タレガ記念イベントないし出版物

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タレガ記念イベントないし出版物

投稿  ???? on 2009-07-09, 5:51 am

みなさんおはようございます。

今年はタレガ没後一世紀なんですね。タレガ関連の書籍は

雑誌 現代ギター「2009年07月号臨時増刊号/タレガ ギター名曲講座(準拠CD付)」
タレガの生涯(改訂版)エミリオ・プホール著
フランシスコ・タレガ リウス/手塚健旨訳

が現代ギター社から出ています。若い頃プホール版を読んで感激した覚えがあります。

デルカン・ネットの西語板にある人がタレガ没後一世紀を記念してこれまで出版され
た著書や資料を纏めた総覧を作ろうじゃないかと呼びかけてます。

私も日本では上記の出版物があると書いたらリウス版も読んで何か書いてくれないかと
の依頼を受けました。どなたか上記以外の出版物や記念行事をご存知でしたら教えて下
さいな。

宜しくお願い致します。
Whooper 拝
P.S. 現代ギター社の桜井師匠にも尋ねてます。

????
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二冊読みました。

投稿  whooper on 2009-08-31, 12:45 pm

この宿題も片付けました。最初にリウス版を読んで痛く失望しましたね。何だかプホール版の再版か剽窃みたいなのです。その旨本人にまず伝えました。依頼者はこの人です。

http://www.geocities.com/RGUITPHIL/

そしたら自分はプホール版読むと書いて来たので「少し時間をくれ。両者読み比べて見る。」と返事しておきました。

この二冊は共に現代ギター社から出版されています。プホール版は1977年に高名な浜田滋郎氏の翻訳で出ています。私は初版を買って読んでいるからもう30年も前になるのですね。

リウス版は2005年に出ていますがこちらは前作が2,500円だったのに6,800円と高価です。前作の焼き直し見たいで筋の運びもエピソードも殆ど同じです。但し内容は前作の方が極めて濃いですね。

著作権の事が少しひっかかりました。音楽関係の著作ではベルン条約に本人の没後50年で著作権が消滅すると書かれています。プホールは1886年に生まれて1980年に亡くなっていますからまだ著作権は有効です。よその国の言葉に翻訳すれば問題ないのかも知れませんがその場合も本人に事前の了解を得る必要があると思います。

内容でタレガが愛奏していたギターがどちらにも紹介されていますが、プホール版ではトーレスの作で材質、形状とも詳しく解説されています。ちなみにこれは音響筒(トルナボス)の入った楽器でした。タレガはこれを生涯に亙り使っています。

後バルセロナ時代チェロの神様、パブロ・カザルスとも親交があったとどちらにも書かれています。私はカザルス先生を尊敬していますから同時期に買って読んだ「カザルスとの対話」これは秘書のコレドールが口述筆記したもので日本からは白水社が出していました。私のは1977年刷です。この本は世紀の変り目前後の事を色々描いていてバルセロナ時代の事も詳しく描かれていますが残念ながらギターやタレガへの言及は見当たりませんでした。

決定的な相違はプホールが最後の7章に「タレガ、その人と作品」と題して包括的な纏めを書いています。ここだけ分冊しても立派な著書になります。これはタレガの直弟子としてその時代を共に生きタレガの人となりを知る人物にも会って色々師の事を知った者だけが書ける文章だと思います。プホール自身、タレガ奏法の教本作家、音楽学者、古典音楽研究者、そして何より師譲りの名演奏家でしたからね。

リウス版は著者の見解、研究等を敷衍するものはなく往復書簡や未発表の写真などで構成を補完していますがこれらは傍証にしか過ぎません。タレガの葬儀に参列するセゴビアの写真もあります。プホール版から半世紀以上経っているし著者のリウスもまだ30代ですから深みに欠けるのは致し方ありません。

なお翻訳者の手塚健旨氏自身「これはプホール版を基にして書かれており美辞麗句に飾られている」と後書きで述べています。あまりリウス版に否定的な事を書きたくはありませんが若し「どちらが良いか?」と問われたら勿論プホール版をお薦め致します。両冊はオリジナルのスペイン語以外に翻訳されたものは日本語だけのようです。

ご参考まで

Whooper 拝
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