スケールの効果
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スケールの効果
こんにちわ
1年ほど前の英国のギター月刊誌に、コンサート優勝者のギター練習方法に関する短い記事がありました。ご存じのように、ヨーロッパはクラシックギターのコンクールが多くしかもそのレベルが非常に高いですね。この記事の記者は、このようなコンクールに優勝または上位入賞した人達の多くとインタビューをし、彼ら彼女らの練習方法に何か共通性があるかを探ったようです。それによりますと、優勝者らが、特に力を注いだ練習方法として共通しているのは、(1)スケールと(2)スロープラクティス(低速練習)でした。
スロープラクティス(低速練習)については、後で別のポストで議論するとして、スケールの効果を皆さんはどうみていますか。スケール練習の効果を実感したことはありますか。英語版デルカンプでも、スケール練習の効果を疑問視する人も少数派ではありますが、結構いるようでした。プロでもフェルナンデスはスケール練習は無用と明言しています。
このような議論は旧フォーラムで済んでいるのかもしれませんが、私は新人なので、このような質問をさせていただきました。
1年ほど前の英国のギター月刊誌に、コンサート優勝者のギター練習方法に関する短い記事がありました。ご存じのように、ヨーロッパはクラシックギターのコンクールが多くしかもそのレベルが非常に高いですね。この記事の記者は、このようなコンクールに優勝または上位入賞した人達の多くとインタビューをし、彼ら彼女らの練習方法に何か共通性があるかを探ったようです。それによりますと、優勝者らが、特に力を注いだ練習方法として共通しているのは、(1)スケールと(2)スロープラクティス(低速練習)でした。
スロープラクティス(低速練習)については、後で別のポストで議論するとして、スケールの効果を皆さんはどうみていますか。スケール練習の効果を実感したことはありますか。英語版デルカンプでも、スケール練習の効果を疑問視する人も少数派ではありますが、結構いるようでした。プロでもフェルナンデスはスケール練習は無用と明言しています。
このような議論は旧フォーラムで済んでいるのかもしれませんが、私は新人なので、このような質問をさせていただきました。
yasuo- 投稿数 : 42
所在地(Location) : 南カリフォルニア(southern California)
Registration date : 2008/11/22
スケールの効用
スケールと言っても色々ありますが
ヴィラロボスの12のエチュード(これはスケールでは無いですが)の様な3オクターブにわたる音域を使用するものは有効だと考えます。
まず、すばやいポジション移動と正確な押弦の練習になります。
また、スケールの音階パターンによっては、しばしば色々な通常の曲中に出てくる同じようなパターン(調)のパッセージへの応用がしやすいこと。
右手の弾弦パターン(指使い等)の通常曲への応用が可能な事。
があげられます。
ですので、各調のスケールを目をつぶってでもすばやく弾けるように反復練習する事は通常曲への応用範囲を拡げる事になると思います。
ただこれはスケールに限った事ではありません。
練習曲の中には、スケール要素を含む各調の練習曲がありますので、これらをスケールの代わりとする事も可能だと思います。
ただ、全ての調の両手のポジション確認を短時間でするのなら、スケール練習は最も有効となるでしょう。それぞれの調の練習曲を全部弾くとなると時間が掛かりすぎますからね。
以上私見ですので、別のご意見を是非お聞かせくださいませ。
ヴィラロボスの12のエチュード(これはスケールでは無いですが)の様な3オクターブにわたる音域を使用するものは有効だと考えます。
まず、すばやいポジション移動と正確な押弦の練習になります。
また、スケールの音階パターンによっては、しばしば色々な通常の曲中に出てくる同じようなパターン(調)のパッセージへの応用がしやすいこと。
右手の弾弦パターン(指使い等)の通常曲への応用が可能な事。
があげられます。
ですので、各調のスケールを目をつぶってでもすばやく弾けるように反復練習する事は通常曲への応用範囲を拡げる事になると思います。
ただこれはスケールに限った事ではありません。
練習曲の中には、スケール要素を含む各調の練習曲がありますので、これらをスケールの代わりとする事も可能だと思います。
ただ、全ての調の両手のポジション確認を短時間でするのなら、スケール練習は最も有効となるでしょう。それぞれの調の練習曲を全部弾くとなると時間が掛かりすぎますからね。
以上私見ですので、別のご意見を是非お聞かせくださいませ。
Re: スケールの効果
kittonです。
スケール練習の効果の程はよくわかりません。
私は最近少しだけスケールの練習をしていました。
何を目的にと云うのが漠然としていて、最近は重音やアルペジオの練習に切替えてしまいました。
ポジショニング、特にハイポジションを指に馴染ませる意味では有効かとは思いますが、それを覚えてしまうと、
あまりに単調すぎて面白みに欠けます。
同時に複数弦を弾いたり、押さえたりする重音やアルペジオの方が練習になるのでは思っています。
一音ずつ丁寧に音を作り出す練習であれば、スケールである必要もないし、早弾きの練習にはあまり実戦的ではないと思うし。
スケールをやる目的があるとは思うのですが、スケールを重視する理由はよく分かりません。
スケールをやるべき明確な理由とはなんなんでしょうかね。
スケール練習の効果の程はよくわかりません。
私は最近少しだけスケールの練習をしていました。
何を目的にと云うのが漠然としていて、最近は重音やアルペジオの練習に切替えてしまいました。
ポジショニング、特にハイポジションを指に馴染ませる意味では有効かとは思いますが、それを覚えてしまうと、
あまりに単調すぎて面白みに欠けます。
同時に複数弦を弾いたり、押さえたりする重音やアルペジオの方が練習になるのでは思っています。
一音ずつ丁寧に音を作り出す練習であれば、スケールである必要もないし、早弾きの練習にはあまり実戦的ではないと思うし。
スケールをやる目的があるとは思うのですが、スケールを重視する理由はよく分かりません。
スケールをやるべき明確な理由とはなんなんでしょうかね。
kitton- 投稿数 : 72
Registration date : 2008/11/22
自然流
こんばんわ。
旧デルカン板にも書いてましたが私流の方法をご紹介しておきます。始めた頃は高ポジションを覚えるのに
ハ長調から始め下から上っていき12フレットまで上り途中下車しながら下まで降りるのをまず覚えました。
後色々な調性を覚えました。旧板の何処かで何方かセゴビアのスケール・メソッドお尋ねじゃなかったかな。
青木先生のサイトをお薦めした覚えがあります。
今は弦張り替えて間もない時や練習始めに弦や指の動きを確かめるのに6、5、4弦の基音から上って行くのを
何回かする事もあります。そんなに長くはやりません。
練習曲の中で週に何回か必ず弾くスケールが入ってるのは
カルカッシの有名な作品60の練習曲集から「1番ハ長調」 (これはIihamaさんの見事な注解に従ってます。)
それに14番ニ長調
デルカン文庫のレベル5に入ってるコストの作品38から「2番 ハ長調」
何でも一つの事ばっかりやってるとご指摘のように飽きてしまうから色々な練習曲を弾くように心がけてます。
ご参考まで
Whooper 拝
旧デルカン板にも書いてましたが私流の方法をご紹介しておきます。始めた頃は高ポジションを覚えるのに
ハ長調から始め下から上っていき12フレットまで上り途中下車しながら下まで降りるのをまず覚えました。
後色々な調性を覚えました。旧板の何処かで何方かセゴビアのスケール・メソッドお尋ねじゃなかったかな。
青木先生のサイトをお薦めした覚えがあります。
今は弦張り替えて間もない時や練習始めに弦や指の動きを確かめるのに6、5、4弦の基音から上って行くのを
何回かする事もあります。そんなに長くはやりません。
練習曲の中で週に何回か必ず弾くスケールが入ってるのは
カルカッシの有名な作品60の練習曲集から「1番ハ長調」 (これはIihamaさんの見事な注解に従ってます。)
それに14番ニ長調
デルカン文庫のレベル5に入ってるコストの作品38から「2番 ハ長調」
何でも一つの事ばっかりやってるとご指摘のように飽きてしまうから色々な練習曲を弾くように心がけてます。
ご参考まで
Whooper 拝
whooper- 投稿数 : 627
所在地(Location) : Osaka Japan
Registration date : 2008/11/13
スケールを重視する理由
こんにちは。UENO Karen です。
みなさん実用的な面からいろいろおっしゃってますので、ちょっと違った視点から。
いきなり飛躍するのですが、公文式というのをご存知ですか?
特に、算数ですが、なんだか尋常じゃない量の計算問題を毎日やらせる学習方法です。(子供のころ泣きながらやった覚えがあります…)
なかでも、たす1(X+1=?)、という計算の教材がものすごーく多いのです。たす1、というのをそれこそ何ヶ月も、場合によっては何年もやって、最後の方には199+1= とか出てくるのですが、あくまでたす1。そのあとはじめてたす2とかたす3とか、2桁たす2桁とか、引き算とか出てくるのですが、たす1の量に比べると大したことないです。
始者の公文公(すごい名前だ…)の本を読む機会があったのですが、この「たす1」の膨大な量を必要とする理由は、「数の世界に対するセンスを身に付けるため」だそうです。1のつぎは2、2のつぎは3、3のつぎは4……というのがすべての計算の基本、ひいては数学の基本だからと。で、実際、「引き算が苦手だと言っているのに引き算をさせてくれない」という苦情を言っていた人も、「たす1をやっているうちに引き算もできるようになった、不思議だ」と言うようにになるのだそうです。
このくだりを読んだときはたと思ったのですが、これって、ギターで言うスケールなんじゃないかと。ドのつぎはレ、レのつぎはミ、指と一緒に耳も目も鍛えていると考えれば、ソルフュージュも譜読みもスケールが基本ということなりますよね。ちなみに私の師匠もスケールを重視する人でしたが、「どんなに難しいメロディーも結局はドレミファソラシドの組み合わせなんだから。」という理由でした。
以上、独断と偏見でした。
みなさん実用的な面からいろいろおっしゃってますので、ちょっと違った視点から。
いきなり飛躍するのですが、公文式というのをご存知ですか?
特に、算数ですが、なんだか尋常じゃない量の計算問題を毎日やらせる学習方法です。(子供のころ泣きながらやった覚えがあります…)
なかでも、たす1(X+1=?)、という計算の教材がものすごーく多いのです。たす1、というのをそれこそ何ヶ月も、場合によっては何年もやって、最後の方には199+1= とか出てくるのですが、あくまでたす1。そのあとはじめてたす2とかたす3とか、2桁たす2桁とか、引き算とか出てくるのですが、たす1の量に比べると大したことないです。
始者の公文公(すごい名前だ…)の本を読む機会があったのですが、この「たす1」の膨大な量を必要とする理由は、「数の世界に対するセンスを身に付けるため」だそうです。1のつぎは2、2のつぎは3、3のつぎは4……というのがすべての計算の基本、ひいては数学の基本だからと。で、実際、「引き算が苦手だと言っているのに引き算をさせてくれない」という苦情を言っていた人も、「たす1をやっているうちに引き算もできるようになった、不思議だ」と言うようにになるのだそうです。
このくだりを読んだときはたと思ったのですが、これって、ギターで言うスケールなんじゃないかと。ドのつぎはレ、レのつぎはミ、指と一緒に耳も目も鍛えていると考えれば、ソルフュージュも譜読みもスケールが基本ということなりますよね。ちなみに私の師匠もスケールを重視する人でしたが、「どんなに難しいメロディーも結局はドレミファソラシドの組み合わせなんだから。」という理由でした。
以上、独断と偏見でした。
UENO Karen- 投稿数 : 220
所在地(Location) : 新潟 → 鳴子 → 仙台 → 金沢(現在)
Registration date : 2008/11/23
Re: スケールの効果
皆さんのコメントありがとうございます。
以前はメジャースケールを3種類ぐらい、マイナースケールを1つ練習してきましたが、スケール練習の効果に疑問を感じてから、3オクターブのメジャースケール1つしかやらなくなりました。これは6弦の開放から1弦の12フレットまでのもので、Eメジャー(シャープ4個、ホ長調?)と呼ばれるようです。実際の曲の中で1オクターブ近くのスケールですら出てくる場面は殆どないこと、しかもそれをアポヤンドで弾くことも殆どないように思い、最近の私のスケール練習は、アルアイレで上記のEメジャーのみとしています。
どんな楽器の場合でもスケールの重要性は言われていますし、ヨーロッパのコンペティションの優勝者達がスケール練習を重要視しているのですから、必須の練習項目であることは間違いないのでしょうね。しかし明確な目的意識がないと練習はつまらないものですから、まずスケール練習をする意味・目的を設定する必要があるようです。少し関連情報をリサーチしてみます。
ところで、このポストを書いている画面の文字はいつもより大きく表示されるようです。何か私の設定が間違っているのかもしれません。
以前はメジャースケールを3種類ぐらい、マイナースケールを1つ練習してきましたが、スケール練習の効果に疑問を感じてから、3オクターブのメジャースケール1つしかやらなくなりました。これは6弦の開放から1弦の12フレットまでのもので、Eメジャー(シャープ4個、ホ長調?)と呼ばれるようです。実際の曲の中で1オクターブ近くのスケールですら出てくる場面は殆どないこと、しかもそれをアポヤンドで弾くことも殆どないように思い、最近の私のスケール練習は、アルアイレで上記のEメジャーのみとしています。
どんな楽器の場合でもスケールの重要性は言われていますし、ヨーロッパのコンペティションの優勝者達がスケール練習を重要視しているのですから、必須の練習項目であることは間違いないのでしょうね。しかし明確な目的意識がないと練習はつまらないものですから、まずスケール練習をする意味・目的を設定する必要があるようです。少し関連情報をリサーチしてみます。
ところで、このポストを書いている画面の文字はいつもより大きく表示されるようです。何か私の設定が間違っているのかもしれません。
yasuo- 投稿数 : 42
所在地(Location) : 南カリフォルニア(southern California)
Registration date : 2008/11/22
Re: スケールの効果
こんにちわ
は万国共通のutf-8ですが大きさ、色、書体はエデイターを起動するとAA ~ Aの小さなアイコンで代えられます。
と言っても書体は日本語系がないので明朝程度にしか変わらないようですね。
ひょっとして画面の解像度を変えられたりしてて。。。
スケールの目的と効果ですが、私の場合「ギターをまともに弾けるようになること」に尽きます。特にバロック期
のスケールを中心にしたような曲の場合です。バッハのプレリュードやクーラントに強弱、緩急、音色の変化、が
付けられたらな。。。
ご参考まで
Whooper 拝
そうですか。この掲示板ソフトではサーバー側ではフォントは別になにも設定していないと思います。文字コードところで、このポストを書いている画面の文字はいつもより大きく表示されるようです。何か私の設定が
間違っているのかもしれません。
は万国共通のutf-8ですが大きさ、色、書体はエデイターを起動するとAA ~ Aの小さなアイコンで代えられます。
と言っても書体は日本語系がないので明朝程度にしか変わらないようですね。
ひょっとして画面の解像度を変えられたりしてて。。。
スケールの目的と効果ですが、私の場合「ギターをまともに弾けるようになること」に尽きます。特にバロック期
のスケールを中心にしたような曲の場合です。バッハのプレリュードやクーラントに強弱、緩急、音色の変化、が
付けられたらな。。。
ご参考まで
Whooper 拝
最終編集者 whooper [ 2010-05-25, 1:17 am ], 編集回数 1 回
whooper- 投稿数 : 627
所在地(Location) : Osaka Japan
Registration date : 2008/11/13
Re: スケールの効果
Yasuoさん、はじめまして。Atkです。
「スケール練習は必要か?」結構刺激的な、命題ですよね。実を言えば、私も以前同じ疑問にぶつかったことがあります。
確かに、メカニカルな観点から考えれば、左右個々の指を鍛えて、(左手ならスラーなど、右手ならアルペジオやトレモロ)
最後に半音階練習などで左右シンクロの練習をした方が効果的だと考えていたこともあります。
しかしながら、現在はスケール練習を毎日取り入れています。
何故か?最近、スケール練習は単にメカニカルな運動の観点からのみならず、音楽を作り出す上で非常に有効な練習であると感じるからです。
具体的な説明の前に、どの様なスケール練習なら「音楽的に」効果的か?ということを私なりの解釈で述べてみます。
まず、一つの調でのみスケール練習をしたのではあまり効果が無いと考えます。理想的には24の調で全部やるのが良いのでしょうが、
そこまでやっていると1日の練習がスケールだけで終わってしまうかもしれないので、ギターでよく用いられる調(私自身は♯が4つくらい
♭は3つくらいまで)でやれば良いと思います。ここで、様々な調でやる理由は明白だと思いますが、曲の調における基本的な構成音を
「身体に染み込ませる」ということです。また、曲の中でKeyが変わったときの構成音を(楽譜から読み取るのではなく)耳から感じ取れる
ような練習をすることにもなります。また、その調の基音(例えばハ長調ならドの音)に対して、他の音がどの様な距離感・緊張があるか
といったことを、やはり耳から感じ取る練習になります。
ここで、重要なのは「耳から感じ取る」ということだと考えています。上記のことは、楽典やもっと詳しくは理論書などをみれば詳しく書いて
あることですが、これを頭でのみ理解したのでは音楽を奏でる上ではあまり意味が無いような気がします。実際に、一つ一つの音が持つ
意味を耳から感じ取って、はじめて音楽の構成が見えてくると思っています。こうした「耳の訓練」にスケール練習は非常に効果的だと感じます。
こうした観点から、私がスケール練習をするときは、「1オクターブだけ」「一音一音をゆっくり聞きながら」「様々な調で」「様々なポジション」でおこなっています。
「スケール練習は必要か?」結構刺激的な、命題ですよね。実を言えば、私も以前同じ疑問にぶつかったことがあります。
確かに、メカニカルな観点から考えれば、左右個々の指を鍛えて、(左手ならスラーなど、右手ならアルペジオやトレモロ)
最後に半音階練習などで左右シンクロの練習をした方が効果的だと考えていたこともあります。
しかしながら、現在はスケール練習を毎日取り入れています。
何故か?最近、スケール練習は単にメカニカルな運動の観点からのみならず、音楽を作り出す上で非常に有効な練習であると感じるからです。
具体的な説明の前に、どの様なスケール練習なら「音楽的に」効果的か?ということを私なりの解釈で述べてみます。
まず、一つの調でのみスケール練習をしたのではあまり効果が無いと考えます。理想的には24の調で全部やるのが良いのでしょうが、
そこまでやっていると1日の練習がスケールだけで終わってしまうかもしれないので、ギターでよく用いられる調(私自身は♯が4つくらい
♭は3つくらいまで)でやれば良いと思います。ここで、様々な調でやる理由は明白だと思いますが、曲の調における基本的な構成音を
「身体に染み込ませる」ということです。また、曲の中でKeyが変わったときの構成音を(楽譜から読み取るのではなく)耳から感じ取れる
ような練習をすることにもなります。また、その調の基音(例えばハ長調ならドの音)に対して、他の音がどの様な距離感・緊張があるか
といったことを、やはり耳から感じ取る練習になります。
ここで、重要なのは「耳から感じ取る」ということだと考えています。上記のことは、楽典やもっと詳しくは理論書などをみれば詳しく書いて
あることですが、これを頭でのみ理解したのでは音楽を奏でる上ではあまり意味が無いような気がします。実際に、一つ一つの音が持つ
意味を耳から感じ取って、はじめて音楽の構成が見えてくると思っています。こうした「耳の訓練」にスケール練習は非常に効果的だと感じます。
こうした観点から、私がスケール練習をするときは、「1オクターブだけ」「一音一音をゆっくり聞きながら」「様々な調で」「様々なポジション」でおこなっています。
Atk- 投稿数 : 5
Registration date : 2008/12/04
Re: スケールの効果
whooper さん
コメントありがとうございます。REPLY画面でいつもと違って文字が大きく表示されたのは、そのとき1回だけでした。その後何も問題はありませんので、何か偶発的なものだったようです。
私もスケールはメカニカル面の強化と割り切りたいとおもいます。バッハのプレリュードを私も弾きたいのですが、左手が難しいと聞いていますので、躊躇しています。
コメントありがとうございます。REPLY画面でいつもと違って文字が大きく表示されたのは、そのとき1回だけでした。その後何も問題はありませんので、何か偶発的なものだったようです。
私もスケールはメカニカル面の強化と割り切りたいとおもいます。バッハのプレリュードを私も弾きたいのですが、左手が難しいと聞いていますので、躊躇しています。
yasuo- 投稿数 : 42
所在地(Location) : 南カリフォルニア(southern California)
Registration date : 2008/11/22
Re: スケールの効果
Atk さん、初めまして、
スケールに関して詳しいコメントありがとうございました。
私はギターに関してはレイトスターターで経験年数も少ないせいか、まだAtkさんの言われる「音楽的」効果というのは、体感できるレベルにありません。
各調の構成音を相対的に感じとることはできますが、私には調が変わっても、その調の基音に対する他の音の距離感は、相対的には同じにしか聞こえません(当然ですが)。多分Atkさんは絶対音感をお持ちなのでしょう。
いただきましたコメントを参考にゆっくり考えてみます。ありがとうございました。
スケールに関して詳しいコメントありがとうございました。
私はギターに関してはレイトスターターで経験年数も少ないせいか、まだAtkさんの言われる「音楽的」効果というのは、体感できるレベルにありません。
各調の構成音を相対的に感じとることはできますが、私には調が変わっても、その調の基音に対する他の音の距離感は、相対的には同じにしか聞こえません(当然ですが)。多分Atkさんは絶対音感をお持ちなのでしょう。
いただきましたコメントを参考にゆっくり考えてみます。ありがとうございました。
yasuo- 投稿数 : 42
所在地(Location) : 南カリフォルニア(southern California)
Registration date : 2008/11/22
左手の運びと右手のタッチの強化だと思います
スケールを「音階」と解釈すると言う前提で申し上げますと、表題がその目的だと思います。
セゴビアのスケール(ドイツのショット社から出版されていましたが、いまはどうだか)は
左手(指)の移動で言えば、3種類と特殊なパターンが5種類くらいあります。
私はこの3種類を徹底的に練習しました。これを弦の2フレッからスタートして7フレットで終わり、
順に2-4-1-2-4-1-3-1-3-1-3-4(いま夜中で弾けないので正確ではありませんが)と言った風に
弾いて、戻っていく。3種類をそれぞれ7回、mi、am、iaとやる。これだけで60通り以上の練習になります。
どなたかもコメントしておられましたが、このスケールをマスターすると、和音をとアルペジオを除いてはほとんどの曲で応用できます。
つまり、この運指を覚えることで指の運びが習得できるわけです。
それに右手のタッチ強化になります。中程度の速度で弾くのは皆出来ますが、極端に遅く弾いたり、速く弾いたりも、
このスケールは役に立ちます。そのときアルペジオとアルアイレで弾く。
辛くて面白みのない練習ですが、「毎日2時間やれば、100のエチュードに勝る」みたいなことを、考案者の
セゴビアが言っていて、それを頑なに信じて打ち込みました。
学生のころですから今はそれほどやりませんが、ウォーミングアップには最適です。
セゴビアのスケール(ドイツのショット社から出版されていましたが、いまはどうだか)は
左手(指)の移動で言えば、3種類と特殊なパターンが5種類くらいあります。
私はこの3種類を徹底的に練習しました。これを弦の2フレッからスタートして7フレットで終わり、
順に2-4-1-2-4-1-3-1-3-1-3-4(いま夜中で弾けないので正確ではありませんが)と言った風に
弾いて、戻っていく。3種類をそれぞれ7回、mi、am、iaとやる。これだけで60通り以上の練習になります。
どなたかもコメントしておられましたが、このスケールをマスターすると、和音をとアルペジオを除いてはほとんどの曲で応用できます。
つまり、この運指を覚えることで指の運びが習得できるわけです。
それに右手のタッチ強化になります。中程度の速度で弾くのは皆出来ますが、極端に遅く弾いたり、速く弾いたりも、
このスケールは役に立ちます。そのときアルペジオとアルアイレで弾く。
辛くて面白みのない練習ですが、「毎日2時間やれば、100のエチュードに勝る」みたいなことを、考案者の
セゴビアが言っていて、それを頑なに信じて打ち込みました。
学生のころですから今はそれほどやりませんが、ウォーミングアップには最適です。
スケール練習の意味
おひさです。出張から戻ってきました。僕も混ぜてくだされ
atkさんの話通り、調性の色彩感は身に付きます。それは絶対音感ならず相対音感で僕も同感です。sabjiiさんの方法はメカニカルな練習方法ですね。僕もあれこれ、遠ざかってますが思い出すとやってます。1234-4321-14-13-12-13〜の上昇パターンで1フレットずつ上昇。下降は4321-1234-41-31-21-31〜で12フレットから降りてきます。
スケール練習で得られるものは、まずギターの構造というかまんべんない音の配置が会得出来るでしょう。クラシックに限る訳ではないですが譜面の解釈や実際に演奏でもミストーンは出難くなる。つまり全フレットで調性の位置関係の把握により、運指も考えやすくなるし曲の解釈力がぐっと深まります。ついでにスケールから派生する和音を、スケール練習?するのも凄くためになります。
次にスケールな鍛錬をする事により、演奏に漂うリズム感、流れと言うのかな、持続して演奏する事が可能になります。様々なジャンルではグルーブ感が重用視されているので、ギター1本で表現してしまうクラシックギターの弱点?乗れてない演奏になりやすいポイントを力づけて行ける気がします。
あとお薦めはアクセントの位置や音価をかえてみる。3連符にしたり8分音符でも3つ取りでアクセントを付けるとか膨大に方法はあります。あと上昇はだんだんと大きく、下降は音量をさげてピアニシモでやってみる。これは音楽的に良いと地元のクラギ走者から伺いました。音楽的にスケール練習をすると言う考え方は、苦痛な練習が目から鱗かも知れません
まあ・・・僕はジャズなんでいろんなスケールが多すぎて、テレビみたりラジオ聞きながらやってる怠け者です(笑)
atkさんの話通り、調性の色彩感は身に付きます。それは絶対音感ならず相対音感で僕も同感です。sabjiiさんの方法はメカニカルな練習方法ですね。僕もあれこれ、遠ざかってますが思い出すとやってます。1234-4321-14-13-12-13〜の上昇パターンで1フレットずつ上昇。下降は4321-1234-41-31-21-31〜で12フレットから降りてきます。
スケール練習で得られるものは、まずギターの構造というかまんべんない音の配置が会得出来るでしょう。クラシックに限る訳ではないですが譜面の解釈や実際に演奏でもミストーンは出難くなる。つまり全フレットで調性の位置関係の把握により、運指も考えやすくなるし曲の解釈力がぐっと深まります。ついでにスケールから派生する和音を、スケール練習?するのも凄くためになります。
次にスケールな鍛錬をする事により、演奏に漂うリズム感、流れと言うのかな、持続して演奏する事が可能になります。様々なジャンルではグルーブ感が重用視されているので、ギター1本で表現してしまうクラシックギターの弱点?乗れてない演奏になりやすいポイントを力づけて行ける気がします。
あとお薦めはアクセントの位置や音価をかえてみる。3連符にしたり8分音符でも3つ取りでアクセントを付けるとか膨大に方法はあります。あと上昇はだんだんと大きく、下降は音量をさげてピアニシモでやってみる。これは音楽的に良いと地元のクラギ走者から伺いました。音楽的にスケール練習をすると言う考え方は、苦痛な練習が目から鱗かも知れません
まあ・・・僕はジャズなんでいろんなスケールが多すぎて、テレビみたりラジオ聞きながらやってる怠け者です(笑)
黒白・無外流- 投稿数 : 148
所在地(Location) : 新潟市
Registration date : 2008/11/27
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