ARC:調弦の方法について
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ARC:調弦の方法について
ARCHIVE〔投稿者CRさん〕原題:調弦の方法について教えてください
最近チューナーを購入しました。それまでは音叉(440Hz)を使用して5弦を基準に調弦をしておりました。
調弦の方法は5フレットと7フレットのハーモニクスを利用してウナリがなくなるようにしておりましたが、あるサイトに「ギターは平均律の楽器であるためハーモニクス(純正律)で調弦しても実際に押弦した場合と異なる」と書いてありました。
自分なりに調弦する方法を考えたのですが、
1.すべての弦をチューナで合わせる。
2.5弦を基準に5フレット(3弦のみ4フレット)で合わせる。
3.5弦を基準に5フレットと7フレットのハーモニクスで合わせる。(たぶん合わない)
4.最後に他の弦のオクターブと合わせる。
ギターのフレッチングの誤差、弦の不良などで完全な調弦は無理とは思いますが皆さんのお勧めの方法がありましたら教えてください。
最近チューナーを購入しました。それまでは音叉(440Hz)を使用して5弦を基準に調弦をしておりました。
調弦の方法は5フレットと7フレットのハーモニクスを利用してウナリがなくなるようにしておりましたが、あるサイトに「ギターは平均律の楽器であるためハーモニクス(純正律)で調弦しても実際に押弦した場合と異なる」と書いてありました。
自分なりに調弦する方法を考えたのですが、
1.すべての弦をチューナで合わせる。
2.5弦を基準に5フレット(3弦のみ4フレット)で合わせる。
3.5弦を基準に5フレットと7フレットのハーモニクスで合わせる。(たぶん合わない)
4.最後に他の弦のオクターブと合わせる。
ギターのフレッチングの誤差、弦の不良などで完全な調弦は無理とは思いますが皆さんのお勧めの方法がありましたら教えてください。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者MYさん〕
”あるサイトに「ギターは平均律の楽器であるためハーモニクス(純正律)で調弦しても実際に押弦した場合と異なる」と書いてありました”
大変心苦しいのですが、もしかしたら私のサイトかも知れないですね。ええ、確かにこんなことを書いたことがあります。
厳密にいいますと、平均律の完全5度と自然倍音の完全5度(ハーモニクスの5度)には音程のズレがあります。
平均律が700セント、純正だと702セント、その差2セントです。
で、この2セントがギターの調弦においてどれくらいの問題を及ぼすかといいますと、正直な話、まったく考慮しなくてもいいくらいの差なのではないかと思っています。
それこそ押弦の具合でこの程度の音程差はほっといても出るものでしょうし、弾いてるうちにこれくらいは普通に狂います。
だからあんまり細かいこと気にしても仕方がないと思っているのですが、でもチューニングはちゃんとしてるにこしたことはないとも思います。
じゃあ、そのチューニングがちゃんとしているというのはどういう状態かというと、演奏する曲に応じて調整されている状態ではないかなと思っています。なので私のチューニングの手順は、
1. 5弦Aをチューナーであわせる
2. ハーモニクスで全弦あわせる
3. 押弦して微調整していく、5度でとったりオクターブも聴いたり
4. 弾く曲の中で特にシビアな部分がきれいになるように調整する
というようにしています。けれど普段はここまでシビアではなく、オープンのGやCあたりがきれいに響けばいいや、って感じです。
ポピュラー系のギターでは、バズ・フェイトン・チューニング・システムというのがあるのですが、これはバズ・フェイトンという人が提唱する、狂いの少ないチューニング・システムです。
ナットとブリッジがバズ・フェイトン・チューニング・システムにしたがって調整されていることが条件だそうですが、調べてみられると参考になることもあるのではないかと思います。
”あるサイトに「ギターは平均律の楽器であるためハーモニクス(純正律)で調弦しても実際に押弦した場合と異なる」と書いてありました”
大変心苦しいのですが、もしかしたら私のサイトかも知れないですね。ええ、確かにこんなことを書いたことがあります。
厳密にいいますと、平均律の完全5度と自然倍音の完全5度(ハーモニクスの5度)には音程のズレがあります。
平均律が700セント、純正だと702セント、その差2セントです。
で、この2セントがギターの調弦においてどれくらいの問題を及ぼすかといいますと、正直な話、まったく考慮しなくてもいいくらいの差なのではないかと思っています。
それこそ押弦の具合でこの程度の音程差はほっといても出るものでしょうし、弾いてるうちにこれくらいは普通に狂います。
だからあんまり細かいこと気にしても仕方がないと思っているのですが、でもチューニングはちゃんとしてるにこしたことはないとも思います。
じゃあ、そのチューニングがちゃんとしているというのはどういう状態かというと、演奏する曲に応じて調整されている状態ではないかなと思っています。なので私のチューニングの手順は、
1. 5弦Aをチューナーであわせる
2. ハーモニクスで全弦あわせる
3. 押弦して微調整していく、5度でとったりオクターブも聴いたり
4. 弾く曲の中で特にシビアな部分がきれいになるように調整する
というようにしています。けれど普段はここまでシビアではなく、オープンのGやCあたりがきれいに響けばいいや、って感じです。
ポピュラー系のギターでは、バズ・フェイトン・チューニング・システムというのがあるのですが、これはバズ・フェイトンという人が提唱する、狂いの少ないチューニング・システムです。
ナットとブリッジがバズ・フェイトン・チューニング・システムにしたがって調整されていることが条件だそうですが、調べてみられると参考になることもあるのではないかと思います。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者TSさん〕
tuning・・・本当にややこしいですね。
昔は、5F、7Fのハーモニクスか、5弦を音叉か笛であわせてという〔投稿者CR〕さんの(2)、(3)が中心だったように思います。
だけど、(3)は〔投稿者CR〕さんの言われる問題、(2)は、少しのずれが蓄積されてしまうなどと言われています。
私は、基本的にはtunerで全弦、合わせていますが、これもperfectとはいえないようで、頭の痛いことです。
この問題を解決したと言われるBuzz Feiten TuningSystemなるものは、アコギのGarrisonというメーカーに採用されたりしています。 (友人が購入したので弾かしてもらったところ、コードの響きは確かに良かったような気が・・・)
ただし、このsystemにも若干の異論が出ているようなんです。
ちなみに、今日(6日)から始まるNHKギター教室のテキストでは、
(1)1弦5Fを音叉でラに
(2)1弦開放と6弦開放
(3)1弦5Fと5弦開放
(4)1弦開放と4弦2F
(5)1弦3Fと3弦開放
(6)1弦開放と2弦5f の順番で書いてあります。
tuning・・・本当にややこしいですね。
昔は、5F、7Fのハーモニクスか、5弦を音叉か笛であわせてという〔投稿者CR〕さんの(2)、(3)が中心だったように思います。
だけど、(3)は〔投稿者CR〕さんの言われる問題、(2)は、少しのずれが蓄積されてしまうなどと言われています。
私は、基本的にはtunerで全弦、合わせていますが、これもperfectとはいえないようで、頭の痛いことです。
この問題を解決したと言われるBuzz Feiten TuningSystemなるものは、アコギのGarrisonというメーカーに採用されたりしています。 (友人が購入したので弾かしてもらったところ、コードの響きは確かに良かったような気が・・・)
ただし、このsystemにも若干の異論が出ているようなんです。
ちなみに、今日(6日)から始まるNHKギター教室のテキストでは、
(1)1弦5Fを音叉でラに
(2)1弦開放と6弦開放
(3)1弦5Fと5弦開放
(4)1弦開放と4弦2F
(5)1弦3Fと3弦開放
(6)1弦開放と2弦5f の順番で書いてあります。
最終編集者 remains [ 2009-11-02, 3:17 pm ], 編集回数 1 回
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者CRさん〕
アドバイスありがとうございます。
いつも完全に合わせたつもりでもハイポジションでコードを弾くと気持ちが悪くイライラしていました。
特にユニゾンでオクターブの音(8ポジションで3弦のレと1弦レや、4弦のラと2弦のラなど)を弾くと合っていないことが多々あります。
きちんと調弦しても6弦4フレットのハーモニクスG#と1弦4フレットの実音G#が必ず合わないことも知りました。
ある程度の妥協も必要なのでしょうね。
アドバイスを参考に演奏曲に合わせた調弦を心がけたいと思います。
アドバイスありがとうございます。
いつも完全に合わせたつもりでもハイポジションでコードを弾くと気持ちが悪くイライラしていました。
特にユニゾンでオクターブの音(8ポジションで3弦のレと1弦レや、4弦のラと2弦のラなど)を弾くと合っていないことが多々あります。
きちんと調弦しても6弦4フレットのハーモニクスG#と1弦4フレットの実音G#が必ず合わないことも知りました。
ある程度の妥協も必要なのでしょうね。
アドバイスを参考に演奏曲に合わせた調弦を心がけたいと思います。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者AKさん〕
〔応答者TS〕さんも書いてられますが、調弦のときは必ず一つの弦を基準に他の弦を合わせていったほうが良いようです。
5弦からあわせて、5−4,4−3,3−2,2−1、6−5とやってゆくと、調弦の間に(伝言ゲームのように)すこしづつ音がずれる可能性があります。
私が用いているのは5弦を基準にするものと、1弦を基準にするものの二種類です(どちらを用いるかはその時の気分で決めていますが)。
まず5弦を基準にする場合は
1)5弦を音叉であわせる。
2)5弦5フレットのハーモニクスと4弦7フレットのハーモニクスをあわせる。
3)5弦12フレットのハーモニクスと3弦2フレットの実音をあわせる。
4)5弦2フレットの実音と2弦開放弦の実音(オクターブ)をあわせる。(オクターブが合わせにくい場合、5弦の2フレットを押さえて14フレットで人工ハーモニクスとあわせても良いです)
5)5弦7フレットのハーモニクスと1弦開放をあわせる。
6)6弦5フレットと5弦7フレットのハーモニクスをあわせる。
1弦を基準にする場合は、〔応答者TS〕さんとほぼ同じですが、
1)1弦3フレット実音と3弦12フレットハーモニクス
2)1弦5フレット実音と4弦7フレットハーモニクス
3)1弦開放実音と6弦5フレットハーモニクスであわせています。
どちらの場合でも調弦後はEmajorコードを鳴らして響きを確認します。
また、微妙な音のずれに関してはプロの演奏家は弦を引っ張り上げたりして微妙に音程をコントロールしているそうです(バイオリンやチェロの奏者と同じですね)。
〔応答者TS〕さんも書いてられますが、調弦のときは必ず一つの弦を基準に他の弦を合わせていったほうが良いようです。
5弦からあわせて、5−4,4−3,3−2,2−1、6−5とやってゆくと、調弦の間に(伝言ゲームのように)すこしづつ音がずれる可能性があります。
私が用いているのは5弦を基準にするものと、1弦を基準にするものの二種類です(どちらを用いるかはその時の気分で決めていますが)。
まず5弦を基準にする場合は
1)5弦を音叉であわせる。
2)5弦5フレットのハーモニクスと4弦7フレットのハーモニクスをあわせる。
3)5弦12フレットのハーモニクスと3弦2フレットの実音をあわせる。
4)5弦2フレットの実音と2弦開放弦の実音(オクターブ)をあわせる。(オクターブが合わせにくい場合、5弦の2フレットを押さえて14フレットで人工ハーモニクスとあわせても良いです)
5)5弦7フレットのハーモニクスと1弦開放をあわせる。
6)6弦5フレットと5弦7フレットのハーモニクスをあわせる。
1弦を基準にする場合は、〔応答者TS〕さんとほぼ同じですが、
1)1弦3フレット実音と3弦12フレットハーモニクス
2)1弦5フレット実音と4弦7フレットハーモニクス
3)1弦開放実音と6弦5フレットハーモニクスであわせています。
どちらの場合でも調弦後はEmajorコードを鳴らして響きを確認します。
また、微妙な音のずれに関してはプロの演奏家は弦を引っ張り上げたりして微妙に音程をコントロールしているそうです(バイオリンやチェロの奏者と同じですね)。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者HHさん〕
私はものすごくいい加減です。
バンド(エレキギター)や周りがうるさい時は、チューニングメーターを使うに限りますが、普段は音叉を使っています。
5弦をAにしたら、ハーモニクスで合わせていって、最後は6弦の開放と1弦の開放を合わせる。これが基本です。
ただナイロン弦は最初狂いやすいので、それぞれのA音でオクターブを合わせるようにしています。
それで、後はちょっと弾いてみると、1弦が微妙に下がっている。6弦が微妙に上がっているというのが分かりますよね。
それを微調整して終わりです。
それでも狂ったら(特にハイポジションは微妙に狂います)。
〔応答者AK〕さんのおっしゃる通り、チョーキングとかベンドと呼ばれるテクニックなのですが、微妙に弦を上や下に上げて調整しています。
私はものすごくいい加減です。
バンド(エレキギター)や周りがうるさい時は、チューニングメーターを使うに限りますが、普段は音叉を使っています。
5弦をAにしたら、ハーモニクスで合わせていって、最後は6弦の開放と1弦の開放を合わせる。これが基本です。
ただナイロン弦は最初狂いやすいので、それぞれのA音でオクターブを合わせるようにしています。
それで、後はちょっと弾いてみると、1弦が微妙に下がっている。6弦が微妙に上がっているというのが分かりますよね。
それを微調整して終わりです。
それでも狂ったら(特にハイポジションは微妙に狂います)。
〔応答者AK〕さんのおっしゃる通り、チョーキングとかベンドと呼ばれるテクニックなのですが、微妙に弦を上や下に上げて調整しています。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者TSさん〕
純正5度調弦法という方法が、服部修司さんのサイトで紹介されています。
http://www2.starcat.ne.jp/‾andreas/tuning.html
私は、〔投稿者CR〕さんほど耳が良いわけではないのですが、ハイポジションでは、時に情けなくなって、ため息の出るときがあります。
エレキギターは、ブリッジでオクターブ調整ができるのですが、クラシックギターやアコギは、なかなかやっかいです。
純正5度調弦法という方法が、服部修司さんのサイトで紹介されています。
http://www2.starcat.ne.jp/‾andreas/tuning.html
私は、〔投稿者CR〕さんほど耳が良いわけではないのですが、ハイポジションでは、時に情けなくなって、ため息の出るときがあります。
エレキギターは、ブリッジでオクターブ調整ができるのですが、クラシックギターやアコギは、なかなかやっかいです。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者ATさん〕
半年位前から、6弦ともチューナーで合わせてました。
便利で満足していたのですが、ある日、「おれ、耳で合わせずに目で合わせてる。
こんなんでいいんだろうか?」と思い、ほぼ同時期に先生から「チューナーに頼りすぎないように」とのアドバイスもあったため、現在、このトピックも参考にしながら、色々なチューニング方法を試しているところです。
お恥ずかしい話ですが、正直言って、チューナーで合わせていた半年間で、同音程を同じと聞き分ける耳が衰えたことを実感しています。
さて、調弦方法の本質は、「正確な調弦が出来る」ということに尽きるのでしょうが、もうひとつの全然別の要素として、主にステージ上で調弦が「かっこいい」ということも気になったりもします。
私の場合、調弦のかっこよさを気にするよりも、もっと気にしなければならないことはいくらでもあるのですが、多くのプロ・ギタリストの調弦はとてもかっこいいので、ついついコピーしたくなります。
どうやっているかわからないことも多いのですが。
さほど特別な方法ではないのでしょうが、工夫したり、見栄えを考えたり、なんてことはあるんでしょうか?
半年位前から、6弦ともチューナーで合わせてました。
便利で満足していたのですが、ある日、「おれ、耳で合わせずに目で合わせてる。
こんなんでいいんだろうか?」と思い、ほぼ同時期に先生から「チューナーに頼りすぎないように」とのアドバイスもあったため、現在、このトピックも参考にしながら、色々なチューニング方法を試しているところです。
お恥ずかしい話ですが、正直言って、チューナーで合わせていた半年間で、同音程を同じと聞き分ける耳が衰えたことを実感しています。
さて、調弦方法の本質は、「正確な調弦が出来る」ということに尽きるのでしょうが、もうひとつの全然別の要素として、主にステージ上で調弦が「かっこいい」ということも気になったりもします。
私の場合、調弦のかっこよさを気にするよりも、もっと気にしなければならないことはいくらでもあるのですが、多くのプロ・ギタリストの調弦はとてもかっこいいので、ついついコピーしたくなります。
どうやっているかわからないことも多いのですが。
さほど特別な方法ではないのでしょうが、工夫したり、見栄えを考えたり、なんてことはあるんでしょうか?
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者FPさん〕
自分の方法はやはりハーモニクスです。
一般的に5弦の開放弦でチューナーに合わせる、ほかの弦はできる限り5弦に合わせるです。
〔応答者BHさん〕
チューナは便利ですが、耳を敏感にしておくためにも、ハーモニクスで調弦することをおすすめしますよ。
雑感ですが、チューナで合わせてる人は音感悪いかな??
〔応答者ISさん〕
僕は音叉で5弦を調弦した後、6弦4弦3弦1弦をハーモニクスで調弦します。
そのあと、2弦5フレットと1減7フレットのハーモニクスで調弦し、最後に3弦4フレットと2弦開放音で調弦しています。
自分の方法はやはりハーモニクスです。
一般的に5弦の開放弦でチューナーに合わせる、ほかの弦はできる限り5弦に合わせるです。
〔応答者BHさん〕
チューナは便利ですが、耳を敏感にしておくためにも、ハーモニクスで調弦することをおすすめしますよ。
雑感ですが、チューナで合わせてる人は音感悪いかな??
〔応答者ISさん〕
僕は音叉で5弦を調弦した後、6弦4弦3弦1弦をハーモニクスで調弦します。
そのあと、2弦5フレットと1減7フレットのハーモニクスで調弦し、最後に3弦4フレットと2弦開放音で調弦しています。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者NTさん〕
私は鉄弦のフォークギターでtuningに困り、以下の方法で合わせるようにしました。
そしてクラシックギターを弾くようになって、(まださわり始めたばかりですが)あるていど同じ方法でもいけるように感じています。
ピアノとギターでは音質が異なるが、ピアノでの平均律のほどよい調和した響きは、ギターでも或る程度実現出来るはずと感じ、以下の調整方法を考えました。
4度、5度の響きはズレが分かりにくい。オクターブでのズレも意外に分かりにくい。
しかし、3度は分かりやすいです。
したがって、3度(長3度)を主に使い、次に5度(完全5度)をピッタリ過ぎないように、純正な完全5度から少し狭くする のです。
それから、5弦開放を中心にするのは基本と思いますが、5弦から見て2弦、1弦への隔たりは遠いように感じ、3弦を中心に各弦を合わせるようにしました。
【0】 5弦の開放Aを音叉なり、tuningメーターで完全に合わせます。
【1】 5弦開放Aと3弦の2フレA、3弦の14フレAを合わせます。
調整するのは3弦側です。
【2】 3弦開放G基準で、2弦の開放B(長3度)、2弦3フレD(完全5度)、2弦8フレG(オクターブ)、
2弦12フレB(長3度)、
調整するのは2弦側です。
長3度音程を純正に取り過ぎると、5度がかなり汚くなる。逆に5度を完全に(倍音がバッチリ合うほどの)純正な自然5度に取り過ぎると、長3度が汚くなります。(ハーモニックスの5度のみで合わせるとそうなります。)
【3】 4弦開放Dと、3弦7フレD、3弦11フレF#、3弦14フレA、をそれぞれ合わせます。
調整するのは4弦側です。
【4】 4弦開放Dと2弦開放B、4弦2フレEと2弦開放B
それぞれ6度、5度の響きがバランス取れているか見ます。
狂いが気になるなら、【2】、【3】を繰り返し調整する。
ついでに 4弦開放Dと2弦3フレDのオクターブを見ておきます。
【5】 3弦開放Gで、1弦7フB、1弦10フレD、1弦15フレG、
調整するのは1弦側です。
【6】 6弦開放Eと、3弦1フレG#、3弦4フレB、3弦13フレG#、
調整するのは6弦側です。
ついでに 6弦3フレGと3弦開放と1弦3フレG、
おまけに6弦5フレのハーモニクスEと1弦開放Eを見ておきます。
駄目押しで、5弦開放Aと2弦2フレC#(長3度)、これの関係をそのままにフレットを上げていき、長3度の響きが10~12フレで汚くなり始めないように確認をします。
弦を押さえつけすぎて#するようなことはしないことも前提です。
これらにより、Dコードでの1弦F#と4弦開放Dとの響き、Gコードでの3弦開放Gと2弦開放Bとの響きがずいぶん心地よくなります。
かなり自分流ですが、けっこう響きが平均律に近づくように感じます。
何故、長3度に着目したかの理由です。
例えば、Cコードの1弦Eの音、Dコードの1弦F#、Eコードの3弦G#、Fコードの3弦A、Aコードの2弦C#。
これらの音の飛び出し加減はけっこう気になりますね。
ハーモニクスで得られる純正な長3度と、平均律の長3度との隔たりは14セントもあり、この違いは結構分かります。
そこで、これを利用することを思いつきました。
ハーモニクスで得られる様な純正な完全5度と、平均律の完全5度との隔たりは2セントしかなく、かなり慣れていないとこの差は分かりにくいですが、14セントの差は(ある意味で)楽勝です。
この方法によって、ギターに於ける平均律の響きも捨てたものじゃないなと見直しました。
ちなみに、最近の電子チューナーも持っていますが、チューナーだけでここまで追い込むのは難しいと思います。
<実際には、弦の不均一さや質量等の原因により、2弦、3弦で狂いが出ます。バラツキの少ない弦に取り替えればある程度低減されますが、それだけでは十分ではありません。質量による狂いの原因には サドル補正することで更に改善されます。これらを抑えておくと、先にご紹介した方法による調弦がやり易くなります。>
クラシックギターにすこしずつ慣れてきましたので、より現実的な方法を書きます。
【1】 5弦開放を音叉、tunerなどでAに合わせる。
【2】 軽く5弦と4弦、4弦と3弦、5弦と1弦、6弦と5弦、6弦と2弦をそれぞれ
ハーモクスで軽く合わせる。
【3】 5弦開放と、3弦2フレ(oct)、6フレ(長3度)、14フレ(oct)で響きを
合わせる。
【4】 5弦開放と、2弦2フレ(oct)、この関係をフレットを上げていき、10フレ辺
りで響きが濁らないようにする。
【5】 ふたたび 5弦開放と、3弦2フレ(oct)
【6】 3弦開放と、2弦開放(長3度)、2弦3フレ(完全5度)、8フレ(oct)、
12フレ(長3度)、15フレ(完全5度)
【7】 4弦開放と、3弦7フレ(oct)、11フレ(長3度)、14フレ(完全5度)
【8】 4弦2フレと2弦開放(完全5度)、4弦開放と2弦3フレ(oct)
【9】 ふたたび 5弦開放と、2弦2フレ(oct)、この関係でフレットを上げていく。
【10】 ふたたび 4弦2フレと2弦開放(完全5度)、4弦開放と2弦3フレ(oct)
【11】 6弦開放と4弦2フレ(oct)、
【12】 6弦開放と3弦1フレ(長3度)、この関係でフレットを上げていき、10フレ辺りで響きが濁らないようにする。
鉄弦と比べてクラシックギターの弦はどんどん延び続けるので、頻繁に調弦が必要ですね。
また途中で不均一に延びるかもしれません。
そうなるととても合いにくいので、弦を替えたくなってしまいますね。
私は鉄弦のフォークギターでtuningに困り、以下の方法で合わせるようにしました。
そしてクラシックギターを弾くようになって、(まださわり始めたばかりですが)あるていど同じ方法でもいけるように感じています。
ピアノとギターでは音質が異なるが、ピアノでの平均律のほどよい調和した響きは、ギターでも或る程度実現出来るはずと感じ、以下の調整方法を考えました。
4度、5度の響きはズレが分かりにくい。オクターブでのズレも意外に分かりにくい。
しかし、3度は分かりやすいです。
したがって、3度(長3度)を主に使い、次に5度(完全5度)をピッタリ過ぎないように、純正な完全5度から少し狭くする のです。
それから、5弦開放を中心にするのは基本と思いますが、5弦から見て2弦、1弦への隔たりは遠いように感じ、3弦を中心に各弦を合わせるようにしました。
【0】 5弦の開放Aを音叉なり、tuningメーターで完全に合わせます。
【1】 5弦開放Aと3弦の2フレA、3弦の14フレAを合わせます。
調整するのは3弦側です。
【2】 3弦開放G基準で、2弦の開放B(長3度)、2弦3フレD(完全5度)、2弦8フレG(オクターブ)、
2弦12フレB(長3度)、
調整するのは2弦側です。
長3度音程を純正に取り過ぎると、5度がかなり汚くなる。逆に5度を完全に(倍音がバッチリ合うほどの)純正な自然5度に取り過ぎると、長3度が汚くなります。(ハーモニックスの5度のみで合わせるとそうなります。)
【3】 4弦開放Dと、3弦7フレD、3弦11フレF#、3弦14フレA、をそれぞれ合わせます。
調整するのは4弦側です。
【4】 4弦開放Dと2弦開放B、4弦2フレEと2弦開放B
それぞれ6度、5度の響きがバランス取れているか見ます。
狂いが気になるなら、【2】、【3】を繰り返し調整する。
ついでに 4弦開放Dと2弦3フレDのオクターブを見ておきます。
【5】 3弦開放Gで、1弦7フB、1弦10フレD、1弦15フレG、
調整するのは1弦側です。
【6】 6弦開放Eと、3弦1フレG#、3弦4フレB、3弦13フレG#、
調整するのは6弦側です。
ついでに 6弦3フレGと3弦開放と1弦3フレG、
おまけに6弦5フレのハーモニクスEと1弦開放Eを見ておきます。
駄目押しで、5弦開放Aと2弦2フレC#(長3度)、これの関係をそのままにフレットを上げていき、長3度の響きが10~12フレで汚くなり始めないように確認をします。
弦を押さえつけすぎて#するようなことはしないことも前提です。
これらにより、Dコードでの1弦F#と4弦開放Dとの響き、Gコードでの3弦開放Gと2弦開放Bとの響きがずいぶん心地よくなります。
かなり自分流ですが、けっこう響きが平均律に近づくように感じます。
何故、長3度に着目したかの理由です。
例えば、Cコードの1弦Eの音、Dコードの1弦F#、Eコードの3弦G#、Fコードの3弦A、Aコードの2弦C#。
これらの音の飛び出し加減はけっこう気になりますね。
ハーモニクスで得られる純正な長3度と、平均律の長3度との隔たりは14セントもあり、この違いは結構分かります。
そこで、これを利用することを思いつきました。
ハーモニクスで得られる様な純正な完全5度と、平均律の完全5度との隔たりは2セントしかなく、かなり慣れていないとこの差は分かりにくいですが、14セントの差は(ある意味で)楽勝です。
この方法によって、ギターに於ける平均律の響きも捨てたものじゃないなと見直しました。
ちなみに、最近の電子チューナーも持っていますが、チューナーだけでここまで追い込むのは難しいと思います。
<実際には、弦の不均一さや質量等の原因により、2弦、3弦で狂いが出ます。バラツキの少ない弦に取り替えればある程度低減されますが、それだけでは十分ではありません。質量による狂いの原因には サドル補正することで更に改善されます。これらを抑えておくと、先にご紹介した方法による調弦がやり易くなります。>
クラシックギターにすこしずつ慣れてきましたので、より現実的な方法を書きます。
【1】 5弦開放を音叉、tunerなどでAに合わせる。
【2】 軽く5弦と4弦、4弦と3弦、5弦と1弦、6弦と5弦、6弦と2弦をそれぞれ
ハーモクスで軽く合わせる。
【3】 5弦開放と、3弦2フレ(oct)、6フレ(長3度)、14フレ(oct)で響きを
合わせる。
【4】 5弦開放と、2弦2フレ(oct)、この関係をフレットを上げていき、10フレ辺
りで響きが濁らないようにする。
【5】 ふたたび 5弦開放と、3弦2フレ(oct)
【6】 3弦開放と、2弦開放(長3度)、2弦3フレ(完全5度)、8フレ(oct)、
12フレ(長3度)、15フレ(完全5度)
【7】 4弦開放と、3弦7フレ(oct)、11フレ(長3度)、14フレ(完全5度)
【8】 4弦2フレと2弦開放(完全5度)、4弦開放と2弦3フレ(oct)
【9】 ふたたび 5弦開放と、2弦2フレ(oct)、この関係でフレットを上げていく。
【10】 ふたたび 4弦2フレと2弦開放(完全5度)、4弦開放と2弦3フレ(oct)
【11】 6弦開放と4弦2フレ(oct)、
【12】 6弦開放と3弦1フレ(長3度)、この関係でフレットを上げていき、10フレ辺りで響きが濁らないようにする。
鉄弦と比べてクラシックギターの弦はどんどん延び続けるので、頻繁に調弦が必要ですね。
また途中で不均一に延びるかもしれません。
そうなるととても合いにくいので、弦を替えたくなってしまいますね。
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Re: ARC:調弦の方法について
〔応答者J2さん〕
まだ初心者なので偉そうにいえませんが、私は先輩から「絶対ハーモニクスで調弦しろよ」とかなり言われました。
なのでハーモニクスで調弦しています。
具体的には、
1.5弦5フレットと音叉
2.6弦5フレットと5弦7フレット
3.5弦5フレットと4弦7フレット
4.4弦5フレットと3弦7フレット
5.5弦7フレットと1弦12フレット
6.2弦5フレットと1弦7フレット
です。
まだ初心者なので偉そうにいえませんが、私は先輩から「絶対ハーモニクスで調弦しろよ」とかなり言われました。
なのでハーモニクスで調弦しています。
具体的には、
1.5弦5フレットと音叉
2.6弦5フレットと5弦7フレット
3.5弦5フレットと4弦7フレット
4.4弦5フレットと3弦7フレット
5.5弦7フレットと1弦12フレット
6.2弦5フレットと1弦7フレット
です。
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