サトウ・タケオさんのコンサート　8月21日（土）東京白寿ホール

皆さん、こんにちわ。

連休の最終日ですが如何お過ごしですか。私は相変わらずのたりノタリでギターをへこへこ練習し
てます。最近又プロの方とお知り合いになりました。ドイツで活躍されてるサトウ・タケオさんです。

最初日本語で挨拶したのですが通じません。てっきり留学の方と信じてたのですが父上が製作家の
サトウ・カズオさんで最初野辺工房で修行しイギリスに渡りルビオに習ってからドイツで独立なさってます。

Sato Kazuo Guitar

奥方がドイツの方で生まれたのがタケオさん。ドイツ人として育ったから独語か英語しか通じません。
「来月東京で演奏するから聞きに来ませんか」とのお誘い受けたので切符手配しました。1,000円と
安いです。8月はギター週間みたいで有名どころの荘村氏や福田氏、カネンガイザー氏、ジャズの渡辺
氏達が出演します。その合間に彼がソロをやります。

Sato Takeo Concert

こういう若い方は先が楽しみですね。宜しければご参加下さい。

ご案内まで
Whoopr 拝

残暑厳しき折、皆様お変わりございませんか。

私は先週大阪に里帰りしご先祖様の墓参りや親孝行の真似事してました。その前21日にサトウ・タケオさんの
コンサートを聞きましたので感想なぞご紹介します。これは福田進一さんと荘村清さんが主催する三日連続の
ギターフェスの中日です。若手の紹介と云う感じですかね。

場所は代々木公園にある白寿ホール。ここは「白寿生化学研究所」ビルの中、７階にあって500人規模かな。
響きの良いホールでした。バブルの頃企業はメセナと称し文化活動を通して利益を社会に還元するような運きを
してましたが「失われた10年」でそれどころでは無くなってしまった。今は大企業と言えど従業員の雇用すら保
証出来ないですよね。

正社員の代わりに何時でも好きなだけ雇えるパートや契約労働が主流になってしまった。転職はちょっと前まで
は転落の始まりと考えられてたが今は高収入を目指す出世の方策となっている。世の中変わったもんですな。

さてさてタケオさん、顔は日本的ですがガ体はかなり大きく軍服が似合いそうなあちゃら風です。そうだなTOKIO
の長瀬君をもうちょっと大振りにしたような好漢です。父上が作った多分標準650モデルが小さく見える。

演奏スタイルは足台を使わずギターにレストを取り付けかなり高く構え正確に斜角45度で決めている。右手は手首
を殆ど折らずにほぼ水平。今はこういったスタイルが主流なんですかね。

J.S. バッハ：　前奏曲とフーガ、アレグロ変ホ長調 BWV998
武満徹：　エキノクス
レノン・マッカートニー：　イエスタデイ（武満徹編）
バリオス・マンゴレ：　マシーシ
ジュリアーニ：　ロッシニアーナ　No. 5 op.123
タレガ：　グラン・ワルツ
トゥリーナ：　ギター・ソナタ　ニ短調 op. 61 1-3楽章

曲目はご覧のようにかなりバラエテイーに富んでます。中々歯切れ良く音量も豊かです。圧巻はジュリアーニ、
これはロッシーニのオペラからアリアを色々抜粋してジュリアーニ風に味付けしてます。かなり長くて10分近く
あったかな。手を代え品を代え聞かせてくれました。ジュリアーニの作風は男気があって難度が要求されますが
タケオさんこの大曲を無理なく弾いてました。

最近は曲の紹介も自分でするんですね。分かり易い英語で曲の紹介をなさる。事前にメールで「失望するかも知れ
ませんよ」と謙遜していたが彼、流石に大学で教えてるだけあって技巧は正確で感性も豊かです。気に入りました。
これから度々来日するでしょうから皆さんもお聞きになれるでしょう。この人はお薦めです。

Whooper 拝