サンスの作品だったのか...
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サンスの作品だったのか...
KAREN さんの3月の演題として紹介のありましたサンスの作品.
あれからサンスの作品についてちょっと調べてみる機会がありました.
そしたら,思いがけない発見がありましたのでちょいと書きたいと思います.
例のパバーヌに始まる一連の3曲は,どんな形で作品集,出版物などなっているのかと,
興味を持たれたWhooperさんが調べ始めました. そして,ほぼ突き止めました.
イギリスで出版されたその作品集は24曲が選ばれ,かつ編者の解釈が原典に忠実ながら,
かなり精緻にまとめられたものでした.
現在でもその出版社のHPから購入できるれっきとした販売物なのですが,このネット社会,
いろいろ探せばあるもので,その中身をPDFで確認することができました.
そしているうちに,今回の発見があったのです.
冒頭から2番目(Rujero)と15番目(Paradetas),日本読みにはルヘーロとパラデータスと
紹介される曲,この2つの曲が私にとって思い出深い曲であったのです.
どういうことかと言いますと,NHKの「ギター教室」に関係してきます.
本家デルカンプ版やこっちでも,ギターの弾き始めや,馴れ初めなどの話題で,ある年齢以上の
方々の口から出るのは,「東京音楽アカデミー」や「NHKギター教室」,その後の「NHKギターを
弾こう,「趣味悠々,ギターを....」などであったりするのですが,私の場合も初期の「ギター教室」が
始めでした.
ちょこっと調べてみると,やはり今のネット社会,出てきます.
66年 4月~67年3月 阿部保夫 「魔笛」のテーマ/ソル
68年10月~69年3月 阿部保夫 「魔笛」のテーマ/ソル
70年10月~71年3月 寿楽光雄 ルへ―ロとパラデータス/サンス
各講師の後ろの曲名が,番組冒頭に流れる番組テーマ曲なのですが,「魔笛」は当時の
小学生の自分には手に負えずイマイチ弾いた記憶がないのですが,サンスの方になると
小学生から上に上がったせいか大部馴染んで弾いた記憶があります.
バロック的な雰囲気(実際バロックなのだが...)とテンポが実ににしっくり来ました.
ま,難易度も当時の自分には丁度よかったのかも.
その後この2曲はよくあちこちで弾いたりしたのですが,今回の出版物の譜と比べると微妙に
内容が違っている所もあり,解釈,編曲の方針がよく判ります.
面白いのは,当時の自分はこのサンスの作品をバロックのダウランドとか他の人の作品と勝手に
思い込み,今までずっとそれで押し通して(勘違いして)きたことです,大笑いです.
今でも時々ありますが,誰が作ったのかはあまり気にしないで,音だけを掴んでやっちまおうという
アドリブ的な感覚は,もうあったのかも知れません.
そう言えば,NHKのFM放送が今年で40周年と言ってましたが,FMラジオの番組のひとつに
「バロック音楽の楽しみ」とか「名演奏家の時間」などというのがあって,よく聴きました.
ああいうレコードは自分で所有することが極めて困難だし,まず,田舎じゃあの類の曲を耳に
することは不可能なので,とてもありがたく,印象深く記憶に残っています.
小泉文雄氏の「世界の民族音楽」なんてのもあったな,チャランゴとかケーナとか,ツィンバロンとか
見たことも聴いたこともない楽器の音が,世界中に沢山あるのを知らされ驚きの連続でした...
CONNA
あれからサンスの作品についてちょっと調べてみる機会がありました.
そしたら,思いがけない発見がありましたのでちょいと書きたいと思います.
例のパバーヌに始まる一連の3曲は,どんな形で作品集,出版物などなっているのかと,
興味を持たれたWhooperさんが調べ始めました. そして,ほぼ突き止めました.
イギリスで出版されたその作品集は24曲が選ばれ,かつ編者の解釈が原典に忠実ながら,
かなり精緻にまとめられたものでした.
現在でもその出版社のHPから購入できるれっきとした販売物なのですが,このネット社会,
いろいろ探せばあるもので,その中身をPDFで確認することができました.
そしているうちに,今回の発見があったのです.
冒頭から2番目(Rujero)と15番目(Paradetas),日本読みにはルヘーロとパラデータスと
紹介される曲,この2つの曲が私にとって思い出深い曲であったのです.
どういうことかと言いますと,NHKの「ギター教室」に関係してきます.
本家デルカンプ版やこっちでも,ギターの弾き始めや,馴れ初めなどの話題で,ある年齢以上の
方々の口から出るのは,「東京音楽アカデミー」や「NHKギター教室」,その後の「NHKギターを
弾こう,「趣味悠々,ギターを....」などであったりするのですが,私の場合も初期の「ギター教室」が
始めでした.
ちょこっと調べてみると,やはり今のネット社会,出てきます.
66年 4月~67年3月 阿部保夫 「魔笛」のテーマ/ソル
68年10月~69年3月 阿部保夫 「魔笛」のテーマ/ソル
70年10月~71年3月 寿楽光雄 ルへ―ロとパラデータス/サンス
各講師の後ろの曲名が,番組冒頭に流れる番組テーマ曲なのですが,「魔笛」は当時の
小学生の自分には手に負えずイマイチ弾いた記憶がないのですが,サンスの方になると
小学生から上に上がったせいか大部馴染んで弾いた記憶があります.
バロック的な雰囲気(実際バロックなのだが...)とテンポが実ににしっくり来ました.
ま,難易度も当時の自分には丁度よかったのかも.
その後この2曲はよくあちこちで弾いたりしたのですが,今回の出版物の譜と比べると微妙に
内容が違っている所もあり,解釈,編曲の方針がよく判ります.
面白いのは,当時の自分はこのサンスの作品をバロックのダウランドとか他の人の作品と勝手に
思い込み,今までずっとそれで押し通して(勘違いして)きたことです,大笑いです.
今でも時々ありますが,誰が作ったのかはあまり気にしないで,音だけを掴んでやっちまおうという
アドリブ的な感覚は,もうあったのかも知れません.
そう言えば,NHKのFM放送が今年で40周年と言ってましたが,FMラジオの番組のひとつに
「バロック音楽の楽しみ」とか「名演奏家の時間」などというのがあって,よく聴きました.
ああいうレコードは自分で所有することが極めて困難だし,まず,田舎じゃあの類の曲を耳に
することは不可能なので,とてもありがたく,印象深く記憶に残っています.
小泉文雄氏の「世界の民族音楽」なんてのもあったな,チャランゴとかケーナとか,ツィンバロンとか
見たことも聴いたこともない楽器の音が,世界中に沢山あるのを知らされ驚きの連続でした...
CONNA
CONNA- 投稿数 : 148
所在地(Location) : 東京都
Registration date : 2008/11/26
Villanos もあるでよ。
こう言う誘いだとついカキコしてしまうんだな。
私も古い世代の一人です。私は9番目のVillanosが記憶に残ってるんですね。これは京本先生のテーマ曲でした。寿楽先生の後で確か70年位から教えてられました。先生の編曲は主題が終わってからメロデイーが中ほどから12フレット位まで上がり下がってくるんですが実に嫌なスラーが付いてます。これが正確に出来なくて誤魔化してばっかり。今回手に入れたRaymond Burley編では凄くシンプルなんですね。あれは京本先生ご自身の編曲だったのかな。今でもNHKが出してた70年の教材「ギターを弾こう」を持ってます。なおVillanosはC.テデスコがセゴビアの為に書いた「ある貴臣の為の協奏曲」の主題にもなってます。
私もNHK FMを楽しみにしてました。「オール・ナイト・クラッシック」なんて徹夜番組があり色々聞き込みました。
それでは又
Whooper 拝
私も古い世代の一人です。私は9番目のVillanosが記憶に残ってるんですね。これは京本先生のテーマ曲でした。寿楽先生の後で確か70年位から教えてられました。先生の編曲は主題が終わってからメロデイーが中ほどから12フレット位まで上がり下がってくるんですが実に嫌なスラーが付いてます。これが正確に出来なくて誤魔化してばっかり。今回手に入れたRaymond Burley編では凄くシンプルなんですね。あれは京本先生ご自身の編曲だったのかな。今でもNHKが出してた70年の教材「ギターを弾こう」を持ってます。なおVillanosはC.テデスコがセゴビアの為に書いた「ある貴臣の為の協奏曲」の主題にもなってます。
私もNHK FMを楽しみにしてました。「オール・ナイト・クラッシック」なんて徹夜番組があり色々聞き込みました。
これも貴重な教材でしたね。民放で日立ホーム・オーデトリウム「バロック音楽を貴方に」という番組があってテーマはパッヘルベルのカノンがゆったり流れてました。「世界の民族音楽」も良くききましたね。柔らかいので「世界の音楽」はシャンソン、ラテン、カンツォーネ、カントリー、ジャズを週代わりで紹介してました。今と違って「音」は身近になかったからラジオが先生でもありました。FMの前はNHKラジオ第一、第二放送なんて。。。年ばればれかな。「バロック音楽の楽しみ」とか「名演奏家の時間」などというのがあって,よく聴きました.
それでは又
Whooper 拝
whooper- 投稿数 : 627
所在地(Location) : Osaka Japan
Registration date : 2008/11/13
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