村治佳織さんのギター

こんにちわ

今日youtubeで村治佳織さん演奏の”ベネチアの謝肉祭による変奏曲 / Variations on Carnival of Venice”を見ていて、
使用しているギターが気になりました。
錯覚かも知れませんが、サウンドホールの内側が円筒状の板で仕切ってあるように見えました。
初めて目にするものですが、結構、こういう形状のギターがあるのでしょうか？

　これはトルナボスと呼ばれる共鳴筒ですね。
　結構昔からありますが、現在ではあまり見かけなくなりました。
　現代ギターの祖といわれるトーレスがこれにこだわって制作していたらしいです。
　現在知られる所ではサントス・エルナンデス（工房）がサウンドホールを複数もつものや、トルナボス付きの物を
　またロマニリョスがトルナボス付きの物を作っていますね（他にも作っている方は結構いると思います）。
　村治さんのギターはトルナボス付きのロマニリョスだと言う事ですので
　響きの点で利点があるのでしょう。
　

こんにちは。UENO Karen です。

remain-iihamaさんがすでに書いておられますが…
福田進一さんがタレガを録音した時に使用したトーレスはトルボナス付きだそうです。
と、ライナーノートに書いてあったのですが、はじめて読んだときには何のことやら、でした。
それが、こちらの記事を読んで納得しました。記事の下に製作途中の写真があります。
http://www.geocities.jp/kurodaguitar/tornaboz.htm

トルボナス付きのトーレスのコピーが売りに出ているのを見たことがあります。やはりとても独特の響きをもっているようです。ネットでは試奏はかないませんが、いちど試してみたい…　古楽器好きのUENOでした。

毎度です。

タレガの伝記二冊読み終わりました。タレガはこの手のトーレスを長年使っていたとあります。
フレットが減ったので修理してもらったが良くなくて諦めてました。別の人が修理すると蘇り
亡くなるまで愛奏してたようです。

ご参考まで
Whooper 拝

　一角のギタリストだったらトーレスは一度は弾いておきたい楽器ですよね。
　今では古楽器という範疇になってしまいますが
　トーレスは今でも現役の楽器が多くあります。
　それだけ完成度の高い楽器だったのでしょう。
　トルナボス付きのトーレスの音とはいったいどういったものか
　一度生で聴いてみたいものです。

[u]ラミレスや今井にある、ものですか。。

マンナンパパさん、みなさん　こんにちは。kyorochanです。

村治さんの楽器のトルナボスは写真で見る限り、木製に見えますね。
トーレスのそれは、金属（真鍮）製だったようです。

ちょっと前に出ていた福田進一と渡辺香津美のDuoのDVDの中で
（禁じられた遊び[テイチク：PNBM-14]残念ながら廃盤です）
福田さんがこの楽器を紹介しています。
トルナボスを手で叩いてカンカンという金属音を確かめたり、
どんな音か弾いてみせてくれています。
ものすごい低音でした。ちょっと普通の楽器で聴けない音でした。
（→もし、興味のある方がいらっしゃれば、ここのところだけmp3化
　してUPしてみましょうか？）

しかしやはりiihamaさんがおっしゃるように生で聴いてみたいですね。

マンナンパパ wrote:ラミレスや今井にある、ものですか。。

今井ギターはわかりませんが、ラミレスにはなかったと思います。
ただ、ラミレスには「カマラ」と称するモデルが一時期出ており、
（26,7年くらい前でしょうか。。）これは、胴体の内部に独特の仕切り板が
あって、音響効果を狙っていたと思います。
当時楽器屋さんで弾いてみたことがあったのですが、どんな音だったかは
覚えていません。。。。。

kyorochan