桜井正毅1994年製 Standard Model

皆さんこんにちわ。御無沙汰してます。

昨年末にオーストラリアのギター仲間から桜井師匠の94年製Standardのネット購入を頼まれました。発売当時は30万のモデル
です。ヤフオクで競って7万ちょっとで落とせました。





トップは松で薄くベアクロウが入ってます。胴と裏はローズウッド、ネックはセドル、指盤は黒檀です。内部は扇状の力木じゃ
なくて格子状に7本入ってます。トーレス以降扇状が主流になってますが格子は珍しいですね。ロマン型や初期のヤマハには結構
使われてたし最近の製作者は網目状のも作ってます。河野ギターを学び御自分のブランドを確立された桜井師匠は実に御立派です。

非常に程度が良く添付の登録証を見ると94年に生まれて代理店の銀座山野楽器に嫁いでます。翌年のクリスマスにオーナーの
手に渡ってます。打ち身、すり身、歪みは全くありません。音は？そうですね。おぼ子です。全然弾き込まれてない。低音はパワ
ーもあるし全体のバランスも良いです。

父親の桜井師匠にお願いすると快く健康診断を引き受けて頂きました。親元でも全く問題なし、但しvirgin soundsです。
オーストラリアは日本と気候が逆転しますが南部のメルボルンだから然程日本と変わらないと思います。順調に生育するのを
期待してます。この子は河野・桜井ギターファン・クラブでは最初の豪州会員になります。下手なサンプルで御容赦の程を。

いつものカルカッシ・エチュード

ロシアの調べ

Regates by Yvon Demilac

Whooper 拝　

無事にメルボルンに届きました。桜井師匠からDVD頂き登録証にサイン貰ってます。向こうは今真夏で連日30度を越えるそうです。
到着した晩は温度差にびっくりしたのか指盤が少し収縮したそうです。けれどもその程度で負ける子ではありません。翌朝になると
環境に慣れました。

　whooperさんご苦労様です。
　南半球に渡った桜井ギターがどんな音を響かせるのか楽しみですね。
　順調に育って行くことを願っています。
　お疲れ様でした。