2010 弦楽器フェア

皆さんこんにちわ。今年も東京国際弦楽器フェアが開催されます。

日時：　11月5（金） - 7（日）日
場所：　東京科学技術館
入場料：　1,000円（三日通券）

詳細はこちらを参照下さい。2010 弦楽器フェア

昨年は行けなかったので今年は行きます。日曜日に河野智美さんが出演なさるので聴こうと思ってます。

簡単ながらご案内まで。
Whopper 拝

　今年もそんな季節になりましたか。
　私も観に行きたいですが、ダメかも。
　皆様、こぞって出張ってくださいませ。
　情報ありがとうございました。

何とか昼のコンサートに間に合い、途中から入れました。「アストリアス」を聴けなかったのは残念。
日頃さわれない手工ギターをおもう存分弾いて、満足でした。

「アストリアス（曲名ではなく）」のブースでいろんな部位の板材を売ってましたね。実際に買って帰る
人がいたので、店の人に「あれ、買って帰って自作するんでしょうか？」と訊ねましたが、「そーでしょうねぇ」
とのこと。

こんばんわ。

昨晩はデジカメの電池が干上がったので画像をいじれずに失礼致しました。今年は土・日と二日間楽しんで
来ました。

会場へのアクセスで最寄の駅は幾つかありますが私は東西線の竹橋から歩きました。お堀を渡って江戸城
公園の中に入ります。皇居は警視庁じゃなくて皇宮警察の管轄なんですね。



ここが会場の科学技術館です。天気も良かったのでフェア後は皇居の公園や母方の実家跡を探訪しました。



まず土曜日は正午頃入ってギターだけでなくバイオリンやチェロも眺めました。ギター以外に弾けないけど
弦楽器は好きです。あちこちからバッハ、ヘンデル、ベートーベン或いは派手なサラサーテ何かが聞こえて
くる。ブオー、ブオーと鳴るチェロは側で聞くと重低音の迫力がありますね。腰から持ち上げられるよう
です。



これは有名な鈴木バイオリンの創設者で何太郎さんだったかな？鈴木メソッドは海外のほうが有名ですね



さてさてギター・コーナーへ。一昨年は偶々Obenfeldさんが写真に写ってしまったが今年も誰か犠牲者い
ますかね？桜井師匠始め10人位の名工達が実器を公開されてます。



私は桜井師匠の楽器を触りたかったのですが中々空かない。隣の寺町誠さんの楽器が空いたので手に取っ
て試しました。凄く透明感のある音で良く鳴ります。これは後の実演で再認しました。



フランスのギター弦メーカー、サバレス社もブース開いてて社長さんが詰めてました。



これはリュートの大家佐藤豊彦さんの楽器です。



右端にポルトガル・ギターを見つけました。ポルトガル製の中古で15万とか。ポルギは金属複弦の6コース
でとても切ない音がします。



さてお楽しみの演奏です。土曜日は若手のエース、大萩康司さんを聞きました。曲目は

F. ルコック　イ短調組曲（Ｌ．ブローウエル編）
武満徹　　　福田進一・翼
同編曲集　　「ギターのための12の歌」から
　　　　　　サマータイム・ガーシュイン　
　　　　　　イエスタデイ・ジョン･レノン、ポール、マッカートニー
渡辺俊幸　　つづれ織りの記憶
Ｒ．ゲーラ　12月の太陽

この人はまともに聞いた事なかったんですが中々シャープで音も綺麗ですね。キューバ物が
得意って言うからホットなのかと思ってたら実に陰影に富む演奏をする。曲もバリバリ鳴ら
すのじゃなくてしっとりした選曲でした。私が触っていた寺町さんの楽器は予想通り凄い
透明感の中にも芯のある音でしたよ。ゲーラの曲は初めて聞いたけど日本の12月とは大分
趣が違ってました。やっぱり冬でも南国のイメージかな。全体にとても良かったです。

さて翌日は河野智美さんの出番でした。聴くの今年三回目かな。私も「追っかけ」か「フェチ」
になりつつあるのかな？

J.S. Bach　　　アンダンテ BWV1003
F. Sor 　　　「魔笛の主題による変奏曲」
J. Regondi　　 夢、エチュード一番　
S. Myers　　　カバティーナ
横尾幸弘　　　埴生の宿による主題と変奏

BachとRegondiは前に聞いてます。Bachを弾かれた楽器、井上さんかな、は胴のくびれたロマン
型で音もモダンともリュートとも違って古風な響きです。それがBachにはとても合ってるんだな。

桜井さんの楽器と言うか、前日幸運にも桜井師匠にお目にかかる事が出来たので伺うと河野先代
の遺作との事でした。智美さんはカバティーナとエチュード一番を弾かれた。贔屓目かも知れない
が良く鳴るんですよ。Regondiでは思わず目頭が熱くなってしまった。

魔笛の主題は「ギターを弾こう」の安部保夫先生を思い出して懐かしかったです。テーマは一生懸
命練習してなぞれるようになったが後が続かなかった。恥ずかしい。横尾さんの曲も前に聞いてま
すがメルツ風で起伏に富み私達の詩情に訴えて来ます。アイルランドの民謡は穏やかで良いですね。

プロだから当然と言えば当然かも知れないが違った楽器に触れて間もなく弾きこなすなんて凄い事
ですね。私なぞ手持ちのボロ楽器全ては同じ調子では弾けない。その辺りが万年下手アマの悲しみ
でござる。

演奏後現代ギター社のコーナーで智美さんのCDやゲーラの曲集買ってたら桜井師匠と智美さんが現
れて智美さんともお目通り出きました。CDにもサインして頂き感激しました。

いやー、今年は本当にギター音楽を堪能致しました。手前勝手なレポートにて失礼。

お休みなさい
Whooper 拝