現代のビウエラ
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現代のビウエラ
Obenfeldです。こんにちは。
このフォーラムの皆さんならビウエラといえば複弦6コースの古楽器(Vihuela de Mano、スペインのリュートと呼ばれていると先の弦楽器フェアで聞きましたが)はご存知と思います。ところが、今回はこれではなくて、YouTubeでvihuelaを検索すると、ラテン系の音楽で単弦の4-5弦で、胴の裏板が結構膨らんでいる楽器がでてきます。ギタロンを小型にした感じでしょうか。駒無しで弦を張っているように点など古楽器と似ています。サイズのバリエーションもあるように見えます。
ちなみに英語のWikipediaでは「Mexican vihuela」という名前で短い解説がでてきます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mexican_vihuela
ついでに、バホという複弦の楽器もあるようですが、写真を検索すると、これも駒が無いようですね。聞いたことの無い調弦のようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Bajo_sexto
詳しい方いらしたら教えてください。
このフォーラムの皆さんならビウエラといえば複弦6コースの古楽器(Vihuela de Mano、スペインのリュートと呼ばれていると先の弦楽器フェアで聞きましたが)はご存知と思います。ところが、今回はこれではなくて、YouTubeでvihuelaを検索すると、ラテン系の音楽で単弦の4-5弦で、胴の裏板が結構膨らんでいる楽器がでてきます。ギタロンを小型にした感じでしょうか。駒無しで弦を張っているように点など古楽器と似ています。サイズのバリエーションもあるように見えます。
ちなみに英語のWikipediaでは「Mexican vihuela」という名前で短い解説がでてきます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mexican_vihuela
ついでに、バホという複弦の楽器もあるようですが、写真を検索すると、これも駒が無いようですね。聞いたことの無い調弦のようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Bajo_sexto
詳しい方いらしたら教えてください。
Obenfeld- 投稿数 : 53
所在地(Location) : Tokyo+Osaka, Japan
Registration date : 2008/12/06
Re 現代のビウエラ
Obenfeldさんこんにちは。ビウエラねたに反応して出てきた古楽器好きのUENO Karenです。
というわけで、メキシコのビウエラにはそれほど詳しいわけじゃないですが・・・
手元にある「民族楽器大博物館」(若林忠宏著)という小さい本(笑)によると、「メキシコのマリアッチ音楽に欠かせない伴奏楽器」ということです。「ギタロンの一拍目の低音の後2〜4拍をかき鳴らす絶妙なコンビネーションで豊かな和音とリズムを提供します」とのこと。古楽器のビウエラとの関係は、「そのものなのか名前だけの継承者なのか分からない」。
メキシコって、スペイン領だったことがあるんですね。(無知な私。確かにあの辺一体は大航海時代にはスペインかポルトガルに占領されていたと世界史で習った覚えがあるが、楽器の知識とは結びついていなかった。)スペインに占領された1500年代といえば、ビウエラの全盛期ですから、ビウエラがメキシコに伝わっていても不思議じゃないんですね。おなじくマリアッチ音楽に使われるアルパと言う楽器は、やはり「植民地時代に伝わった欧州のハープをインディオたちががんばって自作した」ものだそうです。
メキシコのビウエラの写真を見ると、背板の極端に膨らんでいる所など、確かにギタロンにそっくりな楽器です。大きさはギタロンの半分位? 弦は5本。フレットは古楽器のビウエラと同じ巻きフレットですが、なぜか棹の半分までしかついていません…でも、調律はビウエラではなくてギターに近いんですね。不思議な楽器です。
というわけで、メキシコのビウエラにはそれほど詳しいわけじゃないですが・・・
手元にある「民族楽器大博物館」(若林忠宏著)という小さい本(笑)によると、「メキシコのマリアッチ音楽に欠かせない伴奏楽器」ということです。「ギタロンの一拍目の低音の後2〜4拍をかき鳴らす絶妙なコンビネーションで豊かな和音とリズムを提供します」とのこと。古楽器のビウエラとの関係は、「そのものなのか名前だけの継承者なのか分からない」。
メキシコって、スペイン領だったことがあるんですね。(無知な私。確かにあの辺一体は大航海時代にはスペインかポルトガルに占領されていたと世界史で習った覚えがあるが、楽器の知識とは結びついていなかった。)スペインに占領された1500年代といえば、ビウエラの全盛期ですから、ビウエラがメキシコに伝わっていても不思議じゃないんですね。おなじくマリアッチ音楽に使われるアルパと言う楽器は、やはり「植民地時代に伝わった欧州のハープをインディオたちががんばって自作した」ものだそうです。
メキシコのビウエラの写真を見ると、背板の極端に膨らんでいる所など、確かにギタロンにそっくりな楽器です。大きさはギタロンの半分位? 弦は5本。フレットは古楽器のビウエラと同じ巻きフレットですが、なぜか棹の半分までしかついていません…でも、調律はビウエラではなくてギターに近いんですね。不思議な楽器です。
UENO Karen- 投稿数 : 220
所在地(Location) : 新潟 → 鳴子 → 仙台 → 金沢(現在)
Registration date : 2008/11/23
Re: 現代のビウエラ
(いまさらなんですが)、皆さん、あけましておめでとうございます。
Obenfeldさま、のっけから面白い情報ありがとうございます。
Bajo sexto、名前は聞いたことあったのですが、写真で見るのは初めてでした。どこで聞いたかというと、実は
ライ・クーダーの古いライブの演奏で、最後の演奏者紹介のときに「Bajo sexto ~~」というくだりがあって、なにやら
低いマンドリンのような音がしていたのが、ずっと気になっていました。また、ライの初期の傑作アルバム「チキン・スキン・ミュージック」
(それとも「パラダイス・アンド・ランチ」だったかな?)の中にも、Bajo sextoというクレジットがあったのです。
もう、20年近く昔のことでしたが、この記事を見て突然思い出しました。
まだ「ブエナ・ビスタ・・」で有名になる前のライ・クーダー。当時から、若いのに渋い音楽をやっていました(めっちゃ、マニアック)。
youtubeでぜひチェックしてみてください。
(Bajo sextoの話からはそれてしまいましたが・・・)
Obenfeldさま、のっけから面白い情報ありがとうございます。
Bajo sexto、名前は聞いたことあったのですが、写真で見るのは初めてでした。どこで聞いたかというと、実は
ライ・クーダーの古いライブの演奏で、最後の演奏者紹介のときに「Bajo sexto ~~」というくだりがあって、なにやら
低いマンドリンのような音がしていたのが、ずっと気になっていました。また、ライの初期の傑作アルバム「チキン・スキン・ミュージック」
(それとも「パラダイス・アンド・ランチ」だったかな?)の中にも、Bajo sextoというクレジットがあったのです。
もう、20年近く昔のことでしたが、この記事を見て突然思い出しました。
まだ「ブエナ・ビスタ・・」で有名になる前のライ・クーダー。当時から、若いのに渋い音楽をやっていました(めっちゃ、マニアック)。
youtubeでぜひチェックしてみてください。
(Bajo sextoの話からはそれてしまいましたが・・・)
Atk- 投稿数 : 5
Registration date : 2008/12/04
Re: 現代のビウエラ
UENO Karenさん、Atkさん、
コメントたのしく拝読しました。
UENO Karen san:
Bajo sextoですけど、
ライ・クーダーという人は知りませんでした。YouTubeで聞きましたがBajoらしき音の部分は見つかりませんでした。残念。でも、とにかくその分野で使われている楽器だったのですね。Excite辞書で見るとBajoは「下の」という意味らしいので低音という感覚をもった楽器なのかもしれませんね。
コメントたのしく拝読しました。
UENO Karen san:
これ、私も気になりました。駒の構造といい、飾りのつけ方なども古楽器と同じなのに結構手抜きだったり。あたかも古楽器のような楽器で現代のポピュラー音楽をやっているのがとても興味深かった訳です。古い曲をひいても合うのではないでしょうか。フレットは古楽器のビウエラと同じ巻きフレットですが、なぜか棹の半分までしかついていません
Bajo sextoですけど、
ライ・クーダーという人は知りませんでした。YouTubeで聞きましたがBajoらしき音の部分は見つかりませんでした。残念。でも、とにかくその分野で使われている楽器だったのですね。Excite辞書で見るとBajoは「下の」という意味らしいので低音という感覚をもった楽器なのかもしれませんね。
Obenfeld- 投稿数 : 53
所在地(Location) : Tokyo+Osaka, Japan
Registration date : 2008/12/06
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