老俣野翁が復活しました。

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老俣野翁が復活しました。

投稿  whooper on 2010-11-03, 7:39 pm

こんばんわ。

手持ちの古楽器五本の内、三本は補修済みです。河野70年製はフレットの打ち直し。寺田兄弟はご紹介
の通り、河野56年製はまだ桜井師匠の許から帰ってません。今回は予備役に編入していた俣野勝氏の67
年製を修理に出しました。親元が健在なら実家に戻すようにして来ましたが俣野氏は80年初頭から消息
不明。アストリアス工房が引き継いでますがずっと前の話だから繋がりも薄いです。

俣野勝氏は日本クラギ製作史の中でも一時代を築いた方です。元々はバイオリン製作家でしたが60年初頭
からクラギの製作を始められ数も作られて60-70年代はかなり普及してました。御自分の銘入りの他、
CervantezやEsperanza等のOEMブランドやAria も手がけられてました。私も若い頃茶位にするか俣野に
するかで迷い結局茶位を選びました。

まあそんな懐かしさもあって三年前にネット・オークションで珍しい「名工工房」時代の作を買いました。
ラベルには自筆で名前と製造年、モデル番号 1967 A6 と記されています。中の設計はかなり頑丈です。













そこで何処にお願いしようか探していたら所沢に工房をお持ちの朝倉宏泰様のページを見つけました。
製作家と修理家では経験もknow-howも違うでしょうからこの際修理を専門になさってる朝倉様にお願
いしたところ快く引き受けて頂きました。

俣野は弦高が高いのでちょっと弾き難いんです。まあ慣れれば然程感じませんが。検診の結果は予想に
反しかなり重症でした。力木が何本か剥がれかかってるしヒールの接合部も隙が出てる。ナットもブリ
ッジも不安定。あれこれ直して頂き約6万円程でした。

御自身のホーム・ページに修復作業を載せて頂いてますから御興味ある方はご覧下さい。

老俣野翁の若返り

音は低音も良く伸びるようになったし音量も豊か、それと芯のある音になったと感じます。
古楽器をお使いの方は愛器の健康診断を一度御検討下さい。

それでは又
Whooper 拝
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