タレガのラグリマ（フォルテア編）

みなさん、こんにちは。kyorochanです。

最近、福田進一さんが出されたCD、タレガ作品集でちょっと珍しいものが聴けます。
タレガのラグリマですが、通常の中間部（ホ短調）のさらに後ろに８小節の聴きなれない
フレーズがくっついています。３度進行の上下になっています。

楽譜を探してみると、ありました！
私が入手できたのは、曲集になっていて、
TEN PIECES for GUITAR by FRANCISCO TARREGA
Edited by DANIEL FORTEA and ISAIS SABIO
MASTERS MUSIC PUBLICATIONS,INC.
というものでした。
その中でラグリマはPRELUDE（LAGRIMA)となっており、
FORTEAの編纂のようでした。
問題のフレーズがタレガのオリジナルなのかフォルテアの追加なのかは
よくわかりませんでした。

もし興味があれば、ご覧になってみてください。

kyorochan wrote:
FORTEAの編纂のようでした。
問題のフレーズがタレガのオリジナルなのかフォルテアの追加なのかは
よくわかりませんでした。

現代ギター9月号の福田さんのインタビューでは、タレガのオリジナルかどうかはわからないけど、こういう版もありますよと紹介するつもりで入れました、という趣旨のことを語ってました。

この話どこかで読んだ記憶があるな、と思って調べてみました。

富川ギター教室HPの「ギター講座」→「レパートリー拡充講座」へいくと、ラグリマについて解説されています。
http://guitar.sakura.ne.jp/index.html

あと、本家Delcamp英語版でも話題になったことがあるみたいです。
http://www.delcamp.net/forum/en/viewtopic.php?f=1&t=8343

bulbulさん　こんばんは。kyorochanです。

情報ありがとうございました。
早速、提示いただいたサイトへ行って見ました。

SONETO版というのが該当の版にあるようですね。
オリジナル手稿を元にしているということで、タレガ本人のものである可能性も
ありそうですね。ただ、この版は後世あまり有名にならなかったのは何故なのでしょうか？

個人的には耳慣れていないせいもあって、やや違和感はありますね。
特に自分で弾いてみるとしっくりこない感じがありました。
ただ、既存の版の先入観も拭えていないというのも事実です。

音型としてはそんなに変わらず、最初のメロディに近いのが冗長に思えるところかも
しれません。展開するのならもう少し違った形がよかったなあ。。。という感想です。
でも、弾き方（表現）で上手く処理できるのかもしれないし、もう少し試してみようとは
思っています。