クラシックギターのフォーラム
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左親指との付き合い方

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左親指との付き合い方 Empty 左親指との付き合い方

投稿  radiognome 2010-09-08, 12:28 pm

みなさまこんにちは
 radiognomeです

わたしもクラシックギターを初めて半年が経とうとしております。そのうち3ヶ月は猛暑で大変だったですが最近は朝夕に涼を感じます。
いよいよゲイジツの秋がやって来そうですね。

今回は演奏フォームについてご意見をお聞かせください。
私が初めてレッスンに出かけて先生から指導されたのは “ネックを立てすぎないように” でした。フォームについてはそれっきりです。
とはいうものの、他の生徒さんや動画サイトでいろいろな人のフォームを注目しています。

1)肩、腰のラインとギターのボディが平行か、角度を持っているか。
2)膝頭から足台に乗せている足が真下か、体近くにあるか、遠くにあるか。
3)着座したときの太股の開き具合は太腿を支点としているか、へそ(体幹)を支点としているか。
4)左手親指でのネックの関わり方はどうなっているか。
5)ものすごくリラックスして演奏しているように見える人は自分とどこが違うのか。
などです。

今現在は試行錯誤の結果1〜3については後者を選択しています。頚椎&腰椎症なので自分の体格による結果この選択が一番楽でこうなってしまいました。
ただし、練習曲を弾き始めるまでは非常にリラックスしておりますが、弾き始めるにつれ、まず目に力が入りそして肩に力が入ります。
肩に力が入ると、今の私は左手に余計な力が伝播していきます。すると、ネック中心より少し下加減に添えていた左親指が上ずって左親指はカチカチに力んでいます。できるだけ垂直に押弦しようという今の習得目標からも結果外れてしまいます。

ざっと、思いつくまま投稿したので以後問題点がザクザク出てくるかもしれません。いえ、出てきます。
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投稿  remains 2010-09-13, 8:19 am

少し遅くなりましたが気がついたことを少し書きますね。

 まず“ネックを立てすぎないように” ですが
 これは左手の押弦への影響というより右手のタッチ及びポジション取りへの影響が問題となります。
 つまり立てすぎるとギターヘッドが肩より大分高くなりがちになります。
 これを補正する為にはギター自体を下にずらすなりする必要が出てきます。
 当然ボディーが下がり、右手のポジションも下方向にずれます。
 また弦の角度が深くなることで弦と手の角度を調整する必要もでてきます。
 また右肩がさがり不自然なフォームになりがちになります。
 こういった意味からもあまり極端な角度に立てる事は弊害が多いと考えられます。

 以上を踏まえた上で
 構えた時にギターヘッドの高さが肩の高さ位になるように角度や足台の高さを調整する。
 足台が高すぎると左腿がお腹を圧迫しますので、椅子の高さも適宜調整する。
 右足の開き具合は、ギターエンド(右足に接する部分)がしっかり固定できるようにあまり開きすぎない。
 ギターと体は密着しないで、適度な空間を作る。
 ギターの指板を肉眼で確認する為にも、ギター表面を”前”ではなく”上”方向に少し開く(つまり少し斜め上に)。
 ギター本体の保持は右足・左足・右手(肘)の3点で行う(左手はあくまで押弦のためのものでフリーに)。
 ギターを構えた時の体(上体・上半身)は前のめりにしないで垂直か少しそっくり返り気味(背もたれがあればですが)にする。

 という事が理想のフォームを考える時の要点となると思います。

 また、左手親指の件ですが、前述のように左手はあくまで押弦のために自由度を確保しなければなりません。
 これを実現する為に、ギター本体を前述の3点保持する事で、親指を使用しないでも押弦できるように練習する。
 つまり親指は左手ポジションを決めるための補助的役割に徹する(理想的にの話ですが)。
 といっても、親指の力が(握力)が必要(必要最小限)になるわけで、その場合も握力に頼った押弦はしないように、腕の重み(や力)で押弦するように練習する。
 これによって、親指ポジションの自由度が上がります。

 といったようなことを参考に、ご自分の体型に合ったフォームを見つけてくださいね。

 後は右手のタッチと音質になりますが、これはとてもとても深い話になりますので
 問題があるようでしたら個別にご質問くださいませ。
 ではでは、頑張って練習して下さいね。


最終編集者 remains [ 2015-04-03, 7:36 pm ], 編集回数 1 回
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投稿  radiognome 2010-09-16, 7:53 pm

remainsさん いつもありがとうございます。

remains wrote: 
 構えた時にギターヘッドの高さが肩の高さ位になるように角度や足台の高さを調整する。
 足台が高すぎると左腿がお腹を圧迫しますので、椅子の高さも適宜調整する。
 右足の開き具合は、ギターエンド(右足に接する部分)がしっかり固定できるようにあまり開きすぎない。
 ギターと体は密着しないで、適度な空間を作る。
 ギターの指板を肉眼で確認する為にも、ギター表面を”前”ではなく”上”方向に少し開く(つまり少し斜め上に)。
 ギター本体の保持は右足・左足・右手(肘)の3点で行う(左手はあくまで押弦のためのものでフリーに)。
 ギターを構えた時の体(上体・上半身)は前のめりにしないで垂直か少しそっくり返り気味(背もたれがあればですが)にする。

今までと少しフォームを変えただけでも違和感があります。
変えたのは、座面の高さと垂直か少しそっくり返り気味の上体維持にしたことです。
感じたことは「このギター誰が弾くんやろ?」というような第三者感でした。

これで気がついたのは、知らず知らずのうちに左手&指板を注目したい演奏姿勢になっていたことです。
ネックの角度は先生が教えてくれたとおり維持したままですが、体が指板に向かっていくような姿勢で弾けない箇所を練習していることに気づきました。

7項目を守って練習すると、自身の左手ですが「ふーん、この左手はここで詰まっているのか」と冷静に判断でき、ムキになる傾向が減りつつあります。
これは日常生活でも「そうかな!?」と思えることがありました。固く締まったびん蓋を開けるとき、上体のほうに両手を近づけてから渾身の力を込めて蓋を開けようとします。結果、蓋は開くのですが次の蓋を開ける力はもう残っていません。
自分の手で何とかしてやろうと過度に思いすぎるとギター練習の場合良くないことがあることが判りました。力みで練習が辛く長続きしなくなります。
1つのびんの蓋を開けるだけなら目をむいて上体に手を近づけて力んでも有効ですけど・・。

今は初めてのアルペジオ練習で悪戦苦闘しております。
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投稿  remains 2010-09-17, 8:11 am

radiognome さんご苦労様です。
 アルペジォの練習ですか。
 これも色々とアドバイスしたい事がありますが
 まずは、師匠の指導を元に練習して下さいませ。
 その上で、何か難があればご相談ください。
 それと先のフォームの件で一つ補足します。
 ”ギター本体の保持は右足・左足・右手(肘)の3点で行う”
 ですが
 これではがちっとした保持ができませんよね。
 と言う事でギターの裏面の上方角が自分の胸に接しますので正確には合計4点で保持する事になります。
 ギター本体が体に接するのはあたりまえだと思っていて、うっかり除外してしまいました。
 誤解を与える表現になってしまい申し訳ありません。
 とはいえ、ギターの裏面全体をべったりと体に密着する事は避けるべきだと思います。
 というのは、なるべくギター本体は”点”で保持し、ギターの振動を自身の体で吸収することを避ける、という事です。
 もともと音量の無い楽器です。
 折角の”音”を体で消してしまってはもったいないと言う事が言えると思います。

 と言う事でこれからも頑張って下さいませ。
 ではまた。


最終編集者 remains [ 2015-04-03, 7:36 pm ], 編集回数 1 回
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左親指との付き合い方 Empty 親指の位置に私も非常に困ってます、

投稿  ラムネ 2015-04-03, 9:37 am

親指は1の指と2の指の間にあるのが理想と先生から言われたのですが、フレット移動をするときにはどうしてもずれてしまいます。フレット移動の時には親指の移動を強く意識した方がいいという事でしょうか?

ラムネ

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投稿  remains 2015-04-03, 7:23 pm

ここはradiognome さんが立てたトピックですので、私がお答えするのは気がひけますが
radiognome さんには大目に見ていただいた上で
ラムネさんの疑問にお答えいたします。
「親指の位置」に定位置というものは無いと思います。
どこかでも書きましたが、親指は「支点」となるようなものではなく、腕の安定を確保しかつ他の指の動きを妨げない自然な位置取りが理想です。
 例えば、セーハする時ですが、昔は親指と人差し指の挟む力(握力)のみで押さえ込んでいましたが、今はどちらかというと、腕の重みを利用し腕の「引く力」を使うことによって、親指への負担を減らす押弦をしています。
 これによって、親指の自由度が格段に上がり、親指がどこにあろうがあまり影響が出なくなりました。
 極論を言うと、親指は添えるだけといえるかもしれません。もちろんポジションや運指によっては親指の力を必要とする場合もありますが、親指の負担を軽減できることで確実に素早いポジション移動ができるようになります。
 これを実践するには先にも述べたように、腕・足・胸で楽器本体をしっかり保持しつつ左腕の自由な運動を確保できるように、しっかりしたフォームを身に着けることが必要です。
 ところでポジション移動は腕全体の問題であり、親指のポジションは押弦のしやすさの問題だといえます。
 あまりこだわる必要は無い様に思います(少し無責任かな?)。
 長くなりましたのでこのくらいで終わりますね。
 
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