クラシックギターのフォーラム
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ARC:初見演奏の練習について

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投稿  remains 2009-11-02, 8:26 pm

 ARCHIVE〔投稿者UKさん〕原題:初見演奏の練習について

 ギターに触るようになってはや10年、うち6年は教室で習っていましたが、未だに読譜が苦手です。
 初見演奏は特にダメです。もちろん10年前よりは進歩していますが、先生にも「技術のわりに読譜が苦手なようだ」などと言われていました。
 ギター歴のわりに、レパートリーは少ないと自分でも思っています。
 以前に、「五線譜読みたい」というスレットで、AKさんの記述を読んで、ここは力業だけではなくシステマチックにやるべきかしらと考え、
セイモア・バーンスタインの「心で弾くピアノ」(音楽之友社)にほんの少し初見に関する記述があったので読んでみたのですが、ビックリするほど理論的です。
 簡単に書いてみると、
 準備段階として、調性、拍子、音価の確認、音階とアルペジオの勉強、カデンツ(終止形)の確認。
 音程の視覚的な確認、(たとえば3度、5度、7度は線上から線上へ、あるいは線間から線間へ広がっている。
 2度、4度、6度、オクターブは線上から線間へ、あるいは線間から線上へ広がっている)
 次に、実際に初見を始めるに当たって、特に次の記述、
 1、 一小節分メトロノームを打たせて、その間に最初の一小節を吟味して、読み取ることのできた理論的・構造的特徴を何でも口にだしてみる
 2、 メトロノームを鳴らしながら、最初の小節を弾き始める。自分の演奏に耳を傾けながら、第二小節を第一小節と関連させながら分析し、第二小節に入る前に気づいたことを口に出す。
 3、 小節から小節へとこれを繰り返し、全曲弾き通す。必要なら音符を飛ばしてもよいが、止まらないようにする。

 一小節を吟味して理論的・構造的特徴を口に出してみよ、などといわれたら、大抵の人は驚くのではないでしょうか?
 理論や構造を理解することによって、次ぎにくるものを予測できるようになるということらしいのですが。
 なんだか取り留めなくなってしまいましたが、初見演奏の練習って、どんな風にやっていますか?
 いい参考書(初見に関してでも、理論に関してでも)あれば教えてください。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:28 pm

 〔応答者CMさん〕

 初見の練習を意識してしたことはありませんが、簡単な曲を数多くこなすと、初見演奏能力が向上するという意見を見たことがあります。
 初見演奏なので、間違っても、弾きなおさずに、最後まで弾ききることが必要です。
 ソルの、Op60あたりで練習されてみてはいかがでしょう?

 〔投稿者UKさん〕

 ”簡単な曲を数多くこなすと、初見演奏能力が向上する”
 確かにその通りで、一時期発奮して手持ちの楽譜を片端から読んだことがあります。確かに効果がありました。
  (私の場合、視覚認知に多少問題があるらしく、楽譜に少し色付けする工夫をしたこともあるのですが。)
 といっても、一日4小節ずつ暗譜して4~5日かけてやっと小品一曲読むレベルから、一回で最後まで読めるようになった、という程度なのですが。
 それと、古典時代の曲って、読みやすいというか、予測しやすいというか、そういう気がするのですがどうでしょう?
 前よりは読めるようになったような気がしていたのですが、先日ヴァイスのファンタジーに挑戦して敗退してしまいました。
 それで、あらためて簡単な曲の初見演奏を毎日の練習メニューに入れるようにしているのですが、もっと効果的に読めるようになるには、数をこなすだけではなく、理論も勉強するべきなのかしら、と思った次第です。
 ソルのOp.60、以前に半分だけ手を付けたまんまでした。今弾いている楽譜が終わったら再挑戦してみようと思います。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:32 pm

 〔応答者CMさん〕

 ”それと、古典時代の曲って、読みやすいというか、予測しやすいというか、そういう気がするのですがどうでしょう?”
 その通りと思います。古典の曲は、形式や和声進行などに枠組みがあり予想がつきやすいですからね。
 ”先日ヴァイスのファンタジーに挑戦して敗退してしまいました”
 ヴァイスのファンタジーは初見では無理でしょう。対位法も使われていますし。
 ”・・・理論も勉強するべきなのかしら、と思った次第です”
 初見の理論的な話はあるとは思いますが、一般的な理論まではなっていないと思うので、色々な人の経験などを聞くといいかもしれませんね。
 フォークギターなどでよく使う、コードの形を覚えるのも有効な気がします。
 スケールを覚えることは必須ですね。
 しかし結局は、色々なパターンを覚えて、引き出しをたくさん作っておくしかないような気もします。 

 〔投稿者UKさん〕

 難しい曲は誰にとっても難しいんだ、と、なんとなくほっとしました。
 その一方、毎日弾いているつもりでも、基礎練習の手を抜くとあっというまにはねかえってくるものですね。
 スケールなんて、とっくにマスターしているつもりでしたが、ハイポジションがいつの間にかすっかりあやふやで、あせっています。
 たくさんの楽譜に触れて、たくさんの引き出しを作るために、初見演奏メニューもできるだけ続けようと思います。
 何でもそうですが、王道なし、ってことですね。
 いつまで続くか自信ないですが、まあぼちぼちいきたいと思います。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:34 pm

 〔応答者AKさん〕

 初見練習、難しいですよね。
 私も偉そうなことを言って「Progressive reading for・・・」を始めましたが、またもや教本半ばで挫折しそうな雰囲気です。
 しばらく前に7ポジ、9ポジあたりの練習に入ったのですが、たまに#が5つとか♭が4つとか容赦なく出てきて、それを見ただけで練習する気力が萎えてしまいメカニカルな練習の方へ逃避と言った次第で、しばらく初見練習はお預け状態でした。
 で、先日、再開してみようと思って、それまでにやっていた課題に戻ったら、全く弾けなくなっていて大ショック。これで、元の木阿弥でもっと前の課題へ逆戻りとなりました・・・・。
 とは言うものの1年前よりは確実に進歩したようなので、まるっきり無駄ではなかったようです。
 まだまだ、初見で曲をスラスラと弾けるようなレベルではありませんが、あきらめずに続けてみようかと思います。
 初見能力、養うにはほんと地道な努力が必要ですね・・・。
 ところで、件のHector Quine & Stephan Dodgesonの教本ですが、この本自体結構古くて、今では入手困難かもしれません。
 ただ、最近はギターにおける初見練習に関する教本が増えてきているようで、初見に対するシステマティックなアプローチが以前より試みられるようになってきたのではないでしょうか。
 私はまだ未読ですが、Robert Benedict の「Sight Reading for the Classical Guitar」という本が評判が良いようです。
 もし、試されるようでしたらぜひ感想をお聞かせください(私はとりあえず手持ちのQuineの教本をクリアーできるようにがんばります)。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:36 pm

 〔投稿者UKさん〕

 初見って、出来る人は何も考えずに出来ちゃったりしているみたいですが(バーンスタイン先生なんか楽譜を図書館から借りまくって読み倒していたらしい)、難しい人にとっては難しいですよね。
 逆に、暗譜に苦労するタイプの人もいるようですが、私なんかは楽譜を読みながら弾くことがそもそも苦痛で、暗譜した方がよっぽど早いし、暗譜するとますます楽譜を読まなくなる、悪循環です。
 私はとりあえず、バーンスタイン先生に従ってできるだけ先を読みながら弾く努力をしているのですが、1小節も先に行けないです。
 出来て2拍分止まりです。もっとゆっくり弾くべきなのかな。
 Sight Reading for the Classical Guitar、ちょっと調べてみましたが日本語で購入できるし価格もお手頃でいいですね。(エイゴってのが私にとっては大問題ですが。。。)
 でもそろそろ(初見用の)新しい楽譜も欲しいし挑戦してみたいと思います。
 今月はちょっと金欠なのでもう少し先になりますが、いつか報告も出来るように頑張ります。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:37 pm

 〔応答者RIさん〕

 私は暗譜が苦手(というかあえて暗譜しません)です。ですので現時点ではどの曲でも常に初見演奏の様に楽譜を見て弾いています。
 そして最終的に楽譜が頭に叩き込まれるまで繰り返し弾く事が、自分の音楽には必要だと思っています(他人に聞かせる事を前提としていませんので)。
 というのは、暗譜した曲というのは、その時点から原曲(楽譜)から離れて一人歩きしがちだと言う欠点があるのですよね。
 つまり間違って暗譜してしまうとそのまま間違った演奏を通してしまう(結構プロと言われる方でもしていますよ)。
 ですので暗譜するのであれば、楽譜を擦り切れるほど精査してそこに描かれている音楽を分析し理解した上で、その曲を完成した状態で覚えていく必要があると思うのです。
 まあ、アマチュアであれば自己満足でも許されますから、こんなに厳格ではなくても良いと思いますが、
 それでも私としては自分の演奏を自分で聴いて、納得できる演奏を目指しています。
 それにプロ(仕事として金銭を稼いでいるという意味です)だとしたら他人に聞かせる為に覚えなければならないたくさんの曲も、アマチュアだったらあえて覚えなくても許されますし、心行くまで一曲に時間をかけても良いし、と暗譜するということ自体あまりこだわらなくて良いのかと思います。
 初見演奏についても新曲の楽譜の理解と言う点で重要になってくるのであって、実際の演奏上ではあまり関係ないと思いますが(ライブのプロを目指しているのでしょうか)?
 それに長い期間、何千曲と弾いていれば、自然と初見力も付いてきますからね。
 とにかく焦らずに日々積み重ねて行ってく下さいませ~!
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投稿  remains 2009-11-02, 8:40 pm

 〔応答者AKさん〕

 私自身、初見練習を始めるようになって良かったのは、前よりも楽譜を良く見るようになったことでしょうか。
 確かに〔応答者RI〕さんの仰るとおり、一度暗譜すると中々譜面を見直さなくなってしまうのですね。
 そうなると、楽譜から十分に情報を引き出す前に感覚に頼った演奏になってしまうという気がしました。
 楽譜を見ながらの演奏だと、毎日同じように弾いていてもあるとき突然、今まで気がつかなかった情報が楽譜から見えてくることがあって、これはとても新鮮な驚きでした。
 同時に、今までは如何に自分がちゃんと譜面を見ていなかったか思い知らされました。
 あと感じたのは、ソルフェージュの重要性です。
 初見練習をしていて苦労するのは、まったく譜面からどんな音が出てくるのかわからないときです。
 こんなとき、とりあえず一度弾いてみて、メロディーがわかってしまうと次からは意外とスラスラ弾けるようになることが多々ありました。
 となると、もしソルフェージュが出来て、弾く前に音のイメージがあれば、きっともっと初見演奏が楽になるに違いないと思うのですが・・・。
 絶対音感はなくても、せめて音形をみておぼろげながらもメロディーがわかれば大分音楽が出来るようになるのに、と思うことがしばしばあります。
 まあ、プロになるわけではないのでそこまで必要かどうかわかりませんが、とりあえずいつかそんな境地に至れることを夢見て練習を続けて行きたいと思うこの頃です。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:47 pm

 〔投稿者UKさん〕

 文章が下手で反省しきりです。
 読譜の力をつけるために、音楽理論の勉強と初見演奏の練習をするべきだと思っただけで、ライブのプロどころか、読譜の苦手なことがネックになってレパートリーが増えない、そういう情けないレベルです。
 暗譜も、やろうと思ってやっている訳ではなく、耳からの情報や左指のポジションなどを先に覚えてしまい、楽譜は参考程度にしか見なくなる、ということです。
 考えてみれば、単に譜面を見ないで弾いているだけで、暗譜とは言えないですね。
 楽器仲間を見ていると、譜面を読むのが得意なタイプと、耳から覚えるのが得意なタイプがいるように見えます。
 私は後者、しかもちょっと極端なようです。(ちなみに、昔から英語がまったくダメでしたが、ヒアリングだけは完璧だった。聞き取れるのですが、読めないし書けないんですよね。)
 なぜか、耳で覚えて弾くのはインチキをしているような気がしていたのですが、同時にきちんと楽譜を見て勉強すれば問題無いですよね。

 〔応答者RI〕さんの言うように、楽譜には大切な情報がいっぱい詰まっていることは、最近ようやく分かりかけてきたところですので、最近は楽譜を見るように心掛けています。
 また、〔応答者AK〕さんの話題にあったSight Reading for the Classical Guitarを先日手に入れまして、少しづつ読み始めたところです。  また報告できるように頑張ります。

  〔投稿者UKさん〕

 Robert Benedict 著「Sight Reading for the Classical Guitar」先月から少しづつ読み始めて、ようやく読み終わりましたので、感想を書かせていただきます。以下参考になれば。
 レベル1~3という赤い本と、4~6の青い本があります。アメリカのアマゾンで中身をみることが出来ます。
 楽譜は本当に、呆気にとられるほど簡単です。それで赤い本をとばして青い本を買おうかと迷ったのですが、結局赤い本から購入しました。
 繰り返しになりますが、楽譜は本当に簡単です。ある程度読める人なら一日で読み終わると思います。
 説明書きは、それに比べると専門的です。英語は辞書をひきながら何とか読める感じです。(音楽辞典がある方が便利です。)
 楽譜は簡単なのですが、フレージング、シンコペーション、対位法、カデンツなどの説明がちゃんと出てきます。
 知っている人には当たり前かも知れませんが、自分は独学が長かったせいか初めて知ることが多かったです。
 pleyする前に全体を読むこと、弾きながらできるだけ先を読むこと、インターバルの確認、ハイポジションではpleyする前に楽器なしで左手のフィンガリングを確認すること、などが要求されます。
 最初にこのスレットを立ち上げたきっかけは、セイモア・バーンスタインの著作に触れ、その理屈っぽいことに驚いたことだったのですが、この簡単な赤い本の中に、彼が要求したことはおおよそ網羅されています。
 簡単な楽譜に散りばめられているせいか、それほど無理な感じはしません。
 レベル1(7ページ分)を一日で読んでしまったのですが、その後は一日一ページの速度で読み進みました。
 初めはこんな簡単な楽譜をこんなちょっとしか読まなくて効果があるのか不安でしたが、今振り返ると、確実に効果があったと感じています。
 特に私の場合、いきなり弾き始めないで先ず読む、という練習をしたことがすごく効いたようです。
 今までの練習では弾きながら読んだことしかありませんでした。
 したがって、楽器なしでは全く何が書いてあるか分からなかったのです。
 最近中級程度のカルカッシの楽譜を、何気なく楽器なしで読みはじめて自分で驚きました。
 また、楽器なしでフィンガリングの確認をするというのも私にとっては新鮮でした。
 繰り返しになりますが、知っている人には当たり前というか、基礎からレッスンに通って学んでいる人には当たり前過ぎることばかりだと思います。
 でも、私のように、独学が長く、ギター歴の割に譜読みが下手、という人は、試してみてもいいと思います。
 これだけでOKということは無いのはもちろんですし、わたしもまだまだですが、これから新たに楽譜を読むにあたって、知っておいて良かった、と思っています。

 〔応答者AK〕さん、書籍の情報ありがとうございます。とりあえず私にはドンピシャでした。
 〔応答者RI〕さん、初見演奏に限らず、楽譜を読みこむ、ということについて、ようやくスタートラインに立てたという気がしています。
 今後ともよろしくお願いします。
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投稿  remains 2009-11-02, 8:51 pm

 〔応答者RIさん〕

 〔投稿者UK〕さん、とうとう気が付いてしまわれましたか。
 これであなたは大人のふりかけの虜になってしまいますよ~!って何の事ですか!
 とにかく、音楽の深遠の入り口をくぐられたのですね。
 楽譜を注意深く読み解いて、忠実に演奏すると、今まで簡単に弾いていた曲がまったく別物になります。
 しかし、はじめは忠実に演奏することが、こんなにも難しい事かと思われるかもしれません。
 私がそうでした。が、根気強く続けていくうちに確実に演奏の質が上がっていきます。
 これはご自分の演奏を録音して聴いてみれば解ると思います。
 考えてみればプロの演奏とは、当然の事としてこれらをしているわけで、その上日々練習して表現技術を磨いているのですからアマチュアとの差は歴然ですよね。
 しかし、これで一歩プロの音楽に近づけたと言っていいかもしれません。
 これからがまた大変です。焦らずに根気強くお続けくださいませ。
 私も頑張って精進していきたいと思います。ありがとうございました。

 〔応答者AKさん〕

 Sight Reading for the Classical Guitar、読まれましたか。なんだか面白そうですね。私も購入してみようかな・・・(と、前の教則本が終わらないうちから、次を買ってしまうのは悪い癖なのですが)。
 とりあえず、〔投稿者UK〕さんが満足されているようなので、(内容も確認しないで)薦めた本人としては一安心です。
 私も最近、楽譜をもっと注意深くみるように心がけています。
 本当は、エチュードなども楽器を手に取る前に楽曲分析(というほど大それたものではないですが)してから練習すれば多くのものが得られるのですが、いかんせん1日のうちの限られた練習時間では、どうしても譜面を読む前に楽器に手が伸びてしまいます。
 とは言うものの、譜面を見れば見るほど、その情報の豊かさに感動させられて、今まで単純だと思っていたエチュードでも奏でることが面白くなり、同時に音楽の奥深さを感じます。それを思うと、長くて複雑な曲を演奏できるプロというのは本当に大したものですね。
 最近、妻に「いい加減、ちゃんと音楽を奏でて!」ときつい言葉をうけて、自分が如何にただ音を垂れ流していたかということに気がつき反省することしきりです。
 音を出している以上、(好む好まざるに関わらず)他の人に聴かせていることは必至。
 アマチュアとは言え、自分の奏でた音が他の人に最低でも不快感を与えないような音楽を作るよう心がけることは、楽器演奏を趣味にする人の務めだと思うこの頃です。
 しかし、このスレッドも「初見演奏の練習」ということから始まって、最後(っと、まだ終わってないか)は「音楽の奥深さ」という話題に行き着くところなど、これまた味わい深いですね・・・。


最終編集者 remains [ 2009-11-02, 8:55 pm ], 編集回数 1 回
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投稿  remains 2009-11-02, 8:53 pm

 〔投稿者UKさん〕

 Sight Reading for the Classical Guitarは、あくまで初見演奏の練習の本であって、理論書では無いので、理論についての説明はごく簡単です。
 でも、大分な理論書と違ってエッセンスだけが取り出されていて、しかもわかりやすい譜面に基づいているのですごくすっきり頭に入る気がしました。
 いままで難しい本を読んでぐちゃぐちゃしていた知識が、ぴたっ、ぴたっ、とあるべき所に収まったような。
 なにより、こんな簡単な楽譜にもちゃんと構造があるし(ほとんどの曲が5〜8小節しかない)、こんな簡単な楽譜を読んでいるうちから構造を意識して勉強しているのね、向こうの人は。とか感慨深く思ったりしました。
 それに、簡単な楽譜で練習したことでも、案外応用が効くんですね。ソルの楽譜を見ながら、おお、三声だ、対位法的だ、とか感激しちゃってます。
しかし、”これからがまた大変です”
 って、全くその通りだと思います。大人になるって大変だ。(って何のことだ。)
 あんまり深遠すぎて、できるだけ遠くは見ないようにしていますが、すでに深みにはまっていることは確かなので、あとは溺れないようにくたびれて沈まないようにぼちぼち前進したいと思っています。
 ”「いい加減、ちゃんと音楽を奏でて!」”
 とは、キツいですね。でも、いい耳を持った奥さまなのですね。
 レッスンに通い初めの頃に、ウォーミングアップにカルリのエチュードを弾きなぐったのを聞きとがめた師匠に、「今日はそれを音楽にして見よう。」と言われたことを思いだしました。
 そして、軽くフレーズの解説をして同じ曲を弾いてくれたのですが、それがまさに「音楽」だったのです。
 いまレッスンを聞いたらもっと深く理解できるのだろうと思うともったいない気がします。(引っ越して遠くなったので今は独学です。)
 まあ習った曲をおさらいするのもいいかもしれません。
 全く課題山積です。(昨日2冊めの青い本が届きました・・・)まあぼちぼち精進するしかないですね。
 ありがとうございました。
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