アポヤンドとアルアイレ
2 posters
Page 1 of 1
アポヤンドとアルアイレ
今更なしつもんですが・・・・
新しい曲にチャレンジする際、アポヤンドとアルアイレ、どっちで弾くか、どのように決められていますか?
基本的にはメロディー部はアポヤンドで・・というのはわかっているのですが、隣接弦との和音の関係でメロディーであってもアポヤンドが不可能なケースってありますよね?
(もしかして、私はこの時点でなにかを間違っている可能性もありますが・・)
とはいえ、メロディー部でアポヤンドで弾いているところを一部分だけアルアイレで、というのも統一性がなくきれいに聞こえなくなるのでは?というきもします。ならば最初から全てアルアイレでひくのか・・・・ など。
こんなとき師匠がいればなぁ・・と思うのですが、身近にいないので、皆さんはどう考えられるのか、教えてください。
新しい曲にチャレンジする際、アポヤンドとアルアイレ、どっちで弾くか、どのように決められていますか?
基本的にはメロディー部はアポヤンドで・・というのはわかっているのですが、隣接弦との和音の関係でメロディーであってもアポヤンドが不可能なケースってありますよね?
(もしかして、私はこの時点でなにかを間違っている可能性もありますが・・)
とはいえ、メロディー部でアポヤンドで弾いているところを一部分だけアルアイレで、というのも統一性がなくきれいに聞こえなくなるのでは?というきもします。ならば最初から全てアルアイレでひくのか・・・・ など。
こんなとき師匠がいればなぁ・・と思うのですが、身近にいないので、皆さんはどう考えられるのか、教えてください。
Take- 投稿数 : 8
Registration date : 2009/02/13
Re: アポヤンドとアルアイレ
確かにアルアイレとアポヤンドの違いは音質と音量となって現われます。
しかし、楽譜に指定がない限り、どちらで弾いてもかまわないと思います。
その上で、おっしゃるように、メロディーや強調すべき音を
浮き立たせる為にはアポヤンドは有力な奏法となります。
ただ、アポヤンドは次弦に指が触れることから、和音などや次弦を消音してはならない場合などは、使用できません。
ではどうするか?
ということで、アルアイレの音質をアポヤンドに近づけるタッチを研究する事になります。
面倒だからといって「それじゃ全てアルアイレでいいじゃないか!」というのもごもっともですが
いくら工夫してもアルアイレでは音質音量に限界があり、アボヤンドでしか出せない音量音質というものがあります。
ですのでこのアポヤンドの利点を生かしつつ、アルアイレと併用する事で
音楽表現の巾が増すことになります。
ちなみに、アルアイレだけでもある程度の曲にはなりますが、アポヤンドの音を入れないと物足りなく聞こえます。
また、この他アポヤンドが次弦に触れる事を利用して、消音の技法として用いる事が出来ます。
結論として、アポヤンドもアルアイレも使いこなせるよう練習する事。
アルアイレでも太くて大きい音が出せるようにする事。
アポヤンドでも細くて小さい音が出せるようにする事。
以上を使いこなせればどんな曲や表現にも対応できます。
がんばって練習して下さいませ。
しかし、楽譜に指定がない限り、どちらで弾いてもかまわないと思います。
その上で、おっしゃるように、メロディーや強調すべき音を
浮き立たせる為にはアポヤンドは有力な奏法となります。
ただ、アポヤンドは次弦に指が触れることから、和音などや次弦を消音してはならない場合などは、使用できません。
ではどうするか?
ということで、アルアイレの音質をアポヤンドに近づけるタッチを研究する事になります。
面倒だからといって「それじゃ全てアルアイレでいいじゃないか!」というのもごもっともですが
いくら工夫してもアルアイレでは音質音量に限界があり、アボヤンドでしか出せない音量音質というものがあります。
ですのでこのアポヤンドの利点を生かしつつ、アルアイレと併用する事で
音楽表現の巾が増すことになります。
ちなみに、アルアイレだけでもある程度の曲にはなりますが、アポヤンドの音を入れないと物足りなく聞こえます。
また、この他アポヤンドが次弦に触れる事を利用して、消音の技法として用いる事が出来ます。
結論として、アポヤンドもアルアイレも使いこなせるよう練習する事。
アルアイレでも太くて大きい音が出せるようにする事。
アポヤンドでも細くて小さい音が出せるようにする事。
以上を使いこなせればどんな曲や表現にも対応できます。
がんばって練習して下さいませ。
Re: アポヤンドとアルアイレ
remain-iihama さん
いつもありがとうございます。
なるほどです。。。。
ちなみにですが、スケール練習もアポヤンドとアルアイレ、両方で練習されていますか?
いつもありがとうございます。
なるほどです。。。。
ちなみにですが、スケール練習もアポヤンドとアルアイレ、両方で練習されていますか?
Take- 投稿数 : 8
Registration date : 2009/02/13
Re: アポヤンドとアルアイレ
スケール練習というよりすべてに於いて、アポヤンド(出来るだけ良い音)で弾く事にしています。
アポヤンドですとスピードがでにくいですが、しっかりしたタッチを覚えるには有効です。
きるだけこのタッチのままでアルアイレを弾くことで、アルアイレの音質も良くなっていきます。
アポヤンドで弾いていると、アルアイレはより早く正確に弾けるようになります。
それとアポでもアイレでも常にプランティング(指の事前設置法)をする事で
右手のポジショニングが安定して、誤弾や弾弦ミスがなくなります。
大変な作業ですが、より高度なテクニック得るためには必須だと思います。
初心者の時からこのような練習をしている方は、
上達が早いと思います。
是非挑戦して下さいませ。
アポヤンドですとスピードがでにくいですが、しっかりしたタッチを覚えるには有効です。
きるだけこのタッチのままでアルアイレを弾くことで、アルアイレの音質も良くなっていきます。
アポヤンドで弾いていると、アルアイレはより早く正確に弾けるようになります。
それとアポでもアイレでも常にプランティング(指の事前設置法)をする事で
右手のポジショニングが安定して、誤弾や弾弦ミスがなくなります。
大変な作業ですが、より高度なテクニック得るためには必須だと思います。
初心者の時からこのような練習をしている方は、
上達が早いと思います。
是非挑戦して下さいませ。
Re: アポヤンドとアルアイレ
ありがとうございます。
すごく参考になります。
スケール他、アポヤンドで練習をしてきていたのですが、アルアイレで弾くときに時に下の弦に軽く触れてしまってノイズが出てしまう事があります。
(例えば、禁じられた遊びのm指が時に3弦に軽く触れて雑音。特に転調後の余裕がなくなったときなど)
なので、アルアイレはアルアイレで練習をした方がいいのかも・・と思った事もありました。
頑張って精進します。ありがとうございます。
すごく参考になります。
スケール他、アポヤンドで練習をしてきていたのですが、アルアイレで弾くときに時に下の弦に軽く触れてしまってノイズが出てしまう事があります。
(例えば、禁じられた遊びのm指が時に3弦に軽く触れて雑音。特に転調後の余裕がなくなったときなど)
なので、アルアイレはアルアイレで練習をした方がいいのかも・・と思った事もありました。
頑張って精進します。ありがとうございます。
Take- 投稿数 : 8
Registration date : 2009/02/13
Re: アポヤンドとアルアイレ
一言注意事項を。 アポは主に指全体を動かして弦に水平(手前方向に)に弾弦しますが
アイレは、主に指先(第二第三関節)を動かして、弦をやや下から斜め上方向に弾弦します。
ですのでアポとアイレは弾弦方向が違います。
ただし、弦を捕らえて發弦する時のタッチは同じという意味です。
確かに、アイレでも弦に水平(手前方向に)に弾弦する事でアポと同じ音質に近づきますが
おっしゃるように「下の弦に軽く触れてしまってノイズが出てしまう」という事になります。
ですので、アイレの場合は、弦をやや下から斜め上方向に弾弦して下の弦に触れるのを避けなければなりません。
ですのでこの斜めの角度を出来るだけ水平にしつつ下の弦に触れない弾き方をする必要があります。
これの解決策の一つとして、弾弦(左右)方向を弦に垂直ではなく、
斜めにする事(指が斜めに動く事で次弦までの相対距離を増やす)や
弦に接する指の角度を垂直から斜めにしていく(又は逆)こと(弦に対して指が描く円弧を小さくする)が考えられます。
以上のような事を調整してタッチを決めていきます。
当然爪の削り方も各々に合わせて調整する必要があります。
セゴビアの右手もこのような工夫の結果あのようになっていったのだと考えられます。
とにかく指の形状は人それぞれですので
ご自分にあったタッチを見つける事が大切です。
頑張って下さいませ。
アイレは、主に指先(第二第三関節)を動かして、弦をやや下から斜め上方向に弾弦します。
ですのでアポとアイレは弾弦方向が違います。
ただし、弦を捕らえて發弦する時のタッチは同じという意味です。
確かに、アイレでも弦に水平(手前方向に)に弾弦する事でアポと同じ音質に近づきますが
おっしゃるように「下の弦に軽く触れてしまってノイズが出てしまう」という事になります。
ですので、アイレの場合は、弦をやや下から斜め上方向に弾弦して下の弦に触れるのを避けなければなりません。
ですのでこの斜めの角度を出来るだけ水平にしつつ下の弦に触れない弾き方をする必要があります。
これの解決策の一つとして、弾弦(左右)方向を弦に垂直ではなく、
斜めにする事(指が斜めに動く事で次弦までの相対距離を増やす)や
弦に接する指の角度を垂直から斜めにしていく(又は逆)こと(弦に対して指が描く円弧を小さくする)が考えられます。
以上のような事を調整してタッチを決めていきます。
当然爪の削り方も各々に合わせて調整する必要があります。
セゴビアの右手もこのような工夫の結果あのようになっていったのだと考えられます。
とにかく指の形状は人それぞれですので
ご自分にあったタッチを見つける事が大切です。
頑張って下さいませ。
Re: アポヤンドとアルアイレ
ありがとうございます。
こんな基礎的な質問で大変恐縮です。
タッチと爪の形状な悩み続けております。
これからもよろしくお願いいたします。
こんな基礎的な質問で大変恐縮です。
タッチと爪の形状な悩み続けております。
これからもよろしくお願いいたします。
Take- 投稿数 : 8
Registration date : 2009/02/13
Re: アポヤンドとアルアイレ
基本的ゆえに重要な事だと思います。
プロの皆さんは日夜取組んでいるようですから
その重要性と奥の深さが理解できます。
この事は、ギタリストとしての到達点(どんな音楽を演奏したいかという)にも関係しています。
とにかく、とても良いご質問をありがとうございました。
プロの皆さんは日夜取組んでいるようですから
その重要性と奥の深さが理解できます。
この事は、ギタリストとしての到達点(どんな音楽を演奏したいかという)にも関係しています。
とにかく、とても良いご質問をありがとうございました。
Page 1 of 1
Permissions in this forum:
返信投稿: 不可
|
|