悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

Go down

悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  kyorochan on 2009-09-11, 6:58 pm

みなさん、こんにちは。kyorochanです。

テデスコ(Mario Castelnuovo-Tedesco)のギターソロ代表作といえば、
タランテラや表題の悪魔の奇想曲ですね。
セゴビアレパートリーとして有名な曲ですが、これらの作曲家の自筆譜に
基づく新版が出ており(と言っても3年前 2006年のCopyrightになっていますが)
先日楽譜屋さんで偶然見つけて、中を見てちょっと驚きました。

この曲はパガニーニ賛として書かれており、その曲の終わりにラ・カンパネラのメロディが
出てきて印象的な終わり方をすることで有名ですが、なんとこの部分はセゴビアの創作でした!
新版では、ミ(1弦12F)の連打でカンパネラのメロディーの暗示に留まっています。

これまでこの曲の解説で必ずと言っていいほど触れられる部分ですが、それが作曲家の
アイディアではなかったなんて、、、
セゴビアは他にもいろいろな曲で改変を行っていますので、変更があること自体はさして
驚くにあたらないのですが、これはその中でもかなり曲のポイントにかかわる大きな変更
ではないでしょうか。

既にご存知の方も多々いらっしゃるとは思いますが、個人的にここのところで最も印象的な
トピックでしたので、ここに話題としてあげました。

その他にも和音の重ね方の違い(これはテデスコでは演奏上の都合でありうる改変と思いますが)
モティーフの現れ方の違いなどが本曲、タランテラ共あったことがわかります。
国内では
http://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=122544
海外版では
http://www.encoremusic.com/1303000.html
で入手可能です。
曲データとしては、
"Mario Castelnuovo-Tedesco - Capriccio Diabolico Tarantella" was published by Ricordi.
Edited by: Angelo Gilardino and Luigi Biscaldi
になります。
興味のある方はご覧になってみてください。
ちなみにこの新版での録音はあるのかどうかはまだ調べておりません。

kyorochan
avatar
kyorochan

投稿数 : 26
Registration date : 2009/09/04

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  remain-iihama on 2009-09-11, 8:23 pm

 貴重な情報ありがとうございます。
 そうでしたか。
 ここのトレモロの部分
 いつも何となく違和感があってしっくり来なかったのですが
 元の曲の「ミ(1弦12F)の連打でカンパネラのメロディーの暗示」を是非聴いてみたいものですね。
 どちらが曲の全体的な雰囲気にマッチするのかな?
 そのうち入手して確かめいたと思います。
 ありがとうございました。
 

_________________
MUSIC IS WONDERFUL!
LET'S ENJOY SOUNDS
avatar
remain-iihama

投稿数 : 592
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13

http://cgs-net.forummotion.com

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  kyorochan on 2009-09-11, 11:23 pm

remain-iihamaさん こんばんは!

この部分、La Campanela...ad libitum と指示があります。
あくまで暗示としたテデスコと
即物的に提示したセゴビアの
それぞれの姿勢が垣間見えるようで興味深いです。

ミの音だけというのも風情があっていいかな・・と私は思いました。
ここだけでなくところどころ既知の版と異なっているのですが、
まだ私も全体を通して弾いていません。そのうちチェックしてレポートできたら
いいなと思います。(それとも、どなたかトライされませんか?)
avatar
kyorochan

投稿数 : 26
Registration date : 2009/09/04

トップに戻る Go down

ad libitum

投稿  churarin on 2009-09-12, 8:46 am

kyorochan wrote:

この部分、La Campanela...ad libitum と指示があります。
あくまで暗示としたテデスコと
即物的に提示したセゴビアの
それぞれの姿勢が垣間見えるようで興味深いです。


ad libitum というのが、演奏だけでなく、音符にも適用していいということでしょうかね~。
作曲者の意図はどうだったんでしょう?

ロドリーゴなどは、和音の音符を変えるのも不快感を示したとか(アリリオ・デイアスの改編に対して)
いう記事を見たことがあるので興味があります。
現代曲などは、作品の編曲を認めないのも結構あるそうで、著作編法の翻訳権の問題にもつながりますね。
きっとセゴビアがアイデアをテデスコに確認していたんでしょう。
avatar
churarin

投稿数 : 186
所在地(Location) : 横浜
Registration date : 2008/11/17

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  remain-iihama on 2009-09-12, 12:16 pm

 カンパネラ風にアドリブするとどんな演奏が良いのかな?
 きっと、これから色々な演奏が出てくるのではないかと期待します。
 

_________________
MUSIC IS WONDERFUL!
LET'S ENJOY SOUNDS
avatar
remain-iihama

投稿数 : 592
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13

http://cgs-net.forummotion.com

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  kyorochan on 2009-09-12, 7:57 pm

remain-iihamaさん こんばんは!kyorochanです。

ad libitum というのが、演奏だけでなく、音符にも適用していいということでしょうかね~。
作曲者の意図はどうだったんでしょう?
大変失礼いたしました。もう一回楽譜をよく見直すと、
La Campanela...tempo ad libitum
となっていました。
ということは、テンポに関して自由にということかな?と思います。
ただ、La Campanelaの記述に対して、ミの連打だけでは表現的に伝わらないと
セゴビアは感じて、そのものを具体的に提示としたのでしょうか。

ロドリーゴなどは、和音の音符を変えるのも不快感を示したとか(アリリオ・デイアスの改編に対して)
いう記事を見たことがあるので興味があります。
祈りと踊りのことですね。これも大胆な改変でしたね。この場合は、ファリャの大事な引用モティーフが
省略されたりとあまり良い改変とはいえなかったかもしれませんね。

きっとセゴビアがアイデアをテデスコに確認していたんでしょう。
テデスコやポンセなどはセゴビアとの距離が非常に近い作曲家で
ある意味リアライゼーションにあたってはかなり作曲家から任せられていたのかもしれないですね。
ポンセの場合は、いろいろな書簡が残されていて近年その真実がかなり明らかになっていますが、
テデスコの場合、どうだったんでしょうね?
avatar
kyorochan

投稿数 : 26
Registration date : 2009/09/04

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  remain-iihama on 2009-09-12, 8:35 pm

 そうですか。
 テンポに関してカンパネルラを模して自由にという事ですか。
 だったらやはり原譜に忠実に演奏した方がテデスコらしさは保てると思います。
 やはり楽譜を手に入れたいと思います。
 ありがとうございました。

_________________
MUSIC IS WONDERFUL!
LET'S ENJOY SOUNDS
avatar
remain-iihama

投稿数 : 592
所在地(Location) : 埼玉県
Registration date : 2008/11/13

http://cgs-net.forummotion.com

トップに戻る Go down

Re: 悪魔の奇想曲の新版~セゴビアの行った改変

投稿  Sponsored content


Sponsored content


トップに戻る Go down

トップに戻る


 
Permissions in this forum:
返信投稿: 不可