schubert の Adieu の原曲わかりますか？

churarin です。

Tarrega 編曲のschubert の Adieu という曲があるのですが、
この原曲の作品番号わかる方いらっしゃいますでしょうか？




なにしろシューベルトの作品は数多く、まだ見つかってません。
ギターの作品は、出典が明記されてないことが多く困ります。

　churarinさん御無沙汰です。
　シューベルトは千曲を越える作品を残していますが、偽物とか消失したものも多く
　又作品番号(Op)が無いものも多く、整理番号みたいなもの(DやDC番号)で整理されているのが実情です。
　その中でもAdieuはそれさえも(整理番号)無く、詳細が不明のようで詳しい情報が分かりませんでした(ただし作品としては載っていました)。
　ただ、フランツ・リストがシューベルトの歌曲からピアノに編曲した作品(全6曲組)が「6 Melodien von Franz Schubert, S.563、1844年作」として残されており、その第一番が「Lebe wohl! (S.563/1)」という曲で、お尋ねの曲のAdieuであると思います。
　タルレガは1852年生まれですからシューベルトの原曲を編曲する際にリストのピアノ譜を参考にした可能性も考えられます。
　PDFでピアノ譜を確認したところご提示の楽譜とは調が違いますがほぼ同じと思われます。
　以上現段階ではこれくらいしか分かりませんでした。
　
　

remainsさん。よく見つけましたね。
ありがとうございます。
どうやらタレガ先生はリストの編曲からギターに移したみたいですね。
私もNeumann Hugoという人のピアノ編曲で前奏もそっくりな
譜面を見つけましたが、1900年ということでTarregaが参考にしたとは
思えませんでした。このピアノ編曲もリストからのようです。

原曲は混声４部の合唱曲のようで、前奏、後奏がありません。
作品番号も特にないようです。

こうやって作品を探してるとタレガ先生の音楽に対する情熱が伝わってくるようです。
今、これらを打ち込んでますので、音源化できたらここにアップしたいと思います。
なかなか美しい曲です。

churarin です。

原曲とリスト編曲、タレガ編曲の３つを打ち込んで音源化しました。
興味ある方は聞いてみてください。

LISＺT編曲
ｔａｒｒｅｇａ編曲
原曲

なお、蛇足ですが、私の持っている全音のタルレガ名曲選集（阿部保夫編）では、
25小節目の低音Ｃの♮表示が抜けています。
現代ギター社のターレガギター曲集　ＴＲＡNSCRIPCIONESⅡでは20小節目に
Ｅ＃音がありますが、原曲やリスト編曲を見る限り＃無しが正しいようです。

　churarin さんご苦労様でした。
　ギター演奏だともっとゆっくり弾く方が多いので
　こんなに速いピアノ曲だとは思いませんでした。
　混声四部の曲だとするとある程度ゆっくりするのではないかと思いますが
　やはりシューベルトらしい曲ではありますね。
　リストのピアノ楽譜には歌詞が載っていましたので
　リート(独唱曲)かと思っていましたが四部でしたか。
　とにかくシューベルトの歌曲は久々で懐かしく思いました。
　ありがとうございました。
　

確かにテンポ速すぎでしたね。
Andante　（７２）ぐらいにしてみました。
CD聞いたことないのですが、これぐらいでしょうか。

　churarin さん度々お手数様でした。
　テンポを下げたことで、曲の細部がはっきりしてとてもよくなりました。
　ありがとうございます。
　リストがどう弾いたのかはわからないまでも
　曲の意図が感じられました。
　一度混声四部だとどうなのか聴いてみたくなりました。
　ありがとうございました。