クラシックギターのフォーラム
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ARC:上達するとは?

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投稿  remains 2009-10-08, 7:56 am

 ARCHIVE〔投稿者Rさん〕
 上達の停滞。
 いくら練習してもうまくならない。
 思ったように手が動かない。
 すばやい動きができない。
 考えている音楽表現ができない。
 良い音がでない
 等など多分皆様にも様々な悩みがあると思います。

 私も昔々ですが、毎日の練習が苦しくて苦しくて、何で上手く弾けないのかと、弾けば弾くほど焦りと絶望感で心が一杯になっていた時期があります。
 今考えると、当時はただ力任せにギターを従わせようと、ただがむしゃらに弾いていた様に思います。
 当然、いくら弾いても上達するどころか、手の具合を一層悪くする結果となりました。
 最近、練習を再開するにあたって、徹底的にギターのメカニズムというものを勉強しなおしました。
 そして、当時では気がつかなかったこと、思いもよらなかった事、自分から知ろうとしなかったこと、知っていたつもりで理解できていなかったこと、が沢山見えてきました。また新たな知識や考え方やメソッドに触れることによって、新たな可能性にも気が付く事ができました。
 そこで結論を一言で言えば、上達しないのは、上達しないような練習をしているのだ、ということなのです。
 思うに昔の自分は、下手になる練習をしていたのだと思います。
 何でもいいから弾けば弾くほど上手くなる、と考えがちだった今までの自分にとってこの結論は、とても衝撃的なものでした。

 しかし、練習の仕方次第で効率的に上達することも可能だ(これは短期間に上達するという意味ではありません)ということは、手の故障を引きずりながらの私にとっては一筋の光明が見えたともいえるのですよね。
 そこで、徹底的に基礎(フォームやタッチ、音色や音量)の部分を見直して(具体的に書くととても長くなりますので割愛)、練習に於いても弾く事だけではなく聴く事を重視した物にしました。
 練習は必ず録音して聞きなおす。何処が悪くて何処がいいのか、音色や音量はどうか、音楽表現はいいか悪いか、
 フォームやタッチも毎日でも見直して、少しでも良いと思われる事はやってみる。
 爪の形なども、いつもあーしたらこーしたらと考えていて、やってみて音の確認。
 これは今でも大体続いています。もちろんできるだけ色々な勉強や知識を仕入れたりもしています。
 この様に練習していると、飽きるということが無い、というか次はコーしてみようとかアーしたらどうだとか、練習内容も濃くなっていきます。
 確かに時間も手間もかかりますが、楽しいんですよね。そして、確実に目標に近づいているという実感があります。
 つまり、実際に弾くだけが練習ではなく、練習を支える為の準備や練習後の検証がとても大切なのだと言う事ですね。
 もし、今行き詰まっている方がいらっしゃいましたら、ご自分の演奏を聴いてみて、分析してみたら良いと思います。
 何が足りないか、何が必要か、どうしたら可能か、今できる事は何か、を考える事が上達への一歩なのですよね。


最終編集者 remains [ 2009-10-09, 6:52 am ], 編集回数 1 回
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投稿  remains 2009-10-08, 7:59 am

〔応答者Eさん〕
 おっしゃるとうり上達するのに最も近道なのは
自分の演奏がどうなのか客観的に観察する事だと思います。
まづは自分の演奏を録音して聞いてみる事です。
録音機材が有ればそれに越した事はありませんが、新たに買い揃えるとなると
支出がかさんでしまいますので、私の場合
安物のポータブルオーディオプレイヤーのボイス機能を利用して録音しています。
音質は悪いですが、録音してイヤホンを付ければすぐ聴けます。
自分の演奏が人にどのように聞こえているかがよく判りとても勉強になります。
また、鏡(家内の化粧鏡)の前で自分の姿を見ながら弾いたりもしています。
無駄な指の動きや演奏姿勢が良く観察できます。

こうして発見したアラを無くする努力が上達に繋がって行くと思います。
そして少しづつでも自分の目標とする姿に近づいて行くのが感じられた時
喜びと感動が得られます。
私にとってギターを弾くという事はこの喜びと感動を得るのが目的だったはずです。
つい先日までその事を忘れてギターが嫌になりかけておりました。
〔投稿者Rさん〕をはじめ、皆様方の励ましで今や迷いはありません。
これから先、ギターと長く付き合って行こうと思います。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:00 am

〔応答者Nさん〕
実は、私も左手の故障と付き合いながら、ギターを練習しています。

 私の故障箇所は左のひじ、前腕の筋肉の付け根の部分です。いわゆるテニス肘といわれている障害に近いものだと思います。
病院にも通いましたが、治る気配すらなく、一時は絶望感に打ちひしがれていることもありました。
痛めたのは一年くらい前ですが、今では70から80パーセントくらいは回復していて、様子を見て練習しています。
 私の故障の原因を考えると、性格が生真面目すぎるところもあって、肉体的にも精神的にも力んでいたことだと思っています。
今は、焦らず少しずつ前に進んでいこうと思って練習しています。以前は、ギターを弾けないことが、これほど辛い事とは思いもしませんでしたが、
そういう故障を経験してみて、ギターを弾けるありがたさが身にしみる日々です。
これからも、完治を目指して頑張っていこうと思います。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:02 am

 〔投稿者Rさん〕
 〔応答者Nさん〕レスありがとうございます。
 実は私は体育会系の人間ですので、昔から根性とか気合とかで色々なスポーツをしてきました。
 そのつど無理がたたって、股関節、左肩、足首等など色んな箇所を順繰りに故障してきました。
 つい限界を超えた練習をしてしまうのです。
 一番のめりこんだのがバレーボールで、かのWさんと同じように、指という指を突き指したり脱臼したりしてました。
 それと並行してギターも練習していましたから、今考えると正気の沙汰ではありませんよね。
 この様な凶行がタタって、指は曲がるは太くて短くなるは、親指の筋肉はダメになるはで散々でした。
 ですのでギター弾きというより土方のおっちゃんのようなごつい手です。
 かつて音楽の道を進んでいた時はそんな事はへとも思っていませんでしたが、今になって考えると腱鞘炎になるのが当たり前の状況でしたね。
 幸い爪だけは守り抜いたので、今でこそそこそこ弾けていますが、これも仕事で危なかった(指先を潰しそこなった)ことが何度かありますよ。
 ということで、過ぎたるは及ばざるが如しで、量より質を如何に上げるかが、何の練習でもポイントになると思います。スポーツでもイメージトレーニングが大事なように、こと音楽では、目的意識をもった練習の上に集中力とイメージ力がないと、より上のレベルには到達できないと思います。
 そして、無駄な動きや力を最小にしていく努力と体のケアの重要性は歳をとっていくにしたがってましてきます。特にハンディキャップがある場合は尚更です。にゃんこ さんも、如何に負担なくギターを弾く事ができるかをいつも考えているとおもいます。又無理せずマイペースで練習せざるをえないので、焦ったりすることが少なくなってきますよね。
 ギターを弾けない辛さは(それに弾かない辛さも)良く分かりますよ。
 だからこそ焦らずに故障と上手く付き合っていく方法を見つけてくださいね。 
 ありがとうございました。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:04 am

 〔応答者Eさん〕
私も若い頃スポーツをやりながらギターも弾いておりました。
〔投稿者Rさん〕や、かのWさんのようにバレーボールではありませんが、
両手の指のほとんどの関節を打ち身、捻挫しました。
私の指も節くれだって変形しています。
それに30歳代の時左手を怪我して、後遺症で未だに人差し指と親指の内側にしびれがあります。
表面的なキズが治ってからギターを弾こうと何度か試みたりしていましたが、
突然電気が走るような痛みがあるため、暫くギターに触れていませんでした。
今回ギターを再開してからも、いつ痛みが襲ってくるか恐る恐るだったのですが、
痛みに襲われる事なく小品を一曲弾けた時はとても感激しました。
今のところしびれは残っているものの痛みは全くありません。
左手に故障を抱えている人間がここにも一人おります。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:06 am

 〔投稿者Rさん〕
 〔応答者Eさん〕は体育会系だったのですね。
 色々とお怪我もあったと思いますが
 そういう方は歳をとってからも古傷がぶり返したりしますよね。
 ただでさえ、加齢で弱っているのにその上古傷の影響があると
 日々の練習もヒヤヒヤ物ですから。
 私も再開直後は毎日一時時間が限度でしたが、3年かけて3時間程度は持ちこたえられるようになりました。
 といっても毎日3時間の練習はいまだ無理で、回復を考えると2時間程度になります(これも分割してです)。
 これからも少しずつ耐久力を上げていきたいと色々とやっていますがどうなります事やら。
 ところで最近左肘に負担を感じています。歳をとると、テニス肘になりやすいようですので
 腕の筋力強化やストレッチも追加していこうと考えています。
 全く歳を取ると言う事は不自由なものですね。
 お互い頑張りましょう!
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投稿  remains 2009-10-08, 8:08 am

 〔応答者Eさん〕
若い頃10年ほど東京で暮らしていたんですが、その当時休日以外は毎日
血尿が出るほどの激しいトレーニングをやっていました。
相当無茶をしましたが、今となってはとても懐かしい思い出です。
ギターを弾くのは主に休日でした。

〔投稿者Rさん〕は腱鞘炎を患われたとの事ですが、相当重症だったようですね。
腱鞘炎がそれ程重症になるような恐ろしい疾患とは思っていませんでした。
3時間程度が限界という事ですが、限界を超えるとどのような症状が出るのでしょうか。
やはり痛みなのでしょうか。
私も1~2年前までは古傷の後遺症で弦を押さえた時の人差し指の当たり場所によって
突然襲って来る激痛に悩まされました。
痛みは我慢のしようがありませんから、辛いですね。
指の神経を傷つけていますので、痺れはこれ以上よくはなりませんが、
痛みがなくなったのが嬉しくて、つい長時間ぶっとうしで弾いてしまいます。
無茶をしているのでしょうか、未だに指先のマメが次から次へと現れてきます。
指の付け根も少し痛みます。
50才を過ぎてあちこちいろいろと故障が出ましたので、無理は禁物かもしれません。
ほどほどに休憩をとりながら、無理をしないように練習していこうと思います。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:11 am

 〔応答者かのWさん〕
〔応答者Eさん〕お久しぶりですね。体育会系出身者この指たかれ!
〔投稿者Rさん〕はバレーボールなさってたのか。似た者同士と言うか、同病と言うか(おっと!失礼)、合い通じる所がありますね。私がやっていたのは中学時代だからまだ発育途上の子供でした。私の指は元々右と左が違うんです。左は割りとまともにまっすぐ生えてます。父親譲りの利き手だから突き指もあまりしませんでした。

右は母譲りで左と比べ華奢で5ミリから1センチは長い。長さの順も中、薬、人です。横から見ると人は中世の日本刀見たいに上向きにズーンと反ってます。中はやや下向き。薬もやや下向きなんですが上から見ると右外側にかなり湾曲して他と揃いません。それに爪に近い第一関節の所から左に曲がってます。何でこんな形になったのやら。私の頃は九人制と六人制の端境期でした。高校に上がり六人制をするには上背が足りないので断念しました。

他に社会人になってから町道場で空手の修業を三年近くやってました。私の流派は極真会と違って相手をドツいたりケッたりはせず寸止めが流儀です。但し練習や試合でも大分痛い目に会いましたよ。黒帯直前だったのですが義理の両親から「足を高く上げ過ぎると気が狂う 」と言われ止めました。と言うか結婚して転居し道場から離れたせいもありです。拳は鍛える事が出来たので良かったのかな。

オヤジ再開組で私だけかも知れないが低迷の理由が右手の形にあるんじゃないかと思ってます。弦楽器フェアで触れましたが坪川さんの右手は折れてませんでした。タレガの絵やセゴビアの絵や写真、映画を見るとかなり捻ってますね。60年代か70年にパリコンで優勝した若い外国の弾き手がテレビで演奏してるの見ました。びっくりする位「へ」の形になってました。上腕部から親指の先まで常に一直線。あー、これが正調なのか、と信じてしまった。だから坪川さん流を見るとなんと「素人臭い弾き方」なんだなと思ってました。今はソルやジュリアーニの頃の自然な形が主流なんですね。先祖帰りしてるのかな。

あるギター仲間から最近久方ぶりにメールをもらいましたよ。この人も再開オヤジ独習派です。最近先生に習いだしたが最初に「そういう古い弾き方ではあきまへん」と言われガックリしたそうです。逆にそれが励みになって今は発表会目指しフォームの改造に取り組んでるそうです。

私もあれこれロートルはロートル流に試行錯誤を続けています。棺桶に入れてもらうMP3名演だけは残したいと思います。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:14 am

 〔投稿者Rさん〕
 まず、奏法には古いも新しいもなく、合理的な理由や利点があるかないかが問題になると思っています。
 タレガやセゴビアの奏法もまた利点があるし欠点もある。新しいから良いではなく(もちろん新しいものの利点を知る事は重要です)、全て(今までの)を吟味して自分に最適なものを見つけ出すのが温故知新の精神でもあると思っています。
 ということで、ロートルの皆様は大いに試行錯誤の旅を楽しんでもらいたいと思います。
 さて、 〔応答者Wさん〕の指にたかったところで腱鞘炎の話。
 腱鞘炎はひどくすると指を動かすのも苦痛になり手全体が重くだるくなります。患部が炎症して腫れてきますので動かすたびに痛みがあります。
 今の医学では完治は難しく、治療としては手を使わない事(手の安静)とシップや消炎薬(私は手のひらに注射する治療や針灸もしました。一時は手術も考えました。)、と長期の治療が必要になります。直ったとしても鞘が太く狭くなる事で腱の動きが阻害される(ばね指等)ということもあります。こうなると自分の意志(タイミング)で押弦や弾弦することが困難になります。
 ですのでくれぐれもひどくする前に直しておくことが必要です。
 私の場合は腱鞘炎に加え左手親指の筋肉を肉離れして(バレーのせいもある)治療せずに放置したので悪化させてしまい慢性化してしまいました。つまり親指に力を入れると筋肉に裂けるような痛みが常にあったのです。ギターをやめてもこれは直る事はありませんでした。
 また歳をとってくると、腱以外にも関節(や筋肉)の柔軟性が失われてきます。ですので私がギターの練習を再開した時は、方々に痛みがありました。特に私の場合左親指をかばって弾くので尚更でした。落ち着くまで一年はかかりましたね。
 今は腱鞘炎の方はそれ程心配はしていませんが、親指筋肉の方が問題で、無理な練習はできません。フォームや押弦方法を見直して親指の負担をなくし、かつ毎日回復治療を続けてこの3年でやっと3時間位までは伸ばす事ができました。一応の目標は毎日4時間位弾いても次の日には回復している事(毎日4時間練習するという意味ではありません)なのですが、あと何年かかることやら。
 ところで 〔応答者Eさん〕場合、怪我で神経を傷つけたということですが、痺れが出るという事は、神経の疲労(又は誤作動)からくるものと考えられますので、無理せずに練習を続けて温めながらマッサージ等をしていくと改善するかもしれません。
 ぶっ通し弾いても良いと思いますが、指のためにはやはりインターバル(一時間に一度、煙草かコーヒーで一服する等)をした方が良いと思います。マメは良いとして、付け根の痛みは要注意。適度な負担は必要ですが過ぎたる練習は次の練習の妨げになりますから。
  〔応答者かのWさん〕の指の曲がりですが、多かれ少なかれバレーをしていると指は曲がります。特に小指はひどくなりやすいですよね。
 私も似たような物ですが、これらの殆どの場合でもフォームやタッチ、爪の削り具合等で調整可能だとおもいます。頑張って最善の組み合わせを見つけ出して下さいませ。
 バレーは私も中学からですが、男子バレー部がなかったので2年生の時、6人制のバレー部を自分たちでつくりました。
 でも女バレと一緒に練習させて頂くという肩身の狭いものでしたが、可愛い女史部員がたくさんいましたのでそれはそれで楽しかったです。高校でバレー部に入って、私も上背がなかったのでセッターしてました。でも毎日の練習をするとギター練習ができなくなりますし手がぼこぼこになって来て、これはいかん!と思い、2年の時退部して地域のバレーボール倶楽部(練習が週一~二回です)に入り、ついでに学校では音楽部(合唱)とギター研究会に入りました。ギタ研は合奏が主でして全然面白くないので、サボってフォーク同好会や軽音部に入り浸っていました。そのころにエレキやエレベや色々な楽器を覚えました。フォークギターも弾きましたが、バンド組んだりと面白かったですね。
 音楽部(合唱)では本格的な声楽の基礎を学びました。声楽で大学移行こうと思ってた(いきたい音大にはギター科が無かった!)くらいです。ですのでピアノやソルフェージュもこのころからやっていました。またそれまでの独学ギターをこのころに師匠から教えて頂くようになりました。
 と、わき道に話がそれました。とにかく皆さん、年寄りには年寄りしか出来ないことがある!
 棺おけに入るまでは、まだまだやれる事がたくさんありますよ~!
 日々ごゆるりと歩いていきましょう!
 ありがとうございました。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:17 am

 〔応答者Eさん〕
プロギタリストの指の動きを見ますと全く無駄がなく力みもなくて非常にスムーズですね。
自分にはどうしてあのような動きが出来ないのかと悔しい思いをしてしまいます。
私の場合ギターが膝の上で激しく踊っていますし、これでもかといわんばかりに力一杯押弦をしています。
ネックが折れてしまうのではないかとさえ思う事もあります。
購入してまだ間もないギターのフレットと指板(黒檀)がすでに削れつつあります。
こんな状態ですから、セーハが連続する例えばアストゥリアスのクライマックス等は
左手が疲れきって最後の方は音が出ません。
何とか力を抜いて演奏しようと努めているのですが、力を抜くと音が出ないので
つい力まかせになってしまいます。
しかし少しづつではありますが上達して来ているのが感じられます。
特に長時間練習した時にそれを感じます。
あまり一時に長時間の練習は良くない事は判っているのですが、
つい時の経つのを忘れてしまい気が付けば長時間弾いてしまっています。
私の指も結構変形しておりますが、弦を弾く時軽く指を曲げますのでほとんど変形が気になりません。
自分の演奏する姿を鏡に映して見れば指の変形が演奏の邪魔をしていない事が判ると思います。
また、〔投稿者Rさん〕の言われるようにギター奏法に正調も邪道もないと思います。
私の理想として目指す姿はいかに力む事なく自然な動きで演奏するか、この一点のみです。
指の痺れですが、これはギターを弾いている時だけに痺れるのではなくて、日常的に常に痺れていますので
こればかりはどうしようもありません。

ロートル同士(あまり響きは好ましくありませんが)お互いに頑張りましょう。
いや、私は皆様にいろいろと教えて頂きたい立場ですので、”お互いに頑張りましょう”は少々生意気でした。
これからもよろしくお願いします


最終編集者 remains [ 2009-10-08, 8:20 am ], 編集回数 1 回
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投稿  remains 2009-10-08, 8:19 am

〔投稿者Rさん〕
 〔応答者Eさん〕お気持ち良く分かります。
 私もかつて一日中弾いていた事があります。
 ギター抱いて寝て起きて、というなものでしたが
 でも力押しの奏法では上達の限度があり、結局停滞しましたね。
 それに同じように押弦に余分な力を必要としていましたので、過分に手に負担をかけてしまいまた。

 それで「力を抜いて演奏」ですが、実際は力を抜くわけではないのです。押弦に必要な力はやはり同じようにかけています。
 ただ、そうは見えないというか、余分な力を入れないで最小の力で済ませています。
 そこでまず、考えなければならないのは、どうしたら最小の力で押弦できるかという仕組みを考えること。
 指の接弦部位・位置や指の角度・曲がり具合、押さえる方向、親指の位置、手のひらの形や開き具合、腕のや肘の位置や角度、ギターネックの角度や位置、指版の開き具合(上向きか)、ギターヘッドとの位置と距離、体の姿勢、右手の位置、等など全てが関連して、押弦の際に余分な力を使わせる要因になっています。このほか楽器や弦にも問題がある場合があります。
 これらをチェックして、最適のフォームを見つけ、押弦に際して、同じ力でも効率良く弦に力が加えられる事、左手の自由度を確保してすばやく正確な押弦を実現する事、が無駄に力を使わない演奏、つまりは力を抜いて演奏しているように見える訳ですね。
 もちろん押弦しない指の脱力は疲労回復に貢献しますからそれこそ「力を抜く」必要がありますが。
 ですので、一流の奏者の演奏映像はとても参考になります。皆さんそれぞれご自分に最適な見事なフォームで弾いています。
 と言う訳で、目指されている「力む事なく自然な動きで演奏」をするには、ただがむしゃらに練習するだけでは実現できないと考えます。
 フォームを見直して、ご自分に最適な左手の押弦方法を見つけ出す事が必要だと思います。
 結局はこれが早道だと思いますが、
 これをするには覚悟と時間が要りますので
 無理にお勧めはしません。
 私の場合はしなければ弾けなかったのでしましたが
 その成果は確実にありましたね。
 まだ途上ですからあまり偉そうにはいえないのですが
 参考にはなると思いましたので敢えて書かせて頂きました。
 痺れの件は、やはり温めてのマッサージを毎日することで改善の可能性があると思います。
 以上、老婆心にてご容赦。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:22 am

〔応答者YSさん〕
私は61歳ですので、このポスト書かれていることは身につまされると同時に非常に参考になります。体育会系ではありませんので、運動で怪我をしたことはありません。

私もギターでテニス肘(ギター肘)らしきものになったことがありますので、練習時間を測定して40分たつと、数分休憩してストレッチするようにしています。

最近実行している結構練習として効果があると思う方法は、スロープラクティスです。これは本来の速度の2-3割遅く弾くという程度ではなく、3倍ぐらい遅い速度で、まるで太極拳をしているように弾くものです。このとき、左手に余計な力が入っていないか、空いている左指は指板に近くで熊手のように曲がっているか、どの指順で次のコードに移るか、右指はナックルが弾く弦の上にあるか、空いている指先は弦の直近にあるか、等を検証するようにしています(実際にはそうなるように願っている程度であまり実行できていませんが)。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:25 am

 〔応答者UKさん〕
力を抜いて演奏するって、難しいですよね。最近私もセーハの多い曲(ラウロのベネゼエラ風ワルツ3番)に取りかかって、大きな壁にぶつかりました。
握力が足りなくて綺麗な音が出ない → 力一杯押さえる → 筋肉が固くなって素早い動きができない 悪循環。
それでも練習を続ければ自然に握力がついてだんだん弾けるようになってくる!と信じていました。
(当時通っていた教室の先生も、「握力が足りないね」としか言いませんでした。)

毎日弾き続けて3ヶ月経ってもまだ上達する兆しが見えないどころか下手になっているような気がして、さすがに焦り始めまして。おもしろい本を見つけました。神原泰三さん著「フィンガネス・エクササイズ」
この本の欠点は文章がいまいちで読んでもすっきり納得できないところなのですが、実際にエクササイズをやってみると、書いてある以上のことが分かります。この本をもとに、演奏時の脱力について、私が理解した範囲のことを書いてみます。


例えば、この本には、「指まわりの確認」として、次のようなことが書いてあります。
1。左手の前腕を右手で強く握った状態で、左手の指を素早く動かす
2。握っていた手を放してから、同じように左手の指を動かす
  1と2で左指の動き方の違いを認識することができるか

私には分かりませんでした。つまり、がむしゃらに練習した結果、私の左手には、右手で作った障害に負けない握力がついたが、それと引き換えに、障害を認識するための柔軟さ、敏感さを失ったらしい。もちろん、楽器演奏にはこの両者が必要。


もうひとつ。「全身のつながりを意識する基本エクササイズ」というのを紹介します。
1。両足を前に伸ばして坐り、上半身を両手で軽く支え、全身をリラックスさせる。
2。両足のかかとを固定し、つま先を意識しつつ互い違いに前後に動かす。
3。全身がリラックスしていると、つま先の動きが体全体に伝わっていく。動きが腰から肩、肘、手首、指先まで通じていることを確認する。

これを感じるには、全身の力が抜けていないとダメですが、ただ脱力しているのではなくて、神経を敏感に保っていないと指先まで伝わる動きを感じることができないです。「リラックスしつつ敏感に保つ」という一見矛盾していることを、このエクササイズで体得できたように思います。これは、セーハを多用するにあたって、力を入れつつ脱力して素早く動かす、という矛盾に通じるものだと思います。


握力をつけるためのエクササイズなどと言うものもあります。文だけではうまく伝わらなそうなので内容を詳しく書くことはしませんが、いわゆる筋力トレーニングとは違っています。最初は効果がある理由が分かりませんでしたが、ぱっと手を握る一瞬に、全身の力を指先に集中させる練習だと理解しています。


著者に無断で長々と書きましたが、この本のメインは毎日の練習前のウォーミングアップと、練習後の整理体操のエクササイズです。とくに、整理体操は、余計な疲労を残さないように非常にうまく作られていて、腰痛や腱鞘炎の予防に効果があると感じます。興味がある人はぜひ本を買ってみてください。(なんか音楽之友社の回し者みたいだけど、違います。念のため。)

また、〔投稿者Rさん〕が書いているように、フォームを作るのは大事なことですが、プロのフォームを観察するとともに、アレクサンダーテクニックの本を参考にされることをおすすめします。「音楽家ならかならず知っておきたい『からだ』のこと」という本がとりあえずおすすめです。演奏家がよく使う筋肉や関節などの動きを解説したものですが、正しい動き知ることによって力の伝わり方を理解し、より効率的なフォームを見つけることが趣旨だと理解しています。他人のフォームを見るだけ(あるいは自分のフォームをちょっと人に見てもらうだけ)では分からない微妙な部分をカバーしてくれます。私はこの本を参考にフォームを改善して劇的に弾きやすくなったのですが、当時通っていた教室の先生はもともと私のフォームに問題があるとは思っていなかったようで、改善点についても「当たり前過ぎて気がつかなかった」とおっしゃっていました。

まだ自分のものになりきっていない内容のため、本の紹介ばかりになってしまいましたがご容赦ください。
一時は諦めることも考えたベネゼエラ風ワルツですが、今ではごくゆっくりですが曲らしく聞こえるところにこぎつけました。(半年以上かかりましたが!)人前で弾けるレベルにはまだ遠いですが、ぼちぼち続けたいと思っています
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投稿  remains 2009-10-08, 8:27 am

 〔応答者Eさん〕
プロのギタリストと言えど力を入れていないわけではありませんよね。
肝心な所で力を抜いてしまったら音が出ないのはプロでも一緒ですよね。
全ての要素が効率良く働いているので、見た目には力を入れていないように見えるという事でしょうか。
私も無駄に力を入れないようにしようと思いながら練習しているのですが、なかなかうまく行きません。
普段の練習では特に意識して自分に最適なフォームを探す努力はしていません。
そのうちに自然と最適なフォームが身に付いて力まない奏法が出来るようになるだろう位に思っていました。
どうやらこの考えは間違っていたようです。
これからは自分に最適な奏法を探す努力をしようと思います。

〔応答者YSさん〕紹介の”スロープラクティス”、本来の速度の3分の一ぐらいの速度で弾く方法は
効果がありそうですね。
左右の手の動きをしっかり確認しながら悪いところを修正していこうと思います。

〔応答者UKさん〕、こんばんわ。

紹介していただいた2冊の本につきましてはもう少し詳しく調べて参考にしたいと思います。
(ラウロのベネゼエラ風ワルツ3番)私はこの曲を知りませんでしたので、YouTubu で探してみました。
美しい曲ですが、相当難易度が高そうですね。左指の運指が尋常ではありません。
私には弾けそうにありませんが、楽譜を見つけたら挑戦して見たいと思います。

いかに無駄な力を入れずに演奏するか、を課題にこれからの練習方法を見直すきっかけを
与えて頂きました皆様、ありがとうございました。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:29 am

 〔応答者UKさん〕
> 美しい曲ですが、相当難易度が高そうですね。左指の運指が尋常ではありません。
> 私には弾けそうにありませんが、楽譜を見つけたら挑戦して見たいと思います。

おお!
アストゥリアスよりは難易度低いような。
(ギター名曲170選という曲集のグレードBにはいってます。アストゥリアスはC。)
わたくし、アルベニスとかグラナドスとか、恐ろしくて手出してません。
しかし、世の中には美しい曲がいっぱいありますね。いくら時間があっても足りない気がします。
まあ、一曲ずつでも、ちょっとでも理想の演奏に近づいていけたらいいなと思っています。

ありがとうございました。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:31 am

  〔投稿者Rさん〕
 ほかでも書きましたが、カルレバーロ奏法、アレクサンダーテクニック、アンドーヴァー等々は学ぶ価値が十二分にあると思います。
 スロープラクティスはイエペス氏もやっていたと聴いた事があります。極限までゆっくり弾く事は、極限の速さで弾く事と同じ様に困難な事ですので有効な手法と思います。
 で、これからやる事が沢山でてきますよ。それこそ一歩一歩お進み下さいませ。 

 ところでアルベニスにグラナドス、良い曲がや多いですよね。パガニーニやドビュッシーもですが、ギター編曲ものには素晴らしい作品が多い。その分、難易度が高く、運指も困難ですが、もともとギター用の曲ではないので、仕方が無い部分はあります。しかし、中には原曲よりも編曲物の方が良いと思われるものも多くあります。アルベニスにグラナドスなどはその代表でしょう。
 こんな曲がしっかり弾けるようになりたいものです。それにはやはり基本から見直していくことが必要だと思います。
 お互いロートルですが、焦らずに目指しましょう!
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投稿  remains 2009-10-08, 8:33 am

  〔応答者Eさん〕
 〔応答者UKさん〕、こんばんわ。
アストゥリアスは運指自体それ程難しくはありません。
トレモロの1音、2音減らしたものと思えばどうという事はないと思います。
ただ問題はセーハしっぱなしで一気に駆け上るサビの部分です。
ここはどうしても左手が疲れてしまいます。
(ラウロのベネゼエラ風ワルツ3番)ですが、フリーの楽譜を見つけて入手しました。
今度弾いてみよう思います。
話は変わりますが、筋肉は負荷をかけなければ大きくならないのと同じで、
ギター演奏も楽に弾ける曲ばかり弾いていては上達が望めないような気がします。
ある曲が弾けるようになったら、それより上のグレードの曲にどんどん挑戦するべきだと思います。
うまく弾けなかった曲でも難易度の高い曲を練習した後改めて弾いてみるとうまく弾けるようになっている事があります。
決して無理してはいけませんが、ある程度の負荷をかける事も必要な気がします。
私も色々と試行錯誤しながら自分に最適な奏法を模索して行こうと思います。

 〔投稿者Rさん〕こんばんわ。
いろいろな練習方法があるようですね。
詳しく調べて、是非参考にしようと思います。
 >>スロープラクティスはイエペス氏もやっていたと聴いた事があります。
そう言えばイエペスの演奏はどこかゆったりとして特に一音一音を丁寧に弾いている印象が
ありますがそのせいかもしれませんね。
美しい曲や良い曲は沢山あり過ぎて、それらを全て弾いてみるには時間が足りません。
ある程度的を絞った方が良いかもしれませんね。
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投稿  remains 2009-10-08, 8:38 am

 〔応答者UKさん〕
〔応答者Eさん〕こんにちは。
> ある曲が弾けるようになったら、それより上のグレードの曲にどんどん挑戦するべきだと思います。
> うまく弾けなかった曲でも難易度の高い曲を練習した後改めて弾いてみるとうまく弾けるようになっている事があります。
おっしゃりたいことわかります。そういう経験もままあります。
わたしは多分一曲一曲に時間をかけすぎるタイプなので(譜面ヅラを追うだけで6ヶ月とは例外ですが)、分かっちゃいるけど‥・というところです。
わたしも実は体育会系+公文式で根性を鍛えられた口でして。
「ある程度の負荷」のつもりがついつい「過度の負荷」になってしまう。アレクサンダーテクニックも、フィンガネスエクササイズも、そういう試行錯誤をしているときに見つけた方法だとご理解ください。
若輩者が生意気ですが、おたがいにがんばりませう。
ありがとうございました。
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