ラスゲアードの効用など...??

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ラスゲアードの効用など...??

投稿  CONNA on 2009-01-14, 1:44 pm

 あの「ジャラジャラジャラジャララ~ン....」という擬音表現がいいかどうかはともかく,うまく弾くと
気持ちよく,また下手に弾くとただウルサイだけの独特な奏法のラスゲアードなんですが,クラシック曲
の世界ではスペイン系(と言ってよいものかどうか...??)の作曲家,あるいは現代系のものでしか
あまりお目にかかることは無いような感じもします.
 しかし,フラメンコではご存知のように当たり前に,極めて自然に求められます.
というか,これ抜きには曲が成立しないと言ってしまってもいいくらい,ジャラジャリジャジャ~ンはあちこち
出てきます.
この奏法だけで本が一冊でき,右手5本指全てを使い,いろいろな組み合わせのエクササイズ本,解説本
などがあちこちに存在します.

 昨年末に「Pumping Nylon」というクラシック出身のギタリスト,指導者のScott氏の著書,技術本
習本を購入したのですが,Scott氏はクラシックが本業ですがフラメンコも一通り師匠について習得して
いて,この著書の中にもフラメンコの奏法について一部分を割き,そこへラスゲアードの効用について著
しています.
 氏曰く,「クラシックの世界ではあまり重要視されていないようだが,実はこの奏法には重大な効用が
ある.それは右指が早く動くようになること,つまり早弾きの習得に効果的ということだ...」.
これを読んではたと思いつくことがありました,それは私が習っているフラメンコの師匠がいるのですが,
師匠も全く同様なことを常日頃言っていたのです.

 「右指,手の伸筋を鍛えるにはラスゲアードが一番いいですよ,滑らかに連続して切れ目のないように
弾けるように練習しましょう...」
実際にやってみると良く判りますが,連続して弾くのは指がへとへとに疲れ,中々うまくいきません.
最所はボツボツボツと切れ目が無いどころか,切れ目だらけなのですが,それでもへこたれずに続けて
いるうちに,指,伸筋が疲れ始めるまで時間がかかるようになってきます.
 それでもやはり結局は疲れるのですが,思いなおしたようにピカード(スケールの早弾き)を試みると,
以前よりは滑らかに弾けるように”なった”感触というか,感じがしてくるのです.
録画,録音なんかをしてみれば,1年くらいの期間をおくと明らかな違いを感じます. cheers

 もうひとつ伸筋を鍛える方法,これも師匠から聞いたのですが「指の爪の側で弦を弾く」というものです.
「何のこっちゃ..?」と笑われそうですが,要するに普通はアポヤンドでもアライレでも指の腹側(指紋の
あるほう)で弦を触る,こする,弾くと思うのですが,通常のプラントした位置で各指の爪側に面した弦を
爪で弾くことになります. affraid
 ひとつの弦を各指で弾こうとすると,これが意外に困難でとても動きがもどかしく,また疲れます.
「綺麗な音など出す必要は無いから,というよりそんな音は出ないので,各指の鍛錬,バランスの訓練に
なりますよ....」とのことでした.
 これを各指が別々の弦にプラントした状態でジャラジャラと擦ると,ラスゲアードの基本型のひとつに
なります,むしろジャラジャラと連続させた方が弾き易い...
空中に指を浮かせて(弦から指が離れて,プラントしてない位置で)叩くように指を動かすと,もう一つの
基本型(叩く)になります.

 この「指の爪の側で弦を弾く」一見不思議な鍛錬は,何とあのパコ・デ・ルシアが若い頃から実践して
いる秘密特訓のひとつらしく,師匠の言うには(※先生はパコより二歳ほど年下)「20代の頃,スペイン
で修行しているときに彼は既に大スターで,何度か楽屋,他で見に行ったときにこの練習をしていました,
後に日本公演で何度か来日したときも,雑誌インタビューとか取材でホテル,楽屋など行きましたが,
そのときもこの練習をやってましたよ...」.
 ふーむ,見えないところで隠れた練習を積み重ねてのことなんですかね,そういえば野球のイチロー,
王監督,長島さん....皆さりげなく凄いプレーする(した)けど,やはり男は黙って佇んでいても何とも
なりそうもないですね,練習あるのみじゃ! Sleep
他にも隠れた秘密練習法などいろいろ聞く機会があったのですが,またいずれ次の機会にでも書いて
みようと思います.

 ラスゲアードの効用について,最近読んだ本で思いつくことがあったので書いてみました.

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Re: ラスゲアードの効用など...??

投稿  kyo on 2009-01-16, 9:07 am

kyoです。

爪の側から弾くという練習法にびっくりしました。
今、手元にギターがないので実際に試せないのがもどかしいです。
家に帰ったら早速試してみたいと思います。
弾くというより叩くという感じなのかな。
練習だけでなく、実際の演奏でも使われているのでしょうか?
例えばスケールを弾くとき、指はやはりi,m,i,mでいくのでしょうか?

貴重な情報ありがとうございました。
練習してみますね。

(ラスゲアードは苦手)

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Re: ラスゲアードの効用など...??

投稿  CONNA on 2009-01-17, 5:47 am

kyo wrote:
弾くというより叩くという感じなのかな。
練習だけでなく、実際の演奏でも使われているのでしょうか?
例えばスケールを弾くとき、指はやはりi,m,i,mでいくのでしょうか?
ラスゲアードは,「こする」「叩く」の2種類が基本と教わりました.
実際やってみると,確かに「こする」にしても「叩く」にしても,音が出る瞬間(メカニズム?)は
爪の外側が弦に触れています.
一般的にもっともよく使われる(聞く)のはダウンストロークだけによるものでしょう.
しかし5連,さらにそれ以上が連続する場合などでは次のように複合されていきます.

1)c-a-m-i-i ,最後の i がアップストローク
2)i-c-a-m-i ,最初の i がアップストローク
3)i,a いずれかから弾きはじめるコンビネーション
4)上記に p を加えるコンビネーション

等々,グチャグチャに何が何だか...No の世界になるのですが,ただひとつアップストロークは
指の爪と腹(指紋側)は弦に触れるのは,通常とおりです.
(p のアップは必然的に爪外側になりますが....)

一つの弦を異なる指の外側の爪で弾く(叩く)ということは,実際にはないようです.
あくまでも伸筋のバランス,鍛錬に効果的ということだと聞きました.
ですからスケールも....i,m,i,m,は弾きません,というより弾けないですよね....
(これだけ特化して曲芸,曲弾き状態にする人はいるかも...)

あといわゆる「こする,連続した」ラスゲアードを弾きやすくする,というか弾くときのポイントで,
とても重要かつ誰にも納得できる(と私は思っていますが..)事項があるのですが,次にまた
改めたいと思います.

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Re: ラスゲアードの効用など...??

投稿  remain-iihama on 2009-01-17, 10:16 am

 皆様、いつも色々と情報ありがとうございます。
 ラスゲアードについては専門家に任せるとして
 効用の一つにある、素早い指の動き(早弾き)の鍛錬について。
 連続して素早く弦を弾くためには、握る方向の素早さ+元の位置に戻す(指を開く筋肉)素早さ+各指のコントロール が必要です。
 ラスゲアードは、各指の開く方向の筋力の訓練をするためには有効です。
 ジャブで言うと、打った後如何に素早く引いて元の位置に戻せるかで、ジャブの鋭さが決まりますよね。
 引きが早いと次の動作に素早く移れますので、素早いジャブ連打が可能になります。
 弾弦も同じで、弾いた後素早く戻せるかどうかが早弾きの一つのポイントとなります。
 ギターをラスゲアードで弾かなくとも、簡単な方法で訓練は出来ます。
 手をグーに握り、素早くパーに開き、またグーに戻す。

 この間をなるべく早く(0.5秒以下)にして繰り返す。
 グーから空中ラスゲアードする、などいろいろあります。
 いずれにせよ毎日続けることが大切です。
 また実際のラスゲアードは、負担が大きいので練習としては程々にして、翌日に疲れを残さないようにして下さいきせ。

 爪の逆方向(+順方向)での弾弦ですが、ピッキングで言うオルタネート(?)というところでしょうか。
 たしか山下さんが小指でしていました(展覧会の絵かなにかで)よね。
 逆方向弾弦は実際の奏法としては使えませんが、練習の一つとしては興味深いところです。
 
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Re: ラスゲアードの効用など...??

投稿  CONNA on 2009-01-17, 11:41 am

>ピッキングで言うオルタネート(?)

この言葉を見てはっとしました.
 山下さんのは私自身わかりませんが,確かにオルタネード,一般に言うところの
(↑↓↑↓)ピッキングの繰り返しは,各指単体で考えれば指の動きの正逆動作,
反動を利用するというか,体の筋肉の自然な動きと言える感じです.
 今まで(この妙な鍛錬法についての自分の解釈は)ひたすら同じ方向(ダウン方向)
へ爪外を動かすことばかり考えてたのですが,「行って戻ってくる」あるいは「戻ってから
行く」動きの練習でもいいわけですよね,というかそっちの方が自然なような気がしてきた....

 そうこうしていたらまた妙な鍛錬法がこれに付随してあったのを思い出しました.
今思いつくくらいなので,日頃は全く忘却の彼方だったのですが...
(いかに安易な鍛錬しかしていないのが暴露されます...)
 それは一つの弦,例えばG線を二つの指でつまむように挟んで,二つの指を同時に
G線を弾いて音を出すというものです.
 具体的には,G線に対して人差し指の爪外側,中指の腹側を接触させて同時に弦を
つまびくというものです. 両指の動くタイミングがあえば,それなりにちゃんとした音が
出ます. これを交互に(↓↑)繰り返し,慣れれば中指と薬指でも行う.
 ピカードや弦間の移動時に,バランスよく動くようになるとのことだったのですが,私自身,
忘れるくらいなので持続的に練習しておらず,効果の程は(ラスゲアードほどは)わかりま
せん.

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Re: ラスゲアードの効用など...??

投稿  kyo on 2009-01-18, 7:02 pm

kyoです。

爪の側で弾く練習を試してみました。
全然うまく弾けません。
i,m,i,mで音階を弾くのは到底無理。
弾くというより叩く感じですね。
でも指の練習には確かになりそうなので
しばらく続けてみます。
当分は開放弦で6弦から1弦に向って
iの指だけ、mの指だけ、aの指だけで練習してみます。
慣れてきたらi,m,i,mまたはm,a,m,aで練習してみようと思います。

kyo

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Re: ラスゲアードの効用など...??

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