています。やはりまろやかな音質になりますね。
問題になるのは、例えば下降スケールで1弦をiでひいた後、2弦をmで弾くのが難しくなることです。適時運指を変えて、例えばあらかじめ1弦をiではなくてaで弾いてmにつなげる、あるいはスケールはm、aで弾いてmから下弦に移る時だけiを使うなどといろいろ考えていますが…これは何度も練習して指に覚えさせなければなりません。左手の運指はじっくりと考えてかなり楽譜に書き込むようにしています、右手に関してはできればあまり考えずに自然に出てくるようになればいいのですが、この逆クロスのときにどうも不安定感があるのです。やはりシステマティックにⅰ、mに慣れるべきでしょうか。皆さんはどうしていますか?
問題になるのは、例えば下降スケールで1弦をiでひいた後、2弦をmで弾くのが難しくなることです。適時運指を変えて、例えばあらかじめ1弦をiではなくてaで弾いてmにつなげる、あるいはスケールはm、aで弾いてmから下弦に移る時だけiを使うなどといろいろ考えていますが…これは何度も練習して指に覚えさせなければなりません。左手の運指はじっくりと考えてかなり楽譜に書き込むようにしています、右手に関してはできればあまり考えずに自然に出てくるようになればいいのですが、この逆クロスのときにどうも不安定感があるのです。やはりシステマティックにⅰ、mに慣れるべきでしょうか。皆さんはどうしていますか?
giuseppe- 投稿数 : 107
Age : 74
所在地(Location) : milano
Registration date : 2008/11/27
右手の逆指について
giuseppeさんこんにちは。
ここは、dekapiさんのスレッドですが
右手のタッチとフォームに関することなのでdekapiさんにはお許しをいただいて
giuseppeさんにお答えいたします。
問題なのは右指の運指での逆指(1弦をiで弾いた後2弦をm、2弦をmで弾いた後1弦をiで弾く等)の対処についてですが
おっしゃっているように、事前に検討して逆指をなくす運指にする事は常套手段ですが
音形上どうしても逆指を使わなければならないフレーズというのは存在します。
裏技的運指としては、下降の場合、iを続けて使用することがあります。これも練習次第では実用になります。
ですが最善の策としてやはり「システマティックにⅰ、mに慣れる」のが良いと思います。
とはいっても、逆指しやすいフォームというものがありますので
今のフォームが逆指しにくいものだとすると、無理な練習がかえってフォームを不安定にすることがあります。
具体的練習方法の一つとして、タルレガの練習曲のなかに逆指を練習するものがあります。
これではなくともスケールや普通の練習曲であえて逆指になるような運指で弾く練習が考えられます。
右手のフォームですが、各指を伸ばし気味(表板に対して上から直角気味)のフォームですと指が大きくばたつく可能性があります。
指を丸めて曲げ卵を包み込むようなフォーム(表板に対しては直角にならない深い角度になります)であると、指の自由度(伸ばすときの余裕)が確保されて弾きやすいと思います。
とにかく、どういった方法でも練習する価値はあると思います。
がんばってくださいませ。
ではでは。
ここは、dekapiさんのスレッドですが
右手のタッチとフォームに関することなのでdekapiさんにはお許しをいただいて
giuseppeさんにお答えいたします。
問題なのは右指の運指での逆指(1弦をiで弾いた後2弦をm、2弦をmで弾いた後1弦をiで弾く等)の対処についてですが
おっしゃっているように、事前に検討して逆指をなくす運指にする事は常套手段ですが
音形上どうしても逆指を使わなければならないフレーズというのは存在します。
裏技的運指としては、下降の場合、iを続けて使用することがあります。これも練習次第では実用になります。
ですが最善の策としてやはり「システマティックにⅰ、mに慣れる」のが良いと思います。
とはいっても、逆指しやすいフォームというものがありますので
今のフォームが逆指しにくいものだとすると、無理な練習がかえってフォームを不安定にすることがあります。
具体的練習方法の一つとして、タルレガの練習曲のなかに逆指を練習するものがあります。
これではなくともスケールや普通の練習曲であえて逆指になるような運指で弾く練習が考えられます。
右手のフォームですが、各指を伸ばし気味(表板に対して上から直角気味)のフォームですと指が大きくばたつく可能性があります。
指を丸めて曲げ卵を包み込むようなフォーム(表板に対しては直角にならない深い角度になります)であると、指の自由度(伸ばすときの余裕)が確保されて弾きやすいと思います。
とにかく、どういった方法でも練習する価値はあると思います。
がんばってくださいませ。
ではでは。
remains- 投稿数 : 813
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13
Re: 右手の形とタッチについて
システマティックにi,mで … やはりこれですね。しばらく練習して慣れてきました。
ちなみに、私は、弦から離れたところから指を動かし表面版の方向に垂直にたたくような動作でその動きの通過中に弦に触れているような感覚で弾いています。(消音、スタッカートは別として)
これはプランティングの理論と正反対なのですが、何かプランティグについてよく説明してある記事などはあるでしょうか?
ちなみに、私は、弦から離れたところから指を動かし表面版の方向に垂直にたたくような動作でその動きの通過中に弦に触れているような感覚で弾いています。(消音、スタッカートは別として)
これはプランティングの理論と正反対なのですが、何かプランティグについてよく説明してある記事などはあるでしょうか?
giuseppe- 投稿数 : 107
Age : 74
所在地(Location) : milano
Registration date : 2008/11/27
失礼します。
僕も独学なので右手にフォームを悩んでいました。
参考になりました。
ありがとうございます。
参考になりました。
ありがとうございます。
ベスト- 投稿数 : 7
Age : 41
所在地(Location) : 岡山県
Registration date : 2015/02/18
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