女性のギター製作家

ちょっとした好奇心なのですが、世界的にも女性のギター作家が少ない事に気が付きました。
私の調べた限りでは、夫婦で製作している“サンティアゴ･デ･セシリア”のマリア･セシリア･サエンスさんだけでした。

何方か他にご存知でしょうか？

はじめまして、にゃんこ です。

夫婦で製作と言われて、私が真っ先に思い浮かんだのは
アメリカのジェフリー・エリオット、シンディー・バートン（奥様）です。

厳密に言えば、奥さんは塗装を専門にやっていて、他の作業には関わっていません。
ですから、女性製作家とは呼ぶのは難しいですね。

ジェフリー・エリオットは、ハウザーをベースにした設計のギターを作っています。
それと、ラルフ・タウナーが使っていることでも有名です。
日本には、ほとんど入ってこないのではないでしょうか。
年間製作本数、約6本でバックオーダーは15年以上とのこと。

それと、もしかして私の記憶が間違っているかもしれませんが
ハウザーの4世は女性ではなかったでしょうか。カトリン・ハウザーという名前です。
私もよく知らないので、詳しい方がおられたら教えてほしいです。

ありがとう御座います。

あちらの方でも皆さんに名前を挙げてもらいました。
その中に、ハウザーIV、カトリン･ハウザーさんも出てました。
その他、多くの女性ギター作家がいらっしゃるのですね。
嬉しい驚きです。

ジェフリー・エリオットさんのギターも、興味深いですね。

こんにちわ。

本家の方に投稿されてたの私も読んでます。それにしてもあちゃらでは女流製作家って多いんですね。
ハウザー一族の跡取りが女性とは知らなんだなー。ご参考までに元ネタ引用しておきます。

http://www.delcamp.net/forum/en/viewtopic.php?f=11&t=40634

日本ではいるのかしらん？

Whooper　拝

女性制作家といえば，結果的に旦那さまが早くなくなったり，息子が小さかったりで
家業を引き継ぐという話をちらほら耳にします．

ドミンゴ・エステソの甥の著名なコンデ３兄弟も，たしか（誰と誰かはうろ覚え）２人は
引き継ぐ息子がいなくて夫人が（今は）引き継いでいたり，あのラミレス３世のところも
娘さんじゃありませんでしたっけ，今，引き継いでいるのは．
違ったかな．．．．非常に怪しいうろ覚えなので，適当に読み流してください．．．

CONNA

　お邪魔します。
　工房でも職人さんを沢山抱えているところは
　経営者として女性が継ぐという事はまま有ると思いますが
　純粋に製作家としてひとり立ちしている女性というのは
　そう多くはないかもしれませんね。
　ハウザーもラミレスも歴史がある大きな工房だから女性が経営権を継げたのかもしれません。
　と言う事で、現在女性の個人製作家として広く腕が認められている方ばあげられるでしょうか？
　特に日本ではどうでしょうか？
　個人的にも興味があります。
　　

みなさん、こんにちは。
いきなりですが、
現在のラミレスを代表しているのは、早世したラミレス4世の妹である アマリア・ラミレス です。

you tube　で Guitarras Ramírez と検索すると、アマリアさんの仕事をしている映像が見られます。
アマリア・ラミレスは経営だけかと思っていたんですが、ちゃんと製作もしています。

荒井貿易のホームページによれば、
ラミレス3世の娘、アマリア・ラミレス（1951-）は占星術の研究家で、彼女による著書も発売されているが、
ラミレス3世の製作技術を習っていたアマリアはギターの塗装に熱を入れ、4世なきあとも工房で製作・管理に携わっている。　との事。
（この上記の文章、荒井貿易のホームページからコピペしたのですが、ここに載せてもよかったでしょうか。問題あれば編集して削除します。）

確かに、アマリアの写真を見ると
占星術というか、占い師のような雰囲気があります。

ところで、日本の女性製作家については、まったく聞いたことがありません。

あちらのフォーラムでは、リンダ･マンザーのギターをパット･メセニーが使用していると書き込みがありました。
私は知らない間に彼女のギターの音をCDその他で聴いていたのです。これは驚きでした。
この点から彼女は一人立ちし成功していると考えても良いかもしれません。もっとも、彼女は純粋にクラシックギターを専門にしている様ではないですね。
他にも数々の名前が挙がっていますが、世界的コンサート･ギタリストが愛用しているとの話しは聞きません。
未だ女性製作家は絶対数が少ないのか、それともギターの世界が正当な評価をしていないのか、両方なのか、真に興味深いところです。

>にゃんこさん。
今、YouTubeでラミレス工房の様子を見て来ました。ブリッジの位置をコンパスで決めているのが面白かったですね。
規格が決まっているのだから、型紙のような物を使うのだろうと思っていました。

日本においても、素晴らしい女性のギター製作家が育つと良いですね。

現代ギターでハウザーと経営者ですがラミレス見ました。

期待してます

rhapsodist_silencedさん　こんばんは。kyorochanと申します。

モダン楽器でなく、１９世紀タイプギターですが、
ルルーデス・ウンシージャ（女性）がいます。
夫は、演奏家のホセ・ミゲル・モレーノです。彼は自分のためだけですが
製作もするということで、一応夫婦でギター製作しています。

ウンシージャの楽器は、エドアルド・フェルナンデスなどが使用しています。
残念ながら私は件の楽器は見たことがありません。

kyorochan

kyorochanさん、初めまして。

19世紀ギターとは興味深いですね。
ちょっと聴いてみたくなりました。
エドアルド・フェルナンデスがロマンティック・ギターのＣＤを探してみます。

rhapsodist_silencedさん　こんにちは！

海外も含めて探されるときのために、原データを示しておきますね。
まず、女性製作家ルールデス・ウンシージャ（Lourdes Uncilla)
夫の演奏家兼製作家ホセ・ミゲル・モレーノ（Jose Miguel Moreno)

演奏のCDについて、件のフェルナンデスのものは残念ながら手元に
ないので、前述のホセ・ミゲル・モレーノのものを上げておきます。
The Magic Of Jose Miguel Moreno
GLOSSA GCD920005SENG

ロマンティックギター（19世紀ギター）の他、
バロックリュート、テオルボ、ビウィエラ、バロックギターなどの
演奏が入っています。

kyorochan

ありがとうございます。

今、YouTubeで見たら、Jose Miguel Moreno の演奏や、Lourdes Uncilla のリュートを使った演奏などが上がっていました。
あくまでもYouTube の音質で聴くリュートですが、透明感があり躊躇なく音が出ているような気がします。
19世紀ギターの音が楽しみです。