Jazz屋から見たSor ~はじめに

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2009-09-26, 2:56 am

churarinさん、おはようございます。遅くなりました。いつもありがとうございます! Surprised

ソルの練習曲の楽譜は、このフォーラムのメンバが一生懸命作った版もありますので
そちらもごらんくださいね~。(宣伝でした Smile

お!そうでしたか。楽譜作成は大変ですよね。ありがとうございます。そっか、時間のあるときに拝見したいと思います。ホント作成するのは大変な作業ですものね・・・・・・・。ありがたや~♪。

Surprised Surprised Surprised Surprised Surprised

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2009-09-28, 3:01 am

続きが遅くなっている黒白です。今日から現場詰めなんでちょっと解釈の宿題、停滞しておりますがご容赦くだされ。

Masaさんの解説は非常にためになるので、クラッシク用語の解釈のために、なんかトピックあると良いですね。僕自身非常に新鮮です。ではしばらく出現できるか分からないのですが、久々に指を酷使してきます。。。コンディションが、、、また現場でささくれ立つんだよなぁ Crying or Very sad

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2009-09-30, 3:34 am

MASAさん、丁寧な解説をありがとうございます。

モーツァルトは、倚音を多用した作曲家なので、モーツァルトの音楽を、どこで倚音が使われているかを意識しながら聞くと面白いですよ。またそのときにどのように演奏されているかも聞いてみてください。
ギターの上級者の人でもこのあたりがわかっていない人も多く、注意していただきたいポイントです。

この「倚音」などについて、もし!もし・・・・お時間があれば、トピ立てしていただけると嬉しいなあ。Wikiなどで観ていくといろいろあるんですが、フォーラムの財産になりそうですし。無理強いではないんですがJazz屋からのリクエストっつーことで、頭の隅っこにおいてやってくださいまし。

この部分は、中声部の倚音の解決がポイントなので、Cadd9で解釈してはいけないところです。
普通の和声の中でメロディーを置くと、GBD の組み合わせで、G(またはG7)の和音となります。
これを、意識的に、中声部を、C→B の動きにすることで、緊張感を持たせているわけです。

この辺が悪い癖なんですね、Jazz屋さんの。勝手に大きく弾いて、途中で即興にして新しいコードつける=リハーモナイズをしてしまう。忠実に解釈すれば確かにGsus4ですね、やっぱり。僕みたいに勝手に音増やしてC、B、Aなどやっちゃいけない訳です。反省反省。いい指摘をありがとうございます Surprised

歌っている通りに演奏できれば理想的なんですよね。ギタリストでも、オスカー・ギリアとか、ステファノ・グロンドーナとか、イタリア出身の人は、とにかく歌うことを重視して指導するようです。お国柄もあるのでしょうけど。
歌は演奏解釈の基礎というか、歌と演奏は密接に関係しています。歌の原理を理解すると、演奏の原理もわかります。
このあたりは機会があれば書いてみたいと思います。

「歌うと演奏」。これ、僕も重要だと思います。別トピにしましょう。Jazzは歌う演奏に重きを置いてますが、僕もクラシックギターと歌うこと。これはぜひ知りたい。 cyclops

さて宿題が放置なので少しやるか!。・ bounce 。念力充電!

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Op6-n8(セゴビア1番)続き ~13小節目から

投稿  黒白・無外流 on 2009-09-30, 4:24 am

今度は13小節目からですね、では、また勢いでドドド!っと書いていきます。 cyclops

======13小節目より~======
13小節目。 コードはAでいいのですが、注目は3拍目のA7/C#。M3の分数和音。このあとも続々出てくるのですが、非常にSorは非常に効果的に使っています。このM3度ベースというのは、トニック(代理の場合でも)半音で上昇解決しますから、重苦しい停滞感がない、むしろ動きを予兆させる。キーを替えればG/Bもそうですし、「ここぞ!」と言う場所に入れてます。
やっぱりいいな~Sor。

14小節目。 Dm。最初ちょっと引っ掛けて11thの響き。12小節目の冒頭のモチーフと同じ。ピリッとスパイスが効いてますね Surprised

15小節目。Dm/F、ここの1拍2拍に続く内声の「A」音。きちんと伸ばすと、2拍目のオクターブ上の「A」と相成って、音価が高まる。ここはよく伸ばすと、そうでないのとでは非常に大きな差が出ます。「歌うよう」弾きたいな、と思うところです。そして3拍目はA7/E。ここも、にくい演出。理由?。ここには根音(Root)の「A」音が入ってないんです。なので1拍2拍でA音を伸ばし、3拍で「すっと解放する」。先打音として効いている訳で、「根音(Root)抜き」の手法はいろいろなEtudeで見られます。

16小節目。 3拍目はやはりC7/G。根音(Root)抜きです。モチーフを崩していないですし、微妙なところなのですがトライトーン(増4度)を上手にドミナント臭くなく取り入れている。これはSorの透明感や色彩感あふれる作品の特徴のひとつです。

17小節目。 1拍目FM7。ここ、すんなり弾いてしまうのは惜しい。完全5度抜きの4声和音が美しい。ドミナント以外での初のM7コードなのです。それもメロディーが「ミーレードー」と行きますね。感動を覚えたところで、3拍目。お約束のM3度ベースのD7/F#。ここは、キー=CならDmでも構わないところ。4度で次の「G」に行きやすいですからね。でも、あえてD7、それも根音抜きの3度ベース。

ここまでの、もうひとつのポイントは「D(4弦開放)以下の低い音を出してない」ことです。音価を高い音域で軽やかにし、浮遊させている。それをずっと保っている。ここは、そこを感じて弾きたいところです。キーがCなのに、DmやFM7につかうG7やC7の根音を意識して排除している。なので、あくまでも軽やかに淡々と進んでいく。15小節目の「A]音の持続は、そういったことも十分考えつくされています。つまり重い5弦6弦に響きをあえて排除している。重い停滞感を避けています。ここもSorの真骨頂!

そして、
18小節目高音と低音が開いていく、G・F・G/D。ここまでキー=Cの根音を出さずに、19小節目でやっと調性が再度現れる。この一時的な転調と言うか、トニックを避けて浮遊していくのは非常に有効。19小節目でやっとCが現れた時、ホットするんではないでしょうか?。

では区切りのいいところで、また次回、自戒。 bounce 。  書くと毎回長いな~・・・・・・・。ふう疲れた cyclops

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-04-30, 5:28 am

ご無沙汰です、怠け者=黒白です。半年過ぎて、、今頃ぽちりと(笑)。久しぶりにフォーラムをいろいろ眺めて
自分の書きかけがあった事を思い出しました。巷はGW、僕はなんも予定ないので、重い腰?あげて半年以上ぶりに
書いてみます。 ・・・・もう忘れ去られたトピックかもしれないw What a Face
えっと19小節目からですね。

====================
19小節目から24小節目まで。見ているだけできれいですね。ここまでに複雑なモチーフを使ったり各旋律の動きが複雑だっただけに効果的な場所です。この小節間を音楽的な「解決」と見ても良いかも知れません。技巧的には、多分難しくないので、さらっと弾いてしまいそうですが、この箇所をなんて言うかな、「解決&次への序章」と考えて大事に弾く。Sorの特徴に、シンプルへの解決があります。例えばこの部分などは、他の曲でも見られたりありそうな進行ですが「前後を考慮して音楽的にとらえる」。と弾くとやはり相当な差が出るところです。ではアナライズを

19小節 :C (低音部ドレミ)
20小節 :F (高音部ドレミ)

このモチーフで行くんですが、非常に巧い。まず3拍伸ばすトップの2音。 ここまで・・・この曲の中で「出て来てない」んです。それだけに、さらっと弾くにはもったいない。で、低音がドレミですが次の20小節にはオクターブ上で「呼応するようにドレミ」。しかし和声が変わっているので響きも異なり見事。同じメロディーを違った和声で響かせる。。 匠の技だ

和声は、あえてつけるなら・・・・
F G/F C/F(あるいはFmaj7とも考えられるけれども3声で来ているので、Cと考えてアーメン終止と考えたいです)

21〜24節目までこの考え方で作曲されています。言うなればジャズで言う「コール&レスポンス」。「自分の演奏で呼応する」と言えば良いのかな。

21小節Dm 23小節G7 24小節Em

25小節目は、新たな展開を予兆させるよう動きが高音部と低音部に変化が現れます。ここは・・・書かれている譜面からすると、和声付けは。
Am G7/F Dm となりそうですが、いろいろ考えられます。特に2拍目のところはFっぽくもあるし、経過音で良いのかも知れません。でも注目したいのはいままで「ドレミー」とスケール的に動いていたのが、ここの低音部は「ラ・ファ・レ」とDmそのものなんですね。いま見て気付いてびっくりした。なのでこの小節は「○/Dm」と考えると、大きく考えてDmでも良いと思えます。
そうすると次の25小節目の冒頭のC。Fの代理に寄るDmでのアーメン終止となり、25小節目は

C F(=Dm) G。 この3拍目が憎いですね。いままでここの低音部をあえて使っていないのが、ここで6弦Gが出てくる。非常に良く考えられた次への序章を感じさせます。

ふう。久しぶりに書いたけど大変だ(笑)。ちょっと手抜きな説明になっているかな。 cyclops 。いったん投稿です♬

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  UENO Karen on 2010-04-30, 7:26 am

こんにちは。ごぶさたです〜

わーい、更新された!!
じつは、Bulbulさんの「和音を聞き取る」トピックを、更新される度にギター抱えながら読んでました。
で、もうちょい複雑なやつはどうやればいいんだろ?… おお、こんなうってつけのやつがあったぜい。というわけで、こっちもいまさらですが同時進行で真面目に読んでました。というわけで、更新されてとってもうれしいです。

余談ですが、わたくし誰に強要されたわけでも無いのに頭が「移動ド唱法」なので、ハ長調というのがとっても助かります。
もう一つ余談。子供のころ電子オルガンを習った時に伴奏をすべてコードで解釈していたので、単純なコードで解釈できないクラッシックをコードで読み解く…のがとってもおもしろいです。
(だからこそ、MASAさんのクラッシック解釈も同時読みするとむっちゃ勉強になるんですが… 出てきてくれません??)

今回のはまだきちんと読んでませんがおもわず反応しましたです。次回も楽しみにしています。
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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-04-30, 12:03 pm

うほほ。UENOさん、ご無沙汰つかまつる〜♬。寝ててまた起きました(笑)。
さっそくの反応ありがとうござります。嬉しいなw。書くのは・・・・なかなか大変なんですが書いてみると
発見があったりで、自分のためにもなってます(・・・だったら書けよ。。なんと仰らずに) bounce

ほぉ「和音を聞きとる」トピも読まれてたか Embarassed 。お恥ずかしい。

もうちょい複雑なやつはどうやればいいんだろ?… おお、こんなうってつけのやつがあったぜい。

(笑)。そこに遠慮なく書いてくださいぜい(笑)。確かにもうちょい複雑なのも大変ですよね。そんな感じで
ネタを明かすと新潟でお会いした時、適当に弾いた?、、、僕の演奏がばれちゃいますから(瀑。紹介いただいた
「素朴な歌」も良く考えられてます。和声は?なんかジャズも分かっている書き方の様な気がするんですが違うかな?。

「移動ド」。おお珍しいのが出てきましたね。僕も少しやった時があります。なので完全ではないんですが
少し移動ドで考えてる事もあるかなぁ。ハ長調ですべてを説明するのは・・・・・しんどい(笑)。かな。
それとMASAさんも加わっていただくと、ホント面白いですよね。特にこれから取り組む部分は、多分クラシック
独特の動きなんだと思います。僕にはポリハーモニーで書いて行くべきか・・・悩める場所なんですね。。。

子供のころ電子オルガンを習った時に伴奏をすべてコードで解釈していたので、単純なコードで解釈できないクラッシックをコードで読み解く…のがとってもおもしろいです

ああ。新潟のときに譜面お見せすれば良かったですね。 bounce ほとんどの楽譜に書き込んであります。
いいのか悪いのか分かりませんけど、訪ねたクラギの先生は怒りもせず「・・なるほど」でした。じつは
そう言う秘密兵器なのじゃ

わーい、更新された!!

わ〜い!喜んでくれた(笑)。ほめられるといい気になりますw。なのでGW中はフォーラム探索と行くか! bounce

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  UENO Karen on 2010-04-30, 8:56 pm

こんばんは。
「移動ド」。おお珍しいのが出てきましたね。僕も少しやった時があります。
「移動ド」珍しいんですかね?? わたしも別に習ったわけじゃないんですけど。ただ、小学生のころ、クラスの女の子たちの間で「猫踏んじゃった」がやたらはやっていたのですが、ある日、突然閃いて、白鍵だけで弾いて見せて女の子たちの顰蹙を買ったんです(笑)それ以来もっぱら移動ドです。
「ソーファミ、ミ、ミ、ミ、ソーファ」と歌いながら実際には「シーラソ#、ソ#、ソ#、ソ#、シーラ」と弾いている(魔笛のテーマ)。当然混乱も多いので、「固定ド」で歌う練習をしています(笑)

ほとんどの楽譜に書き込んであります。いいのか悪いのか分かりませんけど、訪ねたクラギの先生は怒りもせず「・・なるほど」でした。じつはそう言う秘密兵器なのじゃ
新潟でお世話になった先生は、私がコードに馴染みがあることを知っていたので、ときどき「この和音は何コード」と言及してくれました(笑)
コードをつけやすい曲ってありますよね。例えばブローウェルの「11月のある日」のマイナー部分は、わりあい簡単にコードをつけて、アコギ弾きの連れ合いに喜ばれました。しかし、ソルとかタレガとかクラッシックらしいクラッシックは、けっこう難しい。

すごーく脱線しましたね。ソルに戻りましょう。
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番外(笑)。「11月のある日」後半

投稿  黒白・無外流 on 2010-05-04, 11:02 am

UENOさん、毎度です。GW中に・・・なんて言う考えもしてたら寝てたら!もう後半でないですか。なので脱線。Whooperさんの与太モードをお借りして、雑談で行くか(笑)。 移動ドはおいておいて。 cyclops
と言うかジャズの曲は管楽器に合わせてb系が多いので、覚え難いのでやってみるか!程度のかじった形だったんですが、中途半端でめんどくさく止めてしまったたちです Embarassed

ほえ。新潟でコードの先生いたんですか。なるほど。知らなんだ Embarassed 。んまあ、、、僕はコードよりも線の織りなす和声に惹かれてるから。と言うかガシッとコードを押さえるのにどうも飽きた?と言うか道が見え難くなったんで(笑)クラギの和声は非常にためになります! Twisted Evil くはははははああああああ。なんて鬼マークだったりして(笑)

んでもって。久々に出ましたね「11月のある日」

例えばブローウェルの「11月のある日」のマイナー部分は、わりあい簡単にコードをつけて、アコギ弾きの連れ合いに喜ばれました。

おお。ブローウェル、出た。マイナー部分と言うことは後半はついていないんですね。
では!脱線で(笑)ダダダっとAMajに転調のとこからコード並べます。久しぶりに譜面出したらコードやっぱりつけてあったので、手抜きで確認せず行きます! cyclops   なんて・・・・無謀な・・・

E/B |E7 |AMaj7(9) |AMaj7(9) |E7(9)/D |E7(9)/G# |AMaj7 |AMaj7 |
E/B |E7 |AMaj7(9) |AMaj7(9) |E7(9)/D |E7(9)/G# |AMaj7 |AMaj7 |

んで、再びAmに。
A-7(9) |A-7 |FM7(9) |FM7 |B7(omit3) |E7 |〜 こんな感じかなぁ。

Sorを知る前、ブローウェルにハマりました。(いまも)「難しいコードの場合〜」ってどっかにコメントにありましたよね。この辺が現代の特徴でこの曲なども4声+テンションになってます。こう言う事が「難しい」ことなのかな。ここで使われていると言うか、記述しているテンションは僕の都合上「その音が現れる&そう言う匂いがする&印象的」程度です。 Surprised

あってるか旦那さんとやってみてください(笑)。

さて顔でも洗うか・・・・与太モード終了!(笑)

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-05-05, 6:26 am

早いものでGWも終わり。なので、重い腰あげて少し続けます。今度は26小節目から。この26〜30小節目まで非常に同じモチーフを使いつつ、ドミナントモーション(V7)で、ふわふわした軽い移調感と言うか調性をかえているのは良いな、と思う訳です。
コードを見ればハ長調に出てくるコードが7thに置き換えられ、ほとんどがスムーズに移行している。

26小節目 C D7
27小節目 G7 C7
28小節目 F F6
29小節目 E7 A7
30小節目 D7 G7

上記は最初が1拍目、次が3拍目です。こう書くと分かり難いんですがD7-G7-C7-F-FM6-E7-A7-D7-G7と書くとこれは全部4度移動の当時モダンだった進行だと思います。Sorはこの辺の研究をかなりした様で他の曲にも見られます。ちなみに「C」=ハ長調で出現する通常のダイアトニックコードは

C Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7(5)  ・・・・ですから、見比べると上手にケーデンスされていて弾いていても良い気分で、小気味良いところではないでしょうか。軽やかと言うかステップるんるん♬と言うような感じで、冒頭の出だしの和声とかなり変化を付け、この曲をさらに味わい深くしていると「僕は思います!」(笑) cyclops

そこで、ハ長調を思い起こさせるために31小節は低音部も使い、ずしん!と区切りでエンディングに

31小節  Am Dm/F G7

で調性を強く匂わせ、終わりに向かう。ここ!ホント良く効いてます。一度調性を曖昧にし、戻り、またこれから離れて行く。このあとのはコードでつけるのは2階建てというかポリハーモニのような感じたいので、どう書くのか迷っています。 bounce 。それほどこのエンディングはキレイだ・・・・・。

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  kyo on 2010-08-03, 1:59 pm

こんにちは、みなさん。
kyoと申します。
投稿は数年ぶりです。
昨日、久しぶりにこのフォーラムに来て見ました。
そして、この「Jazz屋から見たSor ~はじめに」のトピックを読んでびっくり!
これは凄いことが書かれていると思いプリントアウトして、熟読させていただいております。

悲しいかな、書かれていることの8割は正直よくわかりません、とほほ。
でも、黒白さんのように、和声の動きをもとに曲の分析をしたことがなかったので
あらゆることが新発見!でした。
楽譜とにらめっこしながら少しでも黒白さんやみなさんの解説が理解できるように耳と頭を
フル回転させています。
こんな風に曲を分析をしたのは始めて。弾き方がガラッと変わっちゃいそうです。
ゆっくりとでいいので、これからもぜひ続きをお願いします。

(文中で紹介のあったディアンスのCDも注文しちゃいました)

kyo

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-08-04, 1:36 pm

kyoさん、お久しぶりです〜。わ〜い。 投稿数年振りですか!
cheers

そして、この「Jazz屋から見たSor ~はじめに」のトピックを読んでびっくり!
これは凄いことが書かれていると思いプリントアウトして、熟読させていただいております。

プリントアウト!わお! What a Face 。Remainさんみたいに理路整然と書けなくて・・・お恥ずかしいのですが。また最期のところが終わってないままですみません。ヨシ!夏休みの宿題だ。頑張りマッス。

悲しいかな、書かれていることの8割は正直よくわかりません、とほほ。

書き方が悪いですからねー・・・すんません。どんどん質問して下さい。 Surprised 。反応があると!頑張れるかも(笑)。なかなか骨が折れる作業なんですが、低音部、内声、高音部と分けてにらめっこしているとたくさん発見があるのです。まだ気付いていない点もたくさんあると思います。質問よろしくよろしくです。

でも、黒白さんのように、和声の動きをもとに曲の分析をしたことがなかったのであらゆることが新発見!でした。

和声と言うか、Sorの素晴らしさは、いろいろですが紡ぎ合う旋律がキレイな和声になっているところでしょうか。また・・・上手でない書き方だなぁ。。。もちろん和声なんですけど、その弾き方、構成に、苦慮されて、もの凄い時間が割かれて作曲されている。これはコードを「ジャン!」って弾いちゃうジャズ屋からも衝撃で、焦がれる理由なんです。

ゆっくりとでいいので、これからもぜひ続きをお願いします。

頑張りますう。存在していたのを・・・・・・・・忘れてた(笑)。思い出して良かったです。

(文中で紹介のあったディアンスのCDも注文しちゃいました)

良いですよ、これ。僕がやろう!・・・・と思ってたのに先を越された cyclops 。それほど美しいです。
ホントありがとうございます!

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  kyo on 2010-08-06, 7:26 am

黒白さん、こんんちは。

このところ、このトピックのプリントアウトをにらみながら、op6-8の弾いています。
メロディに対する低音や内声部の動きに重要な意味があるということがわかって
とても勉強になりました。
ディアンスのCDの弦楽にアレンジされた演奏を聴いて、この曲の美しさに今更ながら
気づいた次第です。

クラシックギターの楽譜にコードネームを付けるという習慣がないので
黒白さんの楽曲分析のアプローチがとても新鮮です。
先日読んだポップス系の音楽用語辞典に
アナライズ(analize)という言葉が出ていて、「曲を分析してしっかり理解すること」と
書いてありました。
黒白さんがこのトピックで展開していることがこれなんだなと思いました。

いつか私の大好きなop35-17(セゴビア編の№6)の分析もよろしくお願いします。
って言うか、自分でできるように勉強せいっ!て話ですが....(汗)

これからも、どうぞよろしくお願いします。

kyo

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-08-06, 12:02 pm

kyoさん、こんにちは。

このところ、このトピックのプリントアウトをにらみながら、op6-8の弾いています。
メロディに対する低音や内声部の動きに重要な意味があるということがわかってとても勉強になりました。

わ。良かったSurprised 。Reman大先生が前に書かれてましたが、個別に弾いてみて感じてみるって凄く重要ですよね。邪道な僕ですが、このop6-8はまず驚き!でSorへ開眼した曲です。ディアンズのCDも聴かれましたね〜。弦楽四重奏でも素晴らしい小品です。僕には「月光」のよさがちょっと分からないんんですが(みなさんごめんなさい!!!!!!!!!!)

先日読んだポップス系の音楽用語辞典にアナライズ(analize)という言葉が出ていて、「曲を分析してしっかり理解すること」と書いてありました。

アナライズってたしか、、、アナリーゼとかクラシックでも言うんじゃなかったかなあ。。。僕のはいわゆるバークレーメソッドの範疇(ジャズのバークレー音楽院の理論で渡辺貞男さんが日本に持ち帰って、いまでは普通に普及してる)で、ジャズやポピュラー音楽全般になるんですが、基本的にジャズはクレオール(フランス人の黒人奴隷)がクラシックを演奏するとこうなったと言うのが起源ですから、クラシック理論の流れを汲んでいるんでしょうね。

分析をしっかりして取り組めば、技巧のみならない音楽解釈も出来るし音楽感性も深まると言うか。良かったです。そう言う意味では膨大な過去の遺産に多くの産みの苦しみが隠れている事も理解出来るし、作曲家への尊敬が深まるばかりです。もうね、、、Sorさま最高〜!ってなわけです。それも練習曲に限っちゃうんですが(笑) cyclops
と言うか・・・・・小品の珠玉集ですよね。。。ため息しか出ない。

いつか私の大好きなop35-17(セゴビア編の№6)の分析もよろしくお願いします。
って言うか、自分でできるように勉強せいっ!て話ですが....(汗)

あ! bounce cyclops これ。偶然にも、次にする予定の曲なんですよ〜♬。この曲は素晴らしいです。テンポや弾き方によって表情を変える素晴らしい曲です。 Surprised 。小気味良く弾くだけではもったいないほど、「おおお!」でした。

なので、まず!op6-8これから最期まで仕上げます。  あ・・・・・・書いちゃった Evil or Very Mad

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-08-06, 1:07 pm

さて。刺激されて、宿題有言実行?で仕上げます。

32小節目からですが、ストップしてた言い訳を。ここから終わりまで、先打音と言うかメロディーが常に「前小節の3拍目にくってる」、シンコペーションなんですが大好きなSor先生。そう書きたくない。練られたメロディーで、次の和声と最大限の効果を放っていますし、現代で言うポリリズムとも考えても新鮮。和声だけではなく音価(この場合は音の長さなど)も、とても苦心されています。
つまり「最終楽章」。ここまで弾けてもここを大事に弾かないと意味が無いほど重要な、秋刀魚の腸のような美味さです。なので書くのも緊張するんです。よし!行くぞ怪しい念力cyclops

まず、和声を並べてみます。今回に限りメロディーがまたがっているのでテンションは、まず分かりやすい様に避けます。書き方は1拍目、3拍目で読んでください。

32小節目 C D/F#
33小節目 G E/C7
34小節目 F Dm
35小節目 E7 A7/C#
36小節目 D7 G7/B
37小節目 C D7/A

和声で書くといつものようですが、全然意味が違います。楽譜上で確認すれば分かりますが、メロディがトーン・トン・トーン(分かり難いな)になっていますが、小節をまたがっているので、音の価値が全然違って来る。様は、下部和声が変わる事でトップノートは同じで浮遊感と違った音価(和声的)を持たせることに最大限の注意が払われています。

大まかに書くと3拍目では「和声内の音」なんですが、持続音ですので次に移動するとテンション(和声+その上の音)になる。テンションとして1拍目だけを抜き出してみましょう。33小節目から行きます。

33=G7(9)  34=FM9 35=E7(b9) 36=D7(9) 37=Cadd9 38=G7(13)

ちょっと野蛮な方法ですが、この時代に拍の頭にこれだけのテンションを持って来ると言う抜きん出た感覚。それも前小節からの継続音で残す。Sorの時代にあり合えない卓越した和声感覚で素晴らしい!。この数音で和声を無効化というか浮遊させると言うか、当時になかった発想でしょう。作曲家としていろいろな作品で見られますが、ここはそれだけ凄いです。

このいわゆるテンションはジャズなんかで弾くコードテンションとは別次元のもので、事実・・・・衝撃でした。これは今まで書いたようSorは少ない音数で最大の効果や音価(ここでは低音部の重さ=低いほど停滞感を与える)に苦心しています。それは技巧は、多分後で「作曲重視」の考え方から来ているのでしょう。音楽的に学ぶ意味がここにあるのでは無いかと思います。

内声+低音部を見てみます。譜面を眺めるだけでも、形は絵画の様で法則は守られ、メロディーと異なる一定の動きをしています。そして低音の重さも最後の方まで抑えられている。例えば36小節目まで開放のA音は出していない。重いからです。個別に弾くと低音さえメロディになってますね。実に最終楽章っぽい。素晴らしい。



38小節目 G7 G7(ここはF/Gとも考えた方がよく、アーメン終止(IVーI)とも考えられ美しいです
39小節目 Csus4 から   Cで終わり  映画を見た後のようです・・・・・。

=========

書き足りない気もしますが、この曲もこれで終わり。セコビアが1番に持って来たのは、こう言った事ではないかと想像します。つまり「音楽性をまず深める精神状態と呼吸」を意識しなさいと。音数の練習ならいくらでもあるから技巧と一緒に音楽性も学びなさい、感じなさいと言う感じか。

なんか名残惜しいのですが(涙)、、、この曲はこれでおしまい。次はOP35-17です。リクエストは偶然一致で前から思っていたんですが。ふう時間長過ぎ cyclops 。 「まめにやれよ!」って怒らないでください。怒るなら広末ちゃんかはるな愛を送りつけてください(爆 sunny

さらば〜!OP6-8。Sor大先生ありがとうございました。

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  kyo on 2010-08-06, 4:14 pm

kyoです。

黒白さん、とうとう最後まで行きましたね。
お疲れ様!でした。

黒白さんが終わりに書かれた
<セコビアが1番に持って来たのは、こう言った事ではないかと想像します。
つまり「音楽性をまず深める精神状態と呼吸」を意識しなさいと。
音数の練習ならいくらでもあるから技巧と一緒に音楽性も学びなさい、感じなさいと言う感じか。>

という言葉で自分の練習に足りないところをズバッと指摘された気がしました。
素晴らしい言葉です。座右の銘とします。

次はOP35-17ということで躍り上がって喜んでいます。
でも息切れしないようゆっくりゆっくりで行きましょう。
取り急ぎ御礼まで、これからもよろしくお願いします。


kyo

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

投稿  黒白・無外流 on 2010-08-07, 4:14 pm

kyoさん。コンバンワ。最後までいくと感慨深いですね。なんせ・・・・1年近く経っているし(笑)。ここの後半はもう少し書きたいところもあるのですが、特にリズムですけど終わります。 Surprised

という言葉で自分の練習に足りないところをズバッと指摘された気がしました。
素晴らしい言葉です。座右の銘とします。

と言うかそれしか考えられないですよね。。。他に派手な曲はありますが(それも練られている)セゴビアの選んだ基準と順番から考えれば。この辺は、達見した方が多いのでご意見を賜りたーいです cyclops
逆にイエペスは19(OP29n13)を持って来てますね。この曲も旧板で触れましたが、とんでも無い!和声感覚です。セーハが持たないですが。でも同じく音楽性が深いものを持って来ているんですけど張り合ったのかな?(笑)

次はOP35-17です。なぜか解釈上決めていました。3番とも言う手もあったんですが、途中、弾いていると「おおおお!」ってのがありますから Twisted Evil 。Sorが現代に生きていたらどんな作品を残すのかな・・・・

Fernando Sorに大感謝です cheers

黒白・無外流

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Re: Jazz屋から見たSor ~はじめに

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