西洋音楽の基本原則のひとつ

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西洋音楽の基本原則のひとつ

投稿  remains on 2017-03-11, 5:37 pm

皆さんご無沙汰しております。
 当方、仕事と加齢のため最近は月1~2度ほどしか楽器に触ることができない状況が続いております。
 しかしながら、時間を割いてインターネットラジオ(私はCALMRADIOのクラシックギターチャンネル)を流してなるべく耳からの修練を行うようにしています。
 古今のあらゆる名演奏を聞くにあたっていつも思うのは、偉大な演奏家はギターにとらわれず音楽そのものに対しての姿勢が真摯であるということです。
 そこには絶え間ない努力と研鑽が見て取れ、その上に創意工夫が凝らされています。
 技術の向上とは、自分の求める理想を実現するために日々真摯に向かい合うことから生まれるのだと思い知らされます。
 ところで我々のような一般小市民とマエスターの演奏との決定的違いとは何なのでしょうか。
 もちろん技術的な違いはあるにせよ、問題は音楽の基本原則に対する理解の程度だと思います。
 ということでここではその一つである拍節感(リズム)についてふれます。
 拍・節 というのは西洋音楽における基本原則です。
 拍とは拍子をとる上での単位であり、節とは拍をいくつかごとにまとめた小節やその小節をいくつかにまとめたものの事です。
 西洋音楽では拍と節は作曲者により厳格に指定されます。
 3/8 や 4/4 というのがそれです。
 3/8 とは 8分音符一つを1拍として一小節が3拍であることを指示していますし
 4/4 とは 4分音符一つを1拍として一小節が4拍であることを指示しています。
 各小節の第一音目は必ず強音(強調音)になりそれ以外の音は第一音より弱く弾くことが原則です。
 この小節が鼓動のごとく繰り返されることで、拍節感の基本形態が形成されます。
 この基本鼓動の上に、各小節のつながりやフレーズのつながりにより、小節ごとの音量の大小や抑揚、テンポの揺らぎが加わり、全体としての
 音楽的周期性みたいなものを作り出します。これがいわゆるクループ感なり拍節感というものと言えます。
 ところが基本原則である第一音の強音の原則を無視した演奏をネットで目にしたことがあります。
 これでは拍節感どころか西洋音楽とは言えない音の羅列であり、聞いていて気持ち悪くなりました。
 確かに、フレーズや節のつながりによっては第一音が強音にしにくい場合はありますがそれでも第一音を意識させる演奏をしなければ、拍節感が崩れて全体としてのバランスを失いかねません。
 このことをここであえて取り上げたのは、このような西洋音楽の基本大前提を知ってか知らずか、自分達のつたない演奏を顧みない姿勢をよしとするのが素人たる所以であり、マエスターとの決定的で深淵なる違いだといいたいからです。
 音楽が好きならせめて音楽に真剣に向き合ってほしいものです。
 そこには打算や妥協はあってはなりません。
 あるのは至高なる音の響きなのですから。
 目指すことは誰でもできますし、できなくとも誰も文句は言いません。
 それが我々凡人の強味なのですから。
 しかし、自分だけが悦に入るための演奏を楽しむ事ととそれを一般に公開することとは雲泥の差があります。
 他人に基本原則を無視した誤った解釈(もし考えているとして)を押し付けることは、作曲者や音楽に対する冒涜にもなりえます。
 素人だからと言って他人に悪影響を与える事は避けるべきだと思っています。
 皆さんはどうお考えでしょうか。
 音楽が本当に好きなら、音楽の事をもっともっと知る努力をして基本原則位は身に着けたいものですね。
 ではまた。

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