ギターをリペアしました。

1979年製のギターですがネックが曲がっていて、それよりお腹がふくらんでいて弦高が4.5mmもありました。セーハをすると手が引きつるので、サドルを削りました。

しかし音が小さくなり、くすんだ音に...　それで思い切って手術する事にしました。リペアの内容は加熱矯正でネックをまっすぐにする。ブリッジに穴を空け弦の張り方を変える　です。今回サドルを高くする事は見送りました。




手術後です。となりに穴をあけました。弦はこんな風に張ります。




横から見ると弦がサドルを押す角度が深くなりテンションが多少改善されている事がわかります。




これにより　輪郭のはっきりした音になりました。

　ダブルホールにしたのですか。
　弦をしっかり固定できるので便利ですね。
　ところで弦の止め方ですが、端をもっと短くした方が（切るなどして）
　弦の端が表面版に触れる心配がなくなり、キズが付く恐れもなくなりまた余計な雑音が出る可能性もなくなると思います。
　かつキズ防止のフィルム（ギター専用のものが市販されています）を張ればより安心ですね。
　ところでフレットの音程は如何でしょうか？
　楽器の年齢のわりに綺麗ですが、何処の楽器ですか？
　余計な事ばかりで申し訳ありませんがちょっと興味がありましてさしつかえない範囲でお答えくだされば嬉しいです。
　

さっそく　弦の端を直しました。

フレットの音程ですか？　フレットも平らになっていますし（笑

なんてお答えしたら良いのでしょうか？　開放弦と１２Fでは音程がばらばらです。
どんなギターでもそうだと思っていました。

サドルの高さで音程が変わるのでしょうか？　弦の高さも違いますし、サドルが斜めについているギターもありますし．．．

こんなギターも持っています。３弦の長さだけ変えています。なんの為でしょう。



修理したギターはKヤイリ製です。長年使っています。
工場が近くにあります。今はおもにアコギを作っていますが、昔はガットギターを沢山作っていました。

　フレットのことお聞きしたのはピッチのずれがどうかなと思ったもので。
　これに関しては別スレの
　クラシックギターのピッチズレ（続編）
　にて詳しくやりとりしていますのでご参照ください。
　ご提示の「３弦の長さだけ変えた」ギターもピッチの調整のためだと言えます。
　矢入さんですか。隨分昔からクラギを作っていますよね。今でも手工にこだわっていると聞いています。
　先代が鈴木バイオリンから独立して現社長は息子さんだったと思いますが
　たしか製品は永久保証するとか。
　見た限りしっかりした作りですので、いつか一度は試奏してみたいなと思っています。
　これからも大切にお弾き下さいませ。
　ありがとうございました。
　

サドルを削ったのでオクターブピッチがずれてしまったのですね、また勉強になりました。

私もKヤイリの上位機種がどの様な音がするのか大変興味があります。

ありがとうございました。